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夜明けに希望が降る時に  作者: 名ばかりの部長
第1章 戦いの夜明け
8/10

第1歩

ついにスターインの地を踏むことができた。

そこにはハイテクな建物や機械があるのかと思いきや、意外と砂漠が広がっておりあるのはテントや錆びついた機械が置いてあるだけだった。

本当にこんな設備でスターを倒せるのか茫然とする。

こんな状況では逆に壊滅刺せられてしまうのではないか。

僕の呆れた顔を見て察したのか、SKが誤解を解いてきた。

「ここは本拠地じゃねえよ」

少し安心した。だが、そうでなければここはどんな場所なのだろうか。

そんな疑問を抱いていると、SKがまた腕に付けている機械を操作していた。

すると、地面が唸り始めエレベーターのようなものが地中から出てきた。

本拠地は地下にあるらしい。奴らの攻撃を防ぐためだろうか。

「こいつに乗って下に降りるぞ。」

地下に降りていくと俺は目を輝かせた。

このハイテクな世界にかなりワクワクしている。

男心をくすぐられるような機器ばかりだ。

地下3階で降りると、SKが仲間に話しかけられた。

「今回の惑星はどうだった?」

「残念だが、間に合わなかった。だが、1人少年を保護した。」

僕は軽くお辞儀をする。

あまり人と変わらない姿をしていた。なんだか、親近感が湧く。

こんな広い宇宙にも人類と似た生物はいると初めて知った。

「紹介する。こいつはフィナー、俺の同期であり第2師団団長だ。」

「よろしく」

「よろしくお願いします」

「これからは私たちは仲間だ。共にスターを討とう」

「頑張ります」

「君どの部隊に所属するか決めた?」

「部隊?」

このスター撲滅連合には3つ部隊があるらしい、

1つ目は上陸部隊。

この部隊はその名の通り敵の惑星に上陸し、基地や重要建築物などの占領を主な目的とした部隊だ。

2つ目は大型宇宙船部隊。

この部隊は大型宇宙船に搭乗し、ほかの隊員と協力して大打撃を与える部隊だ。

3つ目は小型宇宙船部隊。

この部隊は大型宇宙の破壊や火力支援を行う部隊である。

最後に4つ目は少数精鋭部隊。

これだけは選んで入れるものではない。優秀な戦果をあげたものだけが入隊を許可されるエリート部隊。

「ちなみに、俺たち師団長はどの部隊にも所属していない。」

「決まったら、指定されたフロアに行け。俺はこれから軍事方針会議だから、困ったらこれに頼れ」

そう言って、俺の耳に機械をつけられた。

小型ロボットで、色々できるらしい。

SKとフィナーと別れたあと、どの部隊に入るか悩んだ。

いきなり選べと言われても何を基準にすればいいか分からない。

ましてや、戦争とは無縁の生活を送ってきた高校生だ。

「そんなに悩むのなら私が適性検査をしてあげましょう」

「うわー!喋った。」

「私は小型アシストロボット コンパス 貴方を導きます。」

流れに飲まれながらも、コンパスに頼ることにした。

「あなたの適正部隊は上陸部隊です。よって地下5階へお進みください。」

言われた通り地下5階に向かうと、コンパスに受付嬢のもとへ案内された。

「すみませんSKに言われてきた日下部涼太というものなんですけど...」

「あー!SKさんの紹介ですね。申し遅れました。私の名前はソフィーです。以後よろしくお願いします。では、登録をさせていただきます。」

やっぱり、受付嬢はかわいい人を配属するんだなあ。

そんな事を考えていると、ソフィーさんにカードを渡された。

「そのカードは涼太さんのロッカーの鍵です。この先にロッカーがあるので確認してください。」

ロッカーの場所に行く時に気づいたことがある。

以外にも、人間に近い仲間が多いみたいで、地球人が考えた宇宙人はただの空想に過ぎなかった。

言語の違いもコンパスのおかげで、分かるので安堵の息を吐く。

ロッカーに着き、開けてみると、上陸部隊の基本装備である軍服とライフルが入っていた。

試着してみると、いかにも軍人みたいでやる気に満ち溢れる。

すると基地内にサイレンが響いた。

背筋に嫌な感じが走った。



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