馴染んできました《5歳》
君影草「やっと2歳編が終わり、5歳編になります。まずはじめは説明会?ってか今までなにがあったかみたいなのをザザっと書きます。」
はいっ!私はティアラローズ・アリウム。前世の記憶を持つ転生者で、この世界では今5歳。ダリア王国の公爵家の娘なんだ。
前世の記憶はお母様のお腹に居たときからあったんだけど産まれてからはどんどん覚えてる事がなくなって、今は正直話すと楽しかったことや面白かったこと以外はほとんど覚えてないの。前の私がどうだった?とかもかなり怪しくなってきてるんだ。
でも、それが不安だったり怖かったりってのはないんだよ?だってね。記憶がなくなったー!ってより、私の記憶もティアラローズの体に馴染んだって感じなんだ。だから昔みたいに色々恥ずかしかったりってのも減ったし、あとかなり子供っぽくなった気がするの。まぁ5歳の体に違和感がなくなったんだよね。それにこの世界の家族が大好きだから不安とかないんだ♪
リチャードお父様は相変わらずあまあまで私を溺愛してくれてるし、フリージアお母様も私を大切にしてくれてる。
最近マナーをお母様から習いだしてからは厳しくなってるけど出来ればちゃんと誉めてくれて飴と鞭が凄く上手なんだよね。だからマナーの勉強も嫌いにはなれないんだよね~。習い始めはお母様の厳しさにびっくりしてちょっと苦手意識は出ちゃったけどね。
エドワード…エドお兄様ね。お兄様は凄く優しいのっ!今は8歳なんだけど凄く頼りになるお兄様っ!私が小さい時から勉強や剣術もしていて、かなり優秀らしいよ。あと、シスコン。まぁ、私もブラコンだけどね!
なんかね…慣れてきた私でも恥ずかしくなっちゃうぐらい「ティア♪大好きだよ。」っていっぱい言ってくれるの。昔みたいにただ妹として好きとか可愛いとかじゃなくて、「あれ?お兄様私のこと本気で好きなの?」って感じちゃうの。
お外に行く様になってから「僕らにはティアだけだって分かったんだ!そもそもあんなの無理だっ!!」ってぐったりした顔でちょっと涙目で抱き締められた時にはびっくりしたよ。
ついでに珍しく私から離れてお兄様についていったクロードも同じ様にぐったりしててお兄様と交代で何度もぎゅうぎゅうされた。お兄様だけじゃなくクロードまでこんな風に抱き締められたことはなかったからびっくりしたけど凄く嬉しかったし二人して可愛かったの。お父様達は苦笑いしてるし、お外でなにがあったんだろ?
その日はよく分かんないけどクロードもお仕事はお休みでそのままエドお兄様の部屋に連れていかれて2人が落ち着くまでぎゅうぎゅうされたりほっぺや頭、髪にちゅっちゅされまくったよ。
クロードにもあんな風には初めてされたけどクロードもやっぱりエドお兄様と兄弟なんだね。って思った。その日は私が寝る時間までってか寝たのもお兄様の部屋で3人で川の字だったよ。
トイレ以外離して貰えなくて様子を見に来たお父様にも「ちょっと衝撃が凄かったみたいなんだ。すまないが2人を癒してあげてくれないか。」ってお願いされちゃったんだけど…お外ってそんなに怖いのかな??
あ。クロードはね。父親違いだけど家族なんだ。普段は従者として仕事してるから兄妹って感じではないけど信頼できる大切な私専属の従者だよ。
あの日お兄様と一緒にはじめてぎゅうぎゅうしてくれてからはクロードもお兄様と一緒で変わった気がする。
今までは私には公私を分けてる感じで従者としか側に居なかったけどあれ以来、下町にいく時とかはお兄様と私と一緒にお揃いコーデしてくれるし、仕事外だと一緒に遊んでくれるんだ!お兄様の部屋ではお兄様みたいにお膝にも座らせてくれて絵本呼んでくれるし♪こっちのクロードのが大好き♪
あとあの日クロードの口が実は悪いことが判明したの。あのクロードが私を抱き締めながら「あぁ。マジありえねー。あんなん無理だろ。」「ティア可愛ぃ。俺らにはティアだけだ。」とか言ってるんだもん。びっくりしてたらお兄様からクロードは小さい時からこんな感じの喋り方で、私の従者として頑張るために口調も変えるのをホントに頑張ったんだよ。って言ってた。
小さい時の記憶を思い出したけど赤ちゃんの時にクロードが私の前で喋らなかったのはこれが理由?っと思い聞いてみたら、私が覚えてる事にびっくりされたけど「僕の口調の悪さをティアに覚えてほしくなかったんだ。喋れるようになって真似されたらショックだし、流石に貴族令嬢がこの口調だとまずいだろ?」って。確かに貴族令嬢がこの口調はだめだゎ。
その後からもクロードが休みの日はお兄様の部屋で過ごすようになって、エドお兄様に負けないぐらい私を溺愛してくれてる。クロードもお兄様と同じで妹だからってのとは違う愛で方な気がするんだよね。2人からの好き好きアピールには流石に恥ずかしくなっちゃうよ。意識しない方が無理だよーっ!!!もしかしたら前世とは違い一妻多夫の世界だし恋愛とか結婚とかも前世の知識とは違ったりするのかな…?
あと、5歳の誕生日の日には私が転生者だと知ってたことを皆がいる時に話してくれたの。「ティアが転生者でもティアは私達の可愛い娘だ。」「この国にも転生者は数は少ないがいるんだよ。」「転生者は馴染めないこともあるし、僕らとは違う悩みもあるらしいけど1人で悩まないで。僕らがいるよ。」「お嬢様が転生者でも私達の大好きなお嬢様は今のお嬢様です。」「転生者はこの国にない知識を持つから狙われる場合もあるが、私達が必ず守るからな!」って皆がいっぱいいっぱい言ってくれて今まで話せなくて辛かったことが爆発しちゃって沢山泣いちゃった。多分産まれて初めてあんな風に泣いたよ。
私が「前世の記憶をもってるのが気持ち悪くないの?」とか「娘や妹じゃなかったって思われないか不安だったの!」って泣く度に皆が順番にぎゅうぎゅう抱き締めてくれて「気持ち悪いとかないよ!」「だってティアは天使なんだから!」「可愛い私の娘だっ!」「お嬢様以上に可愛い女の子はいません!!」「むしろ前世があったからこそティアは今のティアで、こんなにも天使に育ってくれたんじゃないかっ!」「そうだよ!ティアは本当に天使なんだからね!」「私の娘は本当に天使なんだ。転生者だけでなく正直天使であることに狙われるほうが高いよ。」って…。
泣きすぎてなに話してるのかよく分かんなくなっちゃって「あれ?私天使に育ってないよね?私人間よ?え?種族人間よね?!この世界、天使って種族いるの?!」って違う事にまでパニック起こしちゃったのは今では笑い話だよね。ま、種族はちゃんと人間でしたよ(笑)あぁー。びっくりした。そして妖精はいるけど天使の種族はないって。だって獣人がいるし、妖精がいるしってきたら天使もいそうだと思っちゃったんだもん。天使の様に可愛いってことだったみたい。…それはそれで恥ずかしいかな。
あ!そうそう!!エドワードお兄様は7歳の時に第一王子様のお友達になったんだって。本とかでの側近的な立場かな??って思って聞いたらまだ候補でこれなら相性などや王子にふさわしいかをみる感じって言ってたんだけど…一年たって側近になったみたい。何人か他にも側近はいるみたいだけどどんな人達かは教えてくれないんだ。「ん~?ティアは知らなくていいよ~♪」ってニコニコしながら流されちゃうの。
お友達かー。私下町には行けるようになったんだけど…買い物に行く感じで女の子…あれー?見たことない気がする。まぁ、お兄様達と護衛達がいるからいても遊べないけどさ。女性は居るけど下町のおばさんって感じの人しか見たことない。元気いっぱいで夫の尻を敷くタイプの人がお店で見る場合はそんな感じ。一度買い物してる女性で平民でも気の強い感じの人を見かけたけどびっくりしてお兄様にしがみついてからは全く見かけなくなっちゃった。
私も7歳には一度王城で行われるお茶会に参加しなきゃ行けないんだけどその後からは無理してお茶会に参加したりはしなくていいってお父様達から言われた。
あと、「エドワードですらあんなに衝撃を受けたんだ。ティアが耐えられると思えない…行かなくてもいいか陛下に相談するからな!」って言ってたけど…不敬じゃないの?ってか、貴族の子はとりあえず参加なんだよね?いやいや、私だけ参加しないとがダメでしょ?!って思いながらアタフタしてたらお兄様まで「あれはダメだよ。ティアに見せていい場ではないですので父さん頑張ってください。」とか言いだしちゃうし…大丈夫かな?アリウム家…。ま、その話しはあれから全く聞かないんだけどね~。
そうそう!5歳になって抱っこ移動は完全に卒業したよ!!服も普段はワンピースがメインで、ドレスはマナーの勉強する時間ぐらいかな?あとお祝いの時とかお母様やお父様も参加するお茶会?みたいなとき。
おやつのお茶の時間にたまに参加してくれてマナーの成果を見てくれるの♪ドレスの私を見たいためみたいだけどね(笑)ある程度マナーを見た後からは膝に乗せて「可愛い♪可愛い♪」「あぁ。私達の天使。」「今日の妖精さんの服も可愛いゎ。」って感じでぎゅうぎゅう抱き締めたり頭を撫でたりしてるんだ。お父様なんて「あぁ。癒される。」って言ってるしお疲れなのかな?心配だな…「私にぎゅっ!てするだけで癒されるならいつでもぎゅっ!するよ?あのね。お仕事いつもお疲れ様です。無理しないでね。」ってぎゅーーーーっっっ!!!ってしたらお父様涙目ではしゃいじゃって…。
セバスが次の日に「リチャード様嬉しかったみたいでいつも以上に頑張ってくださいまして。仕事終わらせるのが本当に早くて更には他の仕事までささっと終わらせてくださいまして。本当に助かりました。またお願いします。」って凄くニコニコしながら言われちゃった。
いやいや、仕事の心配して頑張って仕事終わらせたのに他のまでしちゃったとかお父様大丈夫かしら?セバスがあんな風にニコニコしてたなら大丈夫だろうけど…あぅ。やっぱり心配だよ…。
はじめてティアラローズ以外の貴族令嬢をみたエドワードやクロードはかなりの衝撃を受けました。ティアラローズしか貴族令嬢を見たことなかった為にティアラローズとの違い、一般的な貴族令嬢に恐怖すら感じるレベルで。
一応リチャード達も事前にエドワード達に話していたが「まかさここまで酷かったか?」っと久々に見た幼い貴族令嬢達に大人達ですら衝撃を受けたため、子供達の反応は仕方ないことでむしろ立ち直れなかったどうしようとすら思ったほどだった。
リチャード達も知らず知らずのうちにティアラローズに染まっていて、ティアラローズは天使だが、まぁ普通は礼儀を習いはじめの子供だし。っと甘く見ていた。ちょっと礼儀知らずだったぐらいだよな?っと。そしていかにティアラローズが天使かを再確認したのであった。
甘やかされてきた我儘な貴族令嬢達が王城でのお茶会だからと何とかしてマナーを習わせた…いや、習わせだした…習ってるよね?レベルだったのでもはや幼い貴族令嬢とは「平民よりも偉い」「貴族なんだから偉い」「女の子なんだからみんなが私のいうことを聞いて当たり前」「あなたも女の子だからってなに。私が一番よ」っと貴族階級無視の傲慢振舞いなのであった。それを経験してから女の子でも上下があるとか階級が上の貴族令息のが偉いとかを何となく学び、マナー学びだし外面ができていくのであった。




