前奏曲
この小説には楽器の擬人化要素が含まれています。
苦手な方はブラウザバック推奨です。
また、作者と主人公は変態です。
美少女と百合に過剰反応してしまいます、大変なことになります。
これらの要素に耐性のある方のみ読んでくださいね。
中学時代の私は、当時仲の良かった先輩で今の彼氏である「琴白 遥」から「百合」というジャンルの良さを知り、完全にそっち系にハマってしまっていた。
そんな時にクラリネット担当の「長谷部 月那」を見て、突如私は考えてしまった…。
「これって楽器が女の子なら百合が成立するな…」
マウスピース…つまり口…、それを口に入れて…なにこれ最高っ!!
ただ、もちろんそれはただの妄想でしかなかった。
…なかった、はずなのに…っ…!!
「お前、誰だよ」
目の前に立っているのは可愛い美少女。
金髪のショートカットで、全体的にも黄色の意識が強い。
「僕は君のアルトサックスの精霊…みたいな?まぁ、精霊と言っても楽器そのものなんだけどね」
高校生になってから、「楽器を吹いている学生限定」の今年完成したばかりのシェアハウスでフルート担当「篠崎 詩乃」とクラリネット担当「長谷部 月那」…そして私、アルトサックス担当の「江角 真由莉」で暮らし始めて、早くもファンタジー的イベントが発生してしまった!?