第22話;真実
ついにミヨナの話になった。
ほとんど愚痴にしかきこえない。
そうしてあいつか痲緒梨を利用しようとした話しにさしかっかったとたん、痲緒梨は思い切り車椅子をたたいた。
「もういい!言わないで!」
「痲緒莉・・・・・・?」
「ミヨナはそんなひどい子じゃない!どうしてミヨナをそんなに悪く言うの!?」
「実際の話しなんだ。」
「嘘だよ!そんなの嘘!あたしは友達だったんだから!何も知らないあなたにとやかく言われたくない!」
あなた・・・・・・。
あなた・・・・・・?
言葉が胸に突き刺さる。
「じゃぁ一つ聞く、お前たちの仲を俺が壊してなんのメリットがある?」
「・・・・・・わかんない・・・・・・けど!」
「もういい。話すだけ無駄だ。」
立ち上がってそのまま外に出た。
「あっ!!」
追いかけようとしたらしいが、俺のほうが早かった。
しばらく離れていようと思った。
そうして数日後。
会いに行くと、あいつはナースさんと話をしていた。
「ねぇ、よくお見舞いに来てくれる人が自分の彼氏なんだっていきなり言われたらやっぱり付き合うべきなんですか?」
「さぁね。あなたはその人のこと好きなの?」
「分からないし、でも、彼氏って言うんだったら付き合ったほうがいいんじゃないかと思う。」
「じゃぁそうすれば?」
「そうですよね。もし終わっても次にいけばいいか。」
突き刺さる言葉の数々。
簡単に次を見つけるのか?
「そんな簡単なものなの?」
「でも、責任みたいなの感じちゃって。」
責任・・・・・・?
そうか・・・・・・俺のことが分からないんだもんな。
こうなることを恐れたのか。
お前は・・・・・・だから、俺に彼女だということを言わなかった。
また、責任とかじゃなく、心から好きになってもらうために・・・・・・。
自分が同じ立場に立ってようやく理解した。
でも、遅すぎる。
同じ立場になった後じゃ遅すぎるんだ。
誰でもいい。
誰でもいいよもう。
誰か・・・・・・助けてくれ。
で・・・・・・いつ俺はミヨナのところに着たんだろう。
どうして隣でこいつが寝てるんだろう。
記憶のない自分が恐ろしい。




