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吾輩は猫妖精である  作者: 現野 イビツ
ほんぺん?
6/39

□交換□

 しばらく朝食を楽しんでいた私は、あることに気が付いた。時間が七時半を過ぎているのに、キューブお兄ちゃんが起きて来ないのである。

 シーナお姉ちゃんもそのことが気になったのか、小さく呟く。

「あのド変態バカ兄貴は、まだ惰眠(だみん)(むさぼ)っているのかしら?」

「あ、それは僕が原因かも」

「クロー様が? 何でですか?」

「あ、いやね。昨日僕の目覚まし時計の電池が切れていることに気付いたから、勝手にだけどキューブの時計と交換したんだよ。悪いことしたなぁ」

「いえいえ、あのバカ兄貴はただの使い(ドレイ)ですから、ご主人様に文句に文句なんて言わせませんから」

「私も、彼が寝ている間に、彼の顔に油性ペンでその(むね)を書いておいたので、理解してくれるでしょう」

「そうかな」

「「そうですとも」」

 ……我が家ではいつも、キューブお兄ちゃんはこんな扱いである。


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