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004 わたしに似た何か

 



 戦艦ロクス・アモエヌス。

 楽園の名を冠するこの艦には、数十体のドールを収容できる格納庫がある。

 そこで、複数日に及ぶ外部訓練を完了したアリウム・ルビーローズは無言で、自らの搭乗するドール“テミス”を見上げていた。

 幾多のフォークロアとの戦いで傷つきはしているものの、大きな損傷は見られない。

 彼女が学園に入学してから一年――はじめての外部訓練にしては、上出来と言えるだろう。

 だが、アリウムの表情は浮かなかった。


「湿気た顔してんなぁ、あんだけ大暴れしておきながら」

「はぁ……ザッシュか」


 アリウムは軽くため息をつくと、軽薄に声をかけてきたザッシュのほうを見た。

 彼のドール“ヘスティア”は隣に格納されていたが、そちらはテミス以上に無傷である。


「あーあ、偉そうに『外に出るんだぜ俺』とか言ってきたのに、こんな有様でどう弁明するかねぇ。まっさか、初日に脚部損傷して、それから最終日まで出撃できないとはな」

「修理は終わったんだろう?」

「ああ、おかげさまで新品同様の状態で学園に戻れる。ったく、フレンドリーファイアなんてついてねえ」


 ザッシュは頭をかきながら、顔をしかめた。

 誤射をやらかした先輩からは平謝りされていたが、これは許す許さないという問題ではない。


「なあ、アリウムも一緒に説明してくれよ。あいつら、絶対に俺の言葉だけじゃ信じねえからさ」

「……話したこともない相手に私が語ってなんの意味がある」


 操者となった人間は、その実力によってコロニー政府によって格付けされる。

 何歳だろうが、学園に通っていようが関係なく、平等に順位で並べられるのである。

 クラスSが上位五名、クラスAがその次の十名、クラスBは二十、クラスC~Eまでは三十名ずつ。

 学園に入学した直後は、操者になりたてということで、ほぼ全員がクラスEに配属される。

 だが才能に溢れた者ならば、一年も経たないうちにクラスCまで上り詰める。


 外部での戦闘に参加できるのは、クラスC以上の操者だけだ。

 つまりアリウムとザッシュは、入学してから一年足らずでその資格を得たエリートであった。


「クラスC序列一位のアリウムなら、説得力があるだろ?」

「序列十九位のお前でも十分あるはずだ」

「いやぁ、全然違えわ。すでに実力はクラスBの上位ぐらいあるって言われてんだ。俺なんかとは大違いだよ。現に、こうしてはじめての外部訓練だって余裕でこなしたわけだしな」


 言いながら、馴れ馴れしくアリウムの肩に手を回すザッシュ。

 アリウムは無表情で、その手を払いのけることもしなかった。


「なあ、アリウム。俺ら、初等学校からずっと一緒だろ? そろそろさ、俺に心を開いてくれてもいいと思うんだよ」

「別に心を開いていないわけじゃない」

「そうかねぇ。なんつーかさ、邪魔してるもの(・・・・・・・)があると思うんだわ。今だってそうだ。たぶんあいつのことだと思うんだが――」


 その言葉に、アリウムは露骨に視線をそらした。


「死んだやつのことなんて――ましてや役立たずの人殺しのことを考えてなんの意味がある?」

「そういう、つもりでは……」

「死んで当然の人間って、俺はいると思うんだよ。いなくなるだけで世の中がきれいに回るようになるっつうのかな。それが、プリムラだった。アリウムだってそう思ってるんだろ?」

「……」


 アリウムは唇を噛む。

 確かに、そう思っていた。

 だが、『殺人幇助の証拠は偽物だ』と聞かされては、複雑な心境にもなるというものだ。


『違う、違うっ、そんなわけないっ! わたしは少しでもアリウムちゃんの力になれればって!』


『違う……違うよぉ……そんなの、ありえない……なにかの冗談だよぉ……』


 プリムラの悲愴感に満ちた言葉は、全て事実だったのだから。

 そして、アリウムはアリウムで、彼女に絶対に言ってはならない言葉を吐き捨ててしまった。


「人の命は……そんなに軽くはない」


 拳を握りしめ、絞り出すようにアリウムは言った。


「真面目だねえ、アリウムは。でもそれって辛いっしょ? もっと軽く楽しく生きないと、せっかくこんな都合のいい力が手に入ったんだしさあ! 俺らには権利があるんだよ、自分の都合を他人に押し付けていい権利が」

「そんなものは……!」


 否定しようとするアリウムに、ザッシュは顔を近づける。


「あるんだよ。現に、プリムラが死んでんじゃねえか」


 悪意が、そこにはあった。

 自分に向けられたものでないとわかっていても、背筋が凍るような邪悪である。


「まさか、証拠の捏造はザッシュが!」

「いやあ、別に俺はなにもしてないぞ? ただ、一年でクラスCとなるとさあ、知っての通り取り巻きみたいなのが出てくるわけよ。特に議員の息子なんかがDとかEでくすぶってたりすると、まあ必死だよなあ」

「自分はなにもしていないと?」

「もちろん。俺はちょっと、あいつらの前で『プリムラって邪魔だよな』って話しただけだよ」


 それは言うまでもなく、自白だ。

 しかしザッシュの余裕が示すように、罪を問えるようなものではない。


「っ……ザッシュ、お前はッ!」

「おぉっと、なんで怒るんだよ。アリウムだって同じだろ? あいつのこと邪魔だと思ってた。消えてくれればいいと思ってた。今はいい子ちゃんだから悲しむフリ(・・)してるが、学園に戻りゃ一日か二日で忘れちまうもんさ」

「……っ!」

「だから睨むなって、結構迫力あって怖いから。ただ俺は事実を言っているだけだ。お前の本性は、必死で励ましてくれたプリムラを簡単に裏切るような女だ。結局、俺らと同類なんだよ」


 同類――その言葉が、アリウムの頭の中に何度も響いた。

 正しく生きようと決めていた。

 己の正義で多くの人を守る操者だった父に憧れ、同じ生き方をしようとしたのだ。

 だがザッシュの言う通り、アリウムはプリムラを裏切った。

 自分の家族を失ってもなお、沈む自分を励まし続けてくれた最愛の従姉妹にして、一番大事なはずの親友を――どんな事情があろうとも、避けて、見捨てたのである。


「正義なんて薄っぺらくてちゃちいもんだ。同類同士、仲良くしようぜ?」


 ザッシュはアリウムの肩を軽く叩くと、笑いながら格納庫を去っていった。

 そして、アリウム一人だけになると、その場はしんと静まり返る。

 沈黙が重い。

 心にずしりとのしかかり、お腹の少し下のあたりが鈍く締め付けられる。


「……なあテミス、私はどうしたらいい」


 そうしたかったわけじゃない。

 そうなりたかったわけじゃない。

 あとから言い訳をしても、他者からの評価を決定するのはいつだって結果だ。

 裏切り者、薄情者、卑怯者。

 アリウム・ルビーローズにふさわしい評価はそういった罵倒だ――と、彼女は自分で思う。


「私が求めていた正義は、一体どこにあるんだ。私には、今の自分にそれが無いこと以外、なにもわからないんだ……」


 テミスは答えない。

 当然である、アニマには意思などない。


 人間の魂の許容量には限界が決まっている。

 操者は他者の魂をつなぎ合わせるため、その許容量が大きくなくてはならない。

 適性が高い人間とは、すなわち“魂の器”が大きい人間を指す。

 自分自身の魂があるので、一般的な適性指数は100だ。

 操者としての最低ラインが120と言われ、操者全体の平均値で135、150を超えると高い資質を持つと言われていた。


 そんな中、アリウムの指数は180。

 すなわちそれは、1.8人分の魂を自分に宿すことができる、ということを意味している。

 自分の分を差し引けば、残るは0.8人分。

 約定を結ぶアニマから、20%分だけなにかを諦める必要があった。

 そうなれば当然、切り捨てられるのは“人格”や“記憶”と言ったパーソナルな部分だ。

 ドールを動かすのに必要なのは、アニマの持つ魔力と、現代に伝わる神話だけなのだから。


「……アニマさえあれば、神が私を導いてくれるんじゃないかと思っていた」


 彼女がそれを見失ったのは、言うまでもなくあの日がきっかけだ。

 だが単純に、それが“人殺しの娘への憎しみ”だとか、“八つ当たり”のような感情論のせいだったのなら、苦悩はここまで深くはならなかっただろう。


「いや……そんなことを考えている時点で、だな」


 アリウムは力なく笑い、首を振った。

 他人のせいにしたところで、最終的には自分が決めることだ。

 そう――自分で決めて、アリウムは自らの手でプリムラを突き放し、殺したのである。

 その罪は、おそらく一生消えることはないだろう。




 ◇◇◇




 格納庫をあとにしたアリウムは、自室へ戻るため廊下を歩いていた。

 すると向かいから、慌てた様子で女性が走ってきた。

 タイトめなスーツを纏った彼女は、情けない顔をしながら胸を上下に揺らしている。


(ボタン先生。無防備にそういう姿ばかり見せるから、男子学生に舐められるというのに……)


 内心呆れていると、通り過ぎると思っていたボタンはアリウムの目の前で止まった。


「はぁ……ひぃ……ふぅ……」


 そして膝に手を置き、肩を上下させながら呼吸を整える。

 アリウムからは彼女の谷間が丸見えだった。


「先生、胸」


 さすがに黙っているわけにはいかず、アリウムがそう指摘すると、ボタンは慌てて立ち上がり胸元を隠した。


「み、見えてましたか……?」

「谷間だけですが、青少年には少々刺激が強いかと」

「……ごめんなさい」

「もっと隠れるスーツのほうがいいんじゃないですか」

「そういうのも着たことがあるんですが、それはそれでどこを見ていいかわからない、と言われまして……」

「それはそれでって……」


 ボタンは涙目だ。

 そこまで胸の大きい女性の悩みは、さすがにアリウムにもわからない。


「まあ、それはさておき、慌てて走ってきてどうしたんですか? 尋常じゃなく慌てていたようですが」

「あ、うん、そうでした。アリウムさん、一緒に艦橋まで来てくれません? 艦長が操者を探してるんです」

「なにかあったんですね」

「ええ、危機的状況ではないのだけれど、調査要員が欲しいみたいで」

「わかりました、向かいます」


 アリウムは表情を引き締め、ボタンとともに艦橋に向かう。




 ◇◇◇




 艦橋にはすでにザッシュが待っていた。

 おそらくアリウムより先にボタンと鉢合わせたのだろう。

 彼は「よっ」と笑いながら手を上げたが、アリウムは気まずそうに目をそらした。

 そんな二人のやり取りに首をかしげるボタン。

 そこで艦長が咳払いをすると、三人の背筋がピンと伸びた。


「クラスCが二人か」

「偵察なら問題ないと思います」

「そうだな」


 低く淡白な艦長の言葉に、ザッシュとアリウムの表情には緊張が浮かんでいる。

 本物の軍人を前にすると、学生というのはどうしても凝り固まってしまうものだ。


「あの、艦長……なにが起きたのでしょうか」

「これを見ろ」


 艦首方向に、スクリーンが浮かび上がる。

 シナプスネットワークをを構築するナノマシンは、普段は人間の脳に干渉し、情報を視界に浮かび上がらせるだけである。

 だが一時的に一箇所に集結し、発光することで、こういった“画面”を空中に浮かべることも可能であった。

 表示された画像は、ロクス・アモエヌスの直下の様子を撮影したものだ。


「これは……」

「とんでもねえことになってんな」


 ボタンはすでに確認していたが、それでも固唾をのんで画像に釘付けになっている。

 荒野に無造作に投げ捨てられた、“残骸”の数々。

 それがフォークロアの亡骸であることは、操者ならばひと目でわかった。

 問題はその数だ。

 見える限りで10体分はくだらない。

 それが一帯に広がっているのだ。

 少なく見積もっても100体以上の残骸がそこにはあるのだ。


「共食いか?」


 ザッシュの言葉に、艦長は首を横に振った。


「この規模だと百メートル級フォークロアが暴れたことになるが、そんなものはどこにも確認されていない。というより、フォークロアの反応自体が、この周辺だけ不自然に存在しないのだ」

「ならば、一体誰が……」

「それを調べてもらうために君たちを呼んだのだ。降りてくれるか?」


 ザッシュとアリウムは顔を見合わせた。

 互いに迷いはある。

 ザッシュはこの状況に“嫌な予感”を覚えていたし、アリウムは万全の精神状態とは言えない。

 しかし、これは操者として手柄を上げるチャンスでもある。


「喜んでお受けいたします」

「俺も引き受けさせてもらう」


 二人がそう告げると、艦長は満足げに微笑んだ。




 ◇◇◇




 心配そうにあたふたするボタンをよそに、出撃準備は迅速に進む。

 ロクス・アモエヌスは着陸し、ハッチを開放。

 二機のドール――テミスとヘスティアが、大地へと降り立つ。


「こりゃまた派手にやってんなぁ」


 残骸をつまみながら、ヘスティアを操るザッシュが言った。

 二機のドールはシナプスネットワークを利用した通信で繋がっており、リアルタイムで声の送受信を行っている。


「あぁ……刃物で切断されたものもあれば、ねじ切られたものも、えぐられたものもある」


 テミスはしゃがみ込み、フォークロアの残骸の断面を観察する。


「でも巨大フォークロアはいねえんだろ? なんだって、こんなことになってんだ?」

「……ドール」


 アリウムの脳裏に浮かぶのは、プリムラの姿だ。

 アニマすら所持していない彼女が、これだけのフォークロアを一方的に倒すことができるとは思えないが、どうしても頭の片隅にちらつく。


「おいおい、まさかあいつがやったとでも思ってんじゃねえだろうな。ありえねえよ、とっくにフォークロアに食われて死んだに決まってる」


 ザッシュは半笑いで言った。

 アリウムとて、本気でプリムラが生存していると考えているわけではない。

 だが――


「プリムラ以前に、同じように追放処分を受けた操者は存在するのか?」


 この世界に、野良のドールなど存在しないのである。

 また、コロニーの外にドールを持ち出す場合、政府に申請しなくてはならないのだが、現在アリウムたち以外に外部へ出撃している機体は存在しないはずであった。


「少なくともここ数十年の記録には無いんじゃねえの。でもよお、ドールがいるんなら、それこそ戦艦のレーダーに引っかかってないとおかしいだろ」

「彼女のドールはデータベースに登録されていない」

「はあ? なんでだよ」

「ブランクだからだ」


 全てのドールは、与えられた時点でコロニーのデータベースに登録され、管理される。

 それぞれの機体が――正確にはアニマだが――宿す魔力は固有の周波数を持っており、それをレーダーで探知することで、味方を識別することができるのだ。

 しかし、それができるのは魔力が存在する場合のみ。

 つまり、アニマを所持しないプリムラは、レーダーに引っかかることはない。


「はっ、なら心配いらねえだろ。ブランクでこんなことできるわけねえからな。しっかし……うっへぇ、えぐいな。こいつ手や足が全部バラバラにされてんぞ」


 テミスは動きを止め、アリウムはその中で考え込む。

 この光景に、彼女は言いしれぬ不安を覚えたのだ。


「憎しみを感じる……」

「あぁ? 憎しみ?」

「やり方に……いや、この景色にだろうか。私は、人間の憎しみのようなものが宿っているように感じるんだ」

「すまん、ポエムは趣味じゃねえんだわ」

「詩ではなく――」


 反論しようにも、うまく表す言葉が見つからない。

 どうしても漠然としてしまう。

 だがアリウムには、これが人間以外の何かがやったことだとは思えなかった。

 見れば見るほどに、その確信は強まっていく。


 しかし、任務はあくまで“状況の確認”。

 客観的に、ただ見てきたことだけを伝えることを求められている。

 アリウムはザッシュに説明するのを諦め、フォークロアの残骸を調べた。


 すると、ふいに前方にいたヘスティアが足を止める。

 ザッシュは遠くをみたまま、しばらく動こうとはしなかった。


「どうしたんだ、ザッシュ。なにか見えたのか?」

「ああ……動いてる。まだ小せえが、こっちに近づいてきてるんじゃねえのか? なあオペレーター、応答頼む。レーダーになにか引っかかってないか?」


 艦橋のオペレーターに問いかけるザッシュ。

 返事はすぐにあった。


「こちら艦橋、レーダーにはなにも写っていません。しかし……」


 通信の向こうで、女性は困惑する。


「しかし、どうしたんです?」

「肉眼で、確認しました。ドールです。ドールが、巨大なフォークロアの残骸を……おそらく五十メートル級だと思われます。それを引きずりながら、こちらに接近しています」

「五十メートル級を引きずって……?」

「おいおいおい、どんな化物だよ。なあ、ドールってのはどんな見た目をしてんだ? こっちからじゃよく見えねえんだよ」


 戦艦は一旦、テミスとヘスティアを降ろして離陸している。

 砂埃舞う地上よりも、遥かに視界は開けているはずだ。


「白、です」

「白? 白いドールなのか?」

「というよりは……ブランクドールと言いますか……」

「……ブランクドールが、五十メートル級のフォークロアを引きずっているのか?」

「冗談だろ」


 信じられない――否、ザッシュは信じたくなかったに違いない。

 だが近づいてくると、地上の彼らからも、その姿をはっきりと見ることが出来た。

 確かにあれは、細部に違いはあるものの、ブランクドールだ。

 無力で、無様で、みじめな少女(プリムラ)の象徴。

 それが、小さな山ほどの大きさがあるオリハルコンの塊を引きずって、こちらに接近している。


「ドールの姿をしたフォークロアって可能性は無いのか?」

「フォークロアの反応はありません」

「だったら――」


 ザッシュは他の可能性を探し続けたが、なによりも確実な証明が、そんな彼の元に届く。

 ピピピ――通信希望が届いていることを示すアラームが、操縦席内に響いたのだ。


「っ……」


 彼は生唾を飲み込む。

 その音は、現在進行系で通信を繋いでいるアリウムにも聞こえていた。

 彼女の表情にも、緊張が浮かぶ。


「……つなげて、いいか?」

「ウイルスの類は確認されません。フォークロアによる精神汚染でも無いようです」

「ザッシュ、頼む」

「ふぅ……了解」


 ザッシュは浮かぶ画面に触れ、通信を許可する。

 そして表示されたのは――死んだはずの、少女の笑顔だった。


「ただいま」


 プリムラはザッシュの顔を見ると、さらに唇を釣り上げてそう言った。




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