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短編・詩 恋愛

決まりきった言葉で

作者: 些稚 絃羽

ごめんね

そう決まりきった言葉で誤魔化すのなら

初めから見抜けないような嘘にして

顎を触る癖にもそろそろ気付いた方がいい


違うよ

そう決まりきった言葉で繕うのなら

初めから問い詰められないような言葉にして

そろそろ少しくらい考察もしてきた方がいい


好きだよ

そう決まりきった言葉ではぐらかすから

私は今日も絆されたような振りをして

甘えるみたいな顔でその腕に包まれるの


嘘をつくのが苦手なのに 平気で私に嘘を吐いて

嘘を見抜くのが苦手だから 純粋に私の嘘に騙される


今日も暖かな腕の中

聞こえるかどうかの小さな声で

―大嫌い

そう決まりきった言葉を落とすの


さぁ、これは嘘?それとも本当?

聞こえたとしたら当ててみて


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