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夜明けと共に始まる
夜明けだ。
「君、大丈夫か?危ないところだったね」
そんな問いかけに答える気力すらなかった。
僕は昨日から寝てなっか事と、極度の安心感でそのまま気絶するかのように寝てしまった。
ハッと、目が覚めた。
「朝か?」
隣には昨日の救世主?がいた。
見るところ何も危害は加えてこなそうだから奴らの仲間とは違うだろう。
僕が困惑していると
「相当大変だったんだね、君丸一日寝てたよ。」
優しく声をかけてくれた。
「昨日はありがとう。君は何者なんだ」
「俺に名前は無いが、宇宙ではSKと呼ばれている。」
それから奴らの事を教えてもらった。
奴らはスターと言われているらしい。スターは宇宙で豊富な資源がある星を見つけてはその星の生物を殺し資源を強奪しているそうだ。
SKの星もスターによって全滅させられたのだ。彼を除いて。
「そういえば君の名前を聞いてなかったね。」
「僕は日下部 涼太。」
「これからどうするつもりだい?」
「家族の安全確認をするよ。一昨日から連絡がつかないんだ。」
「わかった。俺も一緒に行こう。君とあったのも何かの縁だ。」
夜明けと共に、僕はSKと歩きだした。