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ブランノワール3  作者: 氷室レキヤ
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第一章「新人研修?!」-7

「あのすいません。千堂先輩質問よろしいでしょうか」

「はい、どうぞ」

三人の中で一番真面目そうな子が手を挙げる。

何で俺こんなに凝視されてんの?

「雨宮先輩ってあの雨宮さんで間違いありませんか?」

「残念なことに間違いじゃないんでよね。これが」

おい、何で溜息吐いてんだ千堂。

楓は呆れてるし、三人は何で不安そうなんだ?

「君、ガイア内でどう言われてるか知らないもんね」

「何だよ楓。勿体ぶらずに教えてくれよ」

「いいけど、後悔するよ」

「いや、やっぱりやめとく」

こういう風に脅すときは大抵悪いことだ。

知らないほうが良さそうだな。

納得いかないが。

「まぁ、半分デマもあるから。そこまで悪い人じゃないから安心して。んじゃ、気を取り直して自己紹介よろしく」

「わかりました。アレス所属、坂上(さかがみ)(まな)()です。よろしくお願いします」

さっきも思ったが真面目そうな子だ。

そのせいで空回りしそうな気がするが…。

それにしても剣士の(いい)目をしているな。

医療課アフロディーテ所属のさ、早乙女(さおとめ)紀郁(ことみ)…です」

医療課ってことは…まさかな。

あいつと関わりあったらどうしよ。

「最後は私ね。機動課クロノス所属の竜胆チェルシーでーす。よろしく」

うん。こいつのお守りだけは何としても避けないと身が持ちそうにない。

てか。

「おい、こら千堂。諜報課一人もいねーじゃねえか」

「あーやっぱり、雨宮のとこに通達いってなかったんだ。今年から研修は別の課で受けることになったの」

「なんで」

「何か、組織の団結力向上がどうとか書いてた気がする」

アバウトだな、おい。

それに他の課の研修受けたってやること全然違うから意味ねえだろ。


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