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人生乗っ取り犯罪者

作者: 塵芥 庵
掲載日:2026/04/16

「今回は人生乗っ取り犯罪の被害者。

山口さんに来てもらいました。」


「山口さん、今日はよろしくお願いします。」


よろしくお願いします。


「まず、今回の事件の概要を私の方から説明します。

山口さんの息子である、Aくん。

彼が今回の人生乗っ取り犯罪の加害者ですね。」


「息子であるAくんが母親の人生を奪ったという形になりますね。

山口さんは今回の事件、どう感じましたか?」


元々、わかってはいたんです。

彼がどういう存在かと言うのは。


「つまり、いつかはこうなるの思っていたということですか?」


そうですね…


「なるほど、では今回の事件での被害というのは、どれほどの規模だったんですか?」


私は彼に人生を奪われました。

気づけば、私の時間は全部あの子に使っていました。

こんなことになるとは思いませんでした。

だって勝手に歩けるようになるんですよ?

大きくなれば楽になるものだと思っていたのに…


「彼に今言いたいことはありますか?」


そうですね。

私の人生を奪ったんだから、

私の為に何かして欲しいですよね。


「あなたの旦那さんも同様の被害を受けたとのことですが?」


ええ、旦那も被害者です。

でも、あの人は仕事がありましたから、奪われるのは休日が多かったですね。


「なるほど、やはり今回の事件。

放っては置けませんね。

母という立場のつらさを感じさせる事件でした。」


「ということで、今回のインタビューを終えたいと思います。

司会は兄の光輝でした。

おっと、Aくんが起きたようですね。

Aくん、何か一言ありますか?」


「う〜ん?お腹空いたぁ」


「では、夜ごはんにしましょう。

お母さん、今日の夜ごはんは何ですか?」


今日は、餃子ですかねぇ。


「おっ、やったぁ!」


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