第1話:あの頃のあたし。
ミヨナとあたしは今。
廊下で話してる。
そして教室に入るとまた話しだす。
ガタンッ。
ガタン……?
「彼氏彼氏うるさいなぁ。」
「ヨミ!また本ばっか読んでたのぉ?」
「彼氏なんてまだ16なんだから、いらないよ。」
「えー!無理無理!」
「ヨミは堅物だよねぇ。もう16って言わない?麻緒梨は、中身チャラチャラだし。」
「中身チャラチャラだとぉ〜!?ひどいなっ!」
ヨミとミヨナは、幼なじみらしいんだけど、こうも性格が違う二人が今だに親友ということが謎――…。
あたしはヨミと同じクラスでミヨナと友達ってこともあったから、結構仲良くなったけど違うクラスだったら、一言も話してないと思う……。
「ささ。とにかくあと2時間頑張りましょ〜♪」
「あと2時間もあんのぉ?」
あたしは机に突っ伏した。
「ほらぁ。○○カフェ行くんでしょ?」
「うん!」
「いってらっしゃい。」
ヨミを誘ったこともあったけど、行かないって言うんだよね……。
―放課後―
やっと終わったぁ♪
ミヨナとはクラスが違うから校門で待ち合わせ。
ゾロゾロと帰る生徒のなかにミヨナを発見!
「ミヨナ〜!!」
ミヨナはあたしを見つけると半分苦笑いで言った。
「遅い!麻緒梨のクラスはいっつも遅くない?誰か毎日怒られてんじゃないの?」
「ミヨナのクラスが早いだけでしょ〜?」
「さ。ほらいこ!」
「うん!」
そしてあたし達は他愛もない話をして盛り上がって。
□□駅でおりてまたしゃべってた。
そこであたしははたりと立ち止まった。
「麻緒梨〜?」
誰かこっち見てる……。
これが――…。
あたしたちの出会い――…。




