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VRの世界を怪盗が行く  作者: よつやん
泥棒、始めました。
2/3

Act.2

予定より早く出来上がりました。でも少し減量?いや、もともと予定なんて無かったんですけど、俺の予想より見てくれた人が多かったので、少し張り切りました。一人でも見てくれたらバンザイ。といった感じだったので。

 「はいはーい、いらっしゃいませー」


 ···なんかやる気の無さそうな人が来たな。業務態度としてこれはどうなんだろう。


 「えっと···部屋を一部屋。一番安いので。」


 バッグの中身を確認して、今日一日の拠点にするだけだし、こんなもんでいいだろ。


 「はいー、それですと100Dcとなりまーす。宜しいでしょうかー?」


 この娘は語尾を伸ばさないと喋れないのだろうか?髪の長さはセミロング、顔立ちもスッキリしていて野暮ったくない。この心底めんどそうな表情と言葉さえなければ引く手あまただろうに···勿体無い。

 

 あとDcってなんだ?話の流れ的にお金の単位かな。円で考えるとやっぱりすごく安いなぁ。

 

 「ああ、はい構いません」


 良心的なんだろう、たぶん···。


 あ、構わないって言っちゃったけど、俺って金の出し方知らないよ?うーん、どうやるんだろう。


 「どうしましたー?」


 くっ、あの残念美少女も不思議がってる。えと、あれか、念じるのか、そうだよな?

 出でよ、100Dc!!

  

 「おっ。なんだ分かるじゃないですかー。もしかして金の出し方も知らない田舎者かと思っちゃいましたー。すいませんー」


 ···当たってますよ、お嬢さん。


 そ、それはともかく、宿も取れたし、金の名前と出し方も分かったので、収穫は十分だろう。

 その後、また気だるそうに渡された鍵を持って、指定された部屋に向かう。


 さて、お楽しみの盗品物色を始めますか!

 向かった先のドアを颯爽と開けると···


 「なにこれぇ···。」


 埃、埃、埃!ぶわっと巻き上がった埃が部屋中を舞い躍る、しかしそれでも積もった埃はまだ床に残っている。

 この部屋が格安な意味が分かった気がする。


 「これは先に大掃除だな。」


 俺は綺麗好きなのだ。




 こんなもんでいいか、久し振りに張り切りすぎてしまった。それも、途中で部屋に来た例の受付嬢に三日分の宿代を払わなくても良いと言われてしまう位に。


 それはともかく、部屋も綺麗になった事だし、バッグのチェックでもしますか。


 突然だが、このゲームは、注視をすることで、何か情報を引き出すことが出来るのではないかと俺は考える。

 と言うことで、レッツ検証!



   [革のバッグ レア2 最大積載量3×5] 

   [布の袋 レア1 最大積載量2×4]

   [次元の袋 レア7 最大積載量30×45]

   [革のバッグ レア2 最大積載量3×5]

   [革のバッグ レア2 最大積載量3×5]

   [布の袋 レア1 最大積載量2×4]



 おお、できたできた。

 けど見づらいなぁ。まとめるか。



   [革のバッグ レア2 最大積載量3×5]×3

   [布の袋 レア1 最大積載量2×4]×2

   [次元の袋 レア7 最大積載量30×45]



 ん?なんか混じってない?


 『次元の袋』は見た目はただの布の袋なんだけど、手を入れてみるとあら不思議、肩まですっぽり入ってしまう、というもののようだ。

 あと、『30×45』というのは、30種類のものが各45個ずつ入る、みたいな感じのようだ。


 道を歩いていたNPCがこんなものを持っているのか。全員普通そうな奴を選んだのに、誰がこれを持ってたんだ?、

 まあいい、誰がこれを持っていたがなんてどうでもいい。なんせ今は俺のものだからだ。

 素晴らしいジャイアニズム。


 ほんで、次は中身、こっちは最初から纏めてみた。



  [1380Dc] 

  [ナイフ レア1 ATK+3]×2

  [見取り図 "アクリス"]

  [鍵 レア3]

    



 お、おう。下の二つは確実に次元の袋に入ってたヤツだな。

 見取り図ってのはこの街のもので、実用性は高いと見た。

 ナイフはそのままナイフで少しだけATKが上がるようだ。

 鍵はレア度がそれ以下の鍵が掛かったものを開けることが出来るようだ。使いどころ満載だな。


 こんな感じに、NPCでも良いものを持ってる可能性が有ることで、泥棒稼業も捗るものだ。


 そろそろ、もっとゲームらしいことでもしてみるか。

 このまま物を盗みまくってLvを上げるのもいいが、やっぱりゲームでは敵を倒してLvを上げるべきだろう。

 ということで、ちょっと街を出て見ようか。そしてついでにに他のプレイヤーの動向でも調べてみるかな。実験もしたいし。


 さあさあ、やって来ました城壁の外。プレイヤーとおぼしき人影がちらほらと見えています。それで、さっそくモンスターか何かを倒したいのだが。

 

 「このナイフ、どうやって装備すればいいんだ?」


 まぁただ持つことはできるが、何だか違う気がする。と思ってUIを弄っていると、ありましたありました。早速装備。


 

   装備


 左:ナイフ ATK+3

 右:無し

 頭:布のフード DEF+1

 上:布の服 DEF+1

 下:布のズボン DEF+1

 靴:革の靴 SPD+1

装飾:次元の袋 30×45 



 こんなもんか、次元の袋とナイフ以外は初期装備だ。

 そして、今回は無魔法をつかってみたいと思います。

  

 無魔法の使い方をは既に心得ている。魔力を体に纏い、身体能力や動体視力を上げることが出来るそうだ。どんな風になるのかは使ってみないと分からない。心得ている。と言った割にはまだためしてもいない。ぶっつけ本番だ。何とかなるだろう。 


  

  [ノービスマウス Lv1]



 雑魚発見。名前からして弱そうだ。ネズミは嫌いだから、罪悪感も少なくて助かる。


 そして魔法の使い方。これも簡単。名前を言うだけ。この名前はUIを開いた時に着けた。

 さて、どういう作戦で行くか。

 簡単に身体強化、高速接近、ナイフで攻撃。でいいかな。

 では···、


 「身体強化(ボディーエンハンス)!」


 お?なんか風が体を覆ってるような感覚だな。名前についてはノーコメントで。

 

 大股で一気に近づき、こちらを振り向いたネズミの首を狙って一突き。せいっ!!

 のけ反ったがまだ生きてる。止めだ。せいっ!!



  [初心者鼠の毛皮 レア1] 



 意外とあっさりしてるのな。取り敢えずアイテムゲットだ。売ることになりそうだが。

 と、まだ風が止まない。SPは減っているか、と見ると、15だけ減っている。固定の減りなのかな?おいおい分かるだろう。


 さて、意外とあっさり仕留めれることが分かったので、ちょっと続けてみようと思う。検証もかねて、だけども。


  

  [種族レベルが上がりました]

  [初心者鼠の尻尾 レア3]×1 



 ふぅ。そろそろ終わりにするか。

 取り敢えずレベルが3になるまで殺ってました。なんかいろいろ手に入れた気がする。あとBPはレベルも上がるたびに10貰えました。 

 どのレベルが上がっても10増えると考えて良いだろう。


 今回の事で分かったが、戦闘で上がるのは種族レベルだけのようだ。職業レベルが一度も上がらなかった。俺の場合は悪事を犯す事でしか職業レベルは上がらないのだろう。嬉しいような悲しいような。

 あと調べるべきことは悪事を犯す事で種族レベルが上がるのかどうかだ、場合によっては、敵を倒さずにずっと物を盗んだりすることになるかもしれない。


 それはともかく。


 最終的に、ドロップはこれぐらい集まりました。



  [初心者鼠の毛皮 レア1]×5

  [初心者鼠の前歯 レア2]×2

  [初心者鼠の尻尾 レア3]×1


 何かレアが高いのが混じってるな。ノービスマウスのレアドロップかな? 

 まあ売ろう。少しは高く売れるかな?

 今は街に帰るか。



 

 

 はい、帰ってきました。身に纏う風は帰ってくる途中、大体15分位の時に消えてしまいました。しかし、正確な時間を測っていなかったのは痛い。 

 まあ、それは仕方ない。又の機会だ。


 今はドロップアイテムを売る所を探している。こっちには地図があるから安心だ。

 おっ、発見。アクリスの街立道具屋。その名も、『アクリス商店』。そのまんま···。は禁句だ。

 武器防具、雑貨など様々な物を扱う商店のようだ。もちろん買い取りも行っている。


 あまりこう言う雰囲気は嫌いだが、仕方ない、行くか。今のえ俺は超絶影か薄いはず、なにも緊張することは無い。


 入ったら速攻で見取り図を見て、買い取りをしてくれる場所に直行。寄り道なんてしません。

 受付の前に来てもやっぱり一瞬気付かなかった。が、驚いたような顔をしたものの、すぐに営業スマイルに切り替えた。さすがだ。


 「いらっしゃいませ。何の買い取りでしょうか?」

 「はい。初心者鼠の毛皮と前歯とあと尻尾をお願いします。」


 話を長引かせたくないので簡単に、かつ人当たりの言いように話していく。

 

 「はい。それですと···1400Dcとなりますが、宜しいでしょうか?」

 

 相場なんて知るはずも無いが、こんな大きな商店なので、客を騙したりはしないだろう。


 「はい。大丈夫です。」

 「では、お確かめください。1400Dcです。」


 なんか袋を渡された。注視をすると、『1400Dc』と出てきた。間違えてはいないらしい。

 さっさとそれを受けとると、足早にその場を去る。


 そういえば、価格設定はどうなっていたのだろう。やはり、レア度とかによって値段が変わるのだろうか。それに、あんな尻尾なんか買ってなんに使うのだろう。いやそれは考えちゃいけないかな。


 なんにせよ、金は手に入れた。施設の使い方も分かった。収穫は十分だ。

 ではそろそろ本職の方を始めますか。

 本職とは勿論盗みのことだが、これからは、無魔法も積極的に使っていきたい。ステータスを見ると、既にSPは完全回復していたので検証も出来る。


 ではレッツ泥棒。






     名前:玄鳥つばめ

     種族:ゴースト·エルフ Lv.3 NEW

     職業:無法者アウトロー Lv.1

     残金:3780Dc

    アクティブスキル:·透過  ·霊術 ·無魔法   

     パッシブスキル:幽霊ゴースト ·森妖精(エルフ)


   ステータス:HP 250

         SP 150

         ATK 30

         DEF 40

         SPD 80

         HIT  70

         ASP 65

         MAT 60

         MDE 60

         LUK 90

         BP  40


     装備 NEW

   左:ナイフ ATK+3

   右:無し

   頭:布のフード DEF+1

   上:布の服 DEF+1

   下:布のズボン DEF+1

   靴:革の靴 SPD+1

  装飾:次元の靴 30×45


   NEW:無魔法·身体強化(ボディーエンハンス)

次の更新もこれくらいかす少し延びるかも。まだ書くことより読むことの方が楽しいので。

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