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第30話:最終話

・・・・・・ふっと意識が戻った。


隣には痲緒梨がいて、包帯は巻かれていないようにみえる。

「悟夢。」

痲緒梨は涙を流していた。

「無事でよかった・・・・・・痲緒莉。」

「あたしも・・・・・・悟夢が無事でよかった。でも、ミヨナが・・・・・・死んじゃったの。」

話を聞くとやっぱり薬で完璧におかしくなっていたらしい。

泣きじゃくる痲緒梨。

「そんな泣くなって。」

起き上がったとたんカラダに激痛が走った。

「あたし、最低だよね・・・・・・またミヨナから悟夢奪って・・・・・・ミヨナまで殺しちゃうなんて。」

「アイツはおかしくなってたんだよ。自分を責めるなって。」

俺は・・・・・・どこを刺されたんだろう。

あぁ、胸の辺りか。

俺たちはもうきっと・・・・・・離れないでいけるだろう。

「あた・・・・・・し・・・・・・もう、自分が嫌になる・・・・・・純太傷つけて・・・・・・ミヨナも傷つけて・・・・・・あたしのせいで今度は悟夢にいっぱい・・・・・・いっぱい危険な目にあわせて、も・・・・・・嫌になる・・・・・・こんな自分が嫌で嫌で仕方ない。」

「しょうがねぇだろ?忘れられなかったんだから。」




そう、何度だって手放されて遠くへ行った。


何度も傷つけあった。


何度もすれ違った。


何度も、何度も。


一度はお互いに記憶さえ失った。


自分が存在する理由が分からなくなって他人に甘えたり、やっぱり違うと思っていろんな人を傷つけてきた。


傷つけずに通る道はなかった。


お互いを求めたらそれはどんな他者が入ろうとも屈しない強い思いを持ってしまった。


それだけのはずだった。


それが大きくなって、ついには死者という犠牲を出した。


どうしてそこまでしてそばにいたのか、そばにい続けたのかったのか、分からない。


ただ、思いが強かっただけなのかもしれない。


それは、はたから見れば重いといわれるものなのかもしれない。


でも、それでもめぐり合った。


めぐり合わされた。




痲緒梨に―――・・・・・。




悟夢に―――・・・・・。


だから誓おう。

『もう、離れないで』

そしてもう、逃しはしない。

気づいてしまったらもう、“それ”にはあらがえないんだ。

『二人でずっと』

時に永遠は存在しない。

存在するのは進むことを知っている人間の中にしかない。

だけど、ずっと先まで。

どんな困難があっても立ち向かっていこう。

先まで。

『君と一緒なら怖くない』

何があるか分からない未来でも、

君と一緒なら・・・・・・。

二人が一緒なら・・・・・・。

いろんなものに出会って、いろんなものを得よう。

これから先を描いてみよう―――・・・・・。

はい、ここまで読んでくださった皆様に感謝いたします。書いてる途中で感想がなかったのであんまり面白くないんだな〜とか、アクセス数が日に日に下がっていくな〜とか思っていたので無理やり終わらせるかやめるかで悩みました。

ですが、ここまで続けられたのも皆様のおかげです。

ありがとうございました。

やっぱり未熟者の小説はあんまりでも、書ききることが“大事”ですよね。

そんなこんなですが、無事終了できました。

ありがとうございました。




恋愛依存症の二人の

      出会い・・・・・・。

   それがすべてを変えていく。



.。○真の愛を得るまで……○。.

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