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掌編小説集5 (201話~250話)

岩石

作者: 蹴沢缶九郎

ある時、最新の気象衛星がロケットによって宇宙に打ち上げられた。順調に衛星は軌道に乗り、地球の周りを飛行し始める。

しかし、衛星が役割を果たす事はなかった。宇宙を漂う岩石群が衛星に衝突し、破壊した為だった。


または、人類の英知の結晶とも言える宇宙ステーションも同様、大小の岩石は容赦なく衝突し、宇宙ステーションを破壊、ステーションに滞在していた飛行士達の尊い命が宇宙に散った…。


地球にも輪っかが出来たのだ。

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