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遅くなりすみません
感想等お待ちしてます
…なんだこの状況
俺何?夢でも見てるのか?
俺の中で今、時が止まってる感じに侵されてる
でも時など止まってない
動き続けている
変わりなく時計の針は動き、何も変わらず動き続けているんだ
クラスメイトがクラスメイトの顔を、踏み潰してる
何のためらいもなく踏み潰してる
上履きでぐりぐりと踏み潰され、高笑いをしながら踏み続けられてる
教室は恐怖のに侵されてる
痛みに耐え叫ぶ踏み潰されてるクラスメイト
それを楽しそうに高笑いをする踏み潰してるクラスメイト
俺にとっての日常はもう此処にはない
もう消えていたんだ
俺の日常は戻ってくる事はない
俺はその場で怯えるように教室を出ていった
それに気づいたもみじも俺についてくるように教室を出た
廊下に出るも、クラスメイトの悲鳴は響き渡る
嫌だ嫌だこんなのは嫌だ
夢なら覚めてくれ夢なら覚めてくれ…!!
俺は心の中で唱え続けていた
でもそんなのは幻想に過ぎない
現実を書き換える事はできない
「はーちゃん…大丈夫??」
息を切らしながら俺の後を追いかけてきたもみじは、心配そうな目で俺を見詰めている
「どういう…事なんだよあれは…」
独り言のうに呟く俺の言葉に、もみじはゆっくりと口を開き
「願い屋さんのせいじゃないのかな??」
と呟いた
おいおいまてよ
本当にこんなことあるわけないだろ??
本当にあんなウソ臭い願い屋に、こんな事があるわけないだろ?!
「その通りですよ??私がやったことです」
聞き覚えのある声が俺の耳に伝って、聞こえてきた
ゴスロリの服を着ながら姿勢を伸ばし、あの時と変わらない笑顔で俺達を見詰め、ゆっくりと俺たちの方へ歩き始めた
「お前の仕業かよッ元に戻せ!!」
相手の胸ぐらを掴み睨み付けるように、俺はソフィアを見る
相手はきょとんとした表情を出し、小さく微笑みこう言った
「なんで元に戻す必要が有るのですか??これはあの方が望んで起きたコトですよ??」
「そんなの関係ないッさっさと元に戻せ!!」
「人の欲望を書き換えることなどルール違反なのですよ…なのでこの願いを書き換えることは出来ません」
小さく微笑み掴んでる手を払われれば、鋭い目つきで俺を見てきた
「所詮人間は欲望に溺れてるだけの生き物なのです…自分勝手に何もかもが叶うなんて思わないでください…それとも
貴方が私に願いを求めて大切なものを失いますか?」
彼女の目は本気だった
嘘などない
本気の目だった
冷や汗が肌をつたり溢れれは体が震え始めた
「欲望を望むのは人なのです…私が決めたことではありませんその欲望を求めて、人は願いを求めるのですよ??」
いつもの表情に戻れば小さく微笑み
「では私はこれで」
と後ろを向き俺たちの前から去っていった
取り残された俺ともみじはただ黙って
何もせずただ黙って時間だけが過ぎるのを待っていた