第14話:ミヨナから見たもの
今回は性的シーンが多く見られますので嫌いな方、想像するだけでも気分が悪くなる方は見ないで下さい。
体調が優れていないのに、ここを読んでさらに具合が悪くなったとしても、作者は一切の責任を負えません。
ご了承下さい。
あたしはあの時言った。
『隙さえあれば悟夢を狙う』と。
まさかこんなに早くチャンスが来るなんておもっても見なかった。
しかも、悟夢は記憶をうしなってて、アイツも自分が彼女だってことを悟夢にいってない。
こんなチャンス、めったにないわ。
そうでしょう?
だから今日言ってやったのよ。
あたしは悟夢の彼女だったんだよって。
嘘は言ってないわ。
だから、『もう一回付き合おう?』って。
馬鹿みたい。
なんで真実を告げないのかしら。
隙なんかみせるから。
見せるほうが悪いのよ。
だから今日も占領してやるわ。
じわじわと・・・・・・。
あの頃の悟夢はアイツばっかりであたしを見てもくれなかった。
何でアイツなの?
そばにいるのはあたしじゃないの?
なんでアイツばかり。
アイツがいると男に声かけられやすくなったから、だから一緒にいた。
今までを変えられる気がした。
アイツもいつも違う彼氏がいた。
アイツはもてる。
心底にくい。
カラダで落としてるんじゃないかといつも疑ってたわ。
あいつがもてる理由を聞き出して、自分が変わってやろうと一緒にいただけなのに、親友ですって?
はっ。笑っちゃうわ。
悟夢を取ってったあの日もそうだった。
ミヨナ、ミヨナ、あたしの名前ばっかり出して。
自分はいい子ぶってあたしは悪役?
ああそうかよあたしはあんたの引き立てやくじゃねぇよ。
そうおもってもうしゃべってやんないことに決めたの。
ヨミだって、あたし別に友達だなんて思ってない。
ただ1人でかわいそうだったし、あたしのいい引き立て役になると思ったから一緒にいたのにあの堅物。
合コンにさえいこうとしないんだから。
あぁ、空は晴天ね。
空を見ると憂鬱になる。
あいつが好きだといつかこぼしていたから。
空なんてどうでもいいじゃない。
どこまで無駄なところに目向けてるわけ?
そんなんだからとられんのよ。
大事なものも、全部。
本当はあいつの両親や家族だってうらんでやりたい。
けどあたしはそこまで汚くないからやめておく。
それにあいつの口から両親の話も家族の話もあんまり聞かないし。
どうせ仲でも悪いんだろう。
家でのけものにされてるあいつを想像するとワクワクしちゃう。
ザマーミロってね。
だから今までされてきた数々のことをフィクションをくわえて今日は悟夢に話にきたわ。
嫌われてしまえ。
全ての大事なものから。
ガラガラガラ
「こんにちは。悟夢君、ミヨナだよ。覚えてるかな?」
精一杯の可愛くて、素直な子を演じてみる。
「あぁ、俺の彼女って人。」
「ひどいなぁ、だからまた付き合おうよ。記憶がなくたって、彼女には変わりないでしょ?」
「まぁ、うん。そうかもしれないけど、多分俺、君の事傷つけるよ。」
「なんで?」
「記憶がないから・・・・・・今までどおりには行かないと思うし、いろいろ忘れてるから、きっと悲しめると思う。」
馬鹿ね。記憶がないからいいんじゃない。
「そんなことないよぉ。あたしはずっと悟夢君が好きだよ?」
悟夢を抱きしめる。
「でも、まおは傷ついてた。少なくとも俺の記憶がなかったせいで。」
アイツの名を口にするな!
「あのねぇ?あいつはぁ、あたしたちを引き剥がそうとした奴なんだよぉ?悟夢にはあたしがいるのに、あいつが割って入ってこようとしたの。ひどいでしょ?だから記憶がなくなったって聞いても毎日お見舞いに来るでしょお?」
「そんなひどい奴には見えないけどな。」
「そんなにあたしの言ってること信じられないぃ?」
「いや、その、そうゆうわけじゃ、ねぇんだけどさ。いい子だし。」
「それはぁ、アイツの演技だよ。いい子そうな無害そうな顔して近づいてきてじわじわと人のものに手を付けて奪おうって言う。」
「ひど・・・・・・。」
「でしょお?あたしたちも何度も危ない目にあったんだよぉ?それなのに悟夢はあたしを信じないで何も言ってこないあいつを信じるのぉ?」
「いや、べつに。それよりさ、苦しいんだけど。」
「へ?」
「胸で息ができねぇ・・・・・・みたいな?」
「やぁんえっち!」
「えっち・・・・・・って。」
ぱっとはなす。
「またくるからぁ、そのときまでにちゃんと答え聞かせてねぇ?」
そして、その日、アイツは悟夢のところを訪れなかったらしい。
翌日にあたしはそのことを知ることになる。
ガラガラガラ。
「さっとむぅ!」
今にも抱きつかん勢いで悟夢のそばに駆け寄る。
「こたえはぁ?考えといてくれたぁ?」
「あ、まあ、別にいいよ。」
「彼女、継続・・・・・・?」
「君がそれでいいなら。」
「君じゃなくて、ミヨナ!彼女なんだから覚えておいてよね?」
そういって、悟夢個室のベッドの上に乗り、カーテンを引くと、窓という窓を閉めた。
「なにすんだよ?」
「なにってぇ、そりゃお着替えだよぉ?」
悟夢が着ているパジャマらしきもののボタンを一つ一つはずしていく。
「ちょ!やめろって。」
「彼女なのに?」
そういって、キスをすると荒い息遣いが聞こえ始めた。
悟夢の胸に顔をうずめる。
ビクン。
悟夢のカラダが反応する。
今、悟夢はあたしに感じている。
アイツでも誰でもない。
あたしに!
悟夢の手は素早くあたしの制服を脱がせると、スカートの中に進入してきた。
「あっ!」
思わず声があがる。
「静かに、誰か来ちゃうだろ。」
「病人の癖にぃ。」
そしてあたしが素っ裸になって、悟夢と同じシーツの下に滑り込んだ頃、その“誰か”はやってきた。
「悟夢・・・・・・・と・・・・・・ミヨナ・・・・・・?」
「まお?」
悟夢が目を見開く。
すぐにカーテンは引かれ、出て行った音が聞こえる。
「悟夢ぅ?どうしたの?続きやろうよ。」
「・・・・・・ごめん、今日はもう無理。」
っち・・・・・・。
失敗したか。
今回はミヨナSideでしたがいかがでしょうか。
ちょっと一つの見方しかしてない割には長かったかもしれませんね。




