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プロローグのためのモノローグその2
私は自分自身が大嫌い。
私は誰もが羨むお金持ちの家に生まれた。
私は周りからチヤホヤされるほどの容姿の持ち主だってことはわかってる。
けれど、それだけ。
金持ちなのは両親で、私が富を築いたわけではない。
姿形だって持って生まれたものなだけで私が創ったものではない。
むしろこの二つは私にとって大きな足枷なの。
私は他人から良く思われてないことを知ってる。
理由は私がとんでもないポンコツだから
私の見た目と家柄に惹かれて多くの男が言い寄ってきたけど、私の本当の姿を知ると皆離れていった。
私の職場では、両親の威光があるから表だって私を責めたりいじめたりすることはない。
でも、裏では陰口を叩かれていることが雰囲気でわかる。
成績が悪くて運動もできない。
その上要領が悪くて、空気の読めない女を他人が評価しようがないこともわかる。
私が私を客観的に評価しても余裕で0点を付ける。
私は自分がどうしようもない存在だと確信してる。
生きてるのが辛い。
私はいつも消えてなくなりたいと思っているの。
他人はおろか親兄弟にまで見放されてる今を生きるのが嫌で仕方ないの!
こんな私を更に絶望の淵へと落とすような出来事が起きてしまった。
常識では考えられない恐ろしい出来事!
こんなこと人に言えるわけがない。
早く何とかしないと…
奴を潰さないと…!




