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第7話:嘘偽り。<悟夢>

今回はちょっと喧嘩で血などの描写場面がありますので苦手な方はおすすめできません。

結局痲緒梨にあんな責めるようなこといったけど。

俺だって同じようなことしていたのだ。

ミヨナから来るメールがうっとうしい。

そのくせ、痲緒梨から[彼氏じゃないよ]ってメールがほしいと思うなんてほんとどーかしてる。

しかも、そんなメール来るはずないのに、メール一通、電話一本来ない痲緒梨が自己中なきがしてくる。

もういやだ。

痲緒梨からのメールを待つのはやめよう。

さっさとケータイの電源を切って終わらせてしまおう。

寝てしまおう。

次目が覚めたときは今までのことが夢であるように。そう願うことしかできない。

ヴヴヴ・・・・・・。

何通にも溜まったミヨナからのメール。

最後の一通だけに目を通す。


[ぁノね。さっきちゃント痲緒梨に釘刺しとL1タよ??もぅ、サトには近ヅかなL1っ〒約束させタよ。]


余計なことすんなよ。

ただでさえくるかわかんねーのに。

これじゃぜってーこねぇ・・・・・・。

なぁ。

痲緒梨。

お前のことこんなに攻めてんのに。

何で攻め切れねーのかな。

俺さ、お前のこと攻め切ってとことんまで攻めきって楽になりてぇよ。

お前のこと、嫌いになりてぇよ。

なのに。

なんで俺の中にとどまるんだよ?

消えてくれよ。

さっさと消えてくれ。

俺のところに来る気がないなら。

もう二度と。

俺の目の前に現れないでくれ。

「っ・・・・・・。」

だめだ。寝れねー。

散歩でもすっか。

ふらふらと歩き、ぼーっとする。

いらついてんのか。むなしいのか。

わかんねー・・・。

ただ、今は何にも考えたくない。

そのまんま居座り続けて日が暮れてることに気づかなかった。

なのに、歩いてくる人影がすぐに痲緒梨だと気づいてしまったのは何故だろう。

「悟夢・・・・・・君?」

そう口が動いた気がした。

実際暗くてよくわかんない。

でも、向こうも気づいたらしい。

すぐに。

俺のことを。


もうやめてくれよ。

俺の前に現れんな。

俺の手にはいんねーなら。

俺なんて見つけないでくれ。

そんなこと思ってんのに。

「おう。」なんて話しかけてる自分は何なんだろう。

いつからこんなに自分を偽るのがうまくなったんだろ・・・・・・。

俺・・・・・・。

「・・・・・・ごめん・・・・・・ね。」

「何が?」

言うなよ?

続きを言うな。

忘れさせてくれ。

もう一度お前の口からあんなこと聞きたくねーから。

「・・・・・・悟夢君?」

「何?」

「なんでもない・・・・・・。」

「何で泣き声なわけ?」

慰めよーとかおもっちゃうじゃん?

何?策略?

「ミヨナには幸せになってほしい・・・・・・だから私しか傷ついてないんならそれでいいの。なんだ、そっか?悟夢君は全然平気なんだ?なら良かった。」

何がいいんだよ?

全然よくねーよ。

わけわかんねーよ。

大体ミヨナには幸せになってほしいってなんなわけ?

自分はどーすんだよ?

俺の気持ちはどーなんだよ?

「・・・っ・・・ぅ・・・じゃ、じゃぁね!!」

あほ。

ないてんじゃねーよ。

涙我慢してんじゃねーよ。

あほじゃねーの?

おまえも。

些細なことにも気づくおれも。

大体もう開放されたい。

このキモチから。

なのに何で俺は痲緒梨を追いかけてるんだ?

痲緒梨を中途半端に引き止めてどうすんだよ?

今の俺には。

痲緒梨をつなぎとめておくものはない。

やめよう。

もうやめよう。

追いかけても答えはわかってる。

追いかけるのはもうやめよう。

いなくなればいい。

消えてしまえばいい。

いつか俺もあいつを忘れる。

あいつも俺を忘れる。

「・・・っ・・・ハァ・・・カッコ悪。俺。」

どっかに見失った痲緒梨のかげ。

そうだ。

忘れよう。

あいつは俺にそれを望んだ。

あいつ自身もそれを望んだ。

嘘もつき続けりゃ本当になっるっていうじゃねーか。

そしたらミヨナともすっぱり縁切って他の女を捜そう。

恋愛依存症・・・・・・。

あいつと同じ病気。

でも。

あいつは俺より重症。

それだけで十分違う病気だ。

あいつと俺を頭の中でつなげるのはやめよう。

家に帰る。

タバコくせぇ。

「あー。なんか着た。」

「何しに来た?てめー男んとこいってたろ。」

「あー。うるさいなー金がないのよ。それにうるさいのがもう一匹いちゃかなわないわ。ちょっとさーあんたどっかいっててよ。女にでも貢がせたら?あんたのことだし?女くらいいるんでしょ?」

「ふざけんなっ!!くそばばぁ!!」

家を飛び出した。

なんか。

何もかもがうまくいかねー。

どうしたらいいのかよくわかんねーし。

ムシャクシャする。

「あ、てめー悟夢とかゆーやつだろ。」

「あぁ?」

「先輩。そいつです。いきなり殴りかかってきて、俺らじゃ歯が立たなかったの。」

「いつの話だよ・・・・・・。」

「忘れてんじゃねーぞ!?先週だよ!!」

覚えてねーよ。弱いやつのことなんか。

「まぁ、いいや。ついてこいよ。」

ま、いいか。

ムシャクシャしてるし。

いきなり殴られた。

から殴り返してついでに蹴りもかましといた。

俺のこぶしが血に汚れてく。

相手のこぶしも俺の血に汚れてく。

殴っても殴ってもむなしくなるこのキモチはなんだ?

痲緒梨・・・・・・?

と、次の瞬間不意を付かれてパンチがみぞおちに食い込む。

「・・・・・・っぅ!!ごほっ!!」

地面に倒れこむ。

後は袋叩きにされる。

「やめてぇ―――!!!おまわりさん!!はやく!!こっちです!!」

げっ・・・・・・。

みんな散ってく。

「大丈夫!?」

女の顔はわかんない。

「悟夢君!!あたしだよ!!ミヨナだよ!!大変・・・・・・傷が・・・・・・。」

あぁ?わけわかんねーなんでミヨナ?

「平気だ。それより。」

「おまわりさんなら来ないよ。」

んなこときいてねーよ。

「なんでここにいるんだ!?」

「あたしの家、そこだから。」

はぁぁぁああ!?

そして俺はミヨナの部屋に連れ込まれた。

悟夢の家は今、お父さんの愛人と同居しています。

愛人はお父さんの前では真面目ぶっていますが、本当はとんでもない人で、お金しか目にはいらないような人です。

説明不足でごめんなさい。

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