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吾輩は猫妖精である  作者: 現野 イビツ
ほんぺん?
4/39

□いつの間にか□

 この家では、起きてくる人の順番が大体決まっている。

 一番は、日が(のぼ)る前に起きるシーナお姉ちゃん。二番目が、日が昇ると同時に起きる私。三番目が、七時半に目覚まし時計をセットしているキューブお兄ちゃん。最後に、夜遅くまで何かをしているノエルお姉ちゃん。

 私がクロー様の使い魔になって二年が()つが、この四人の順番が変わったことはない。しかし、後の二人?──謎の生物アパと、私達の主人であるクロー様は違う。

 この二人?は決まった時間に起きるワケではない。ただ、気付いたらいつの間にか起きているのだ。

 そう、いつの間にか。

(さわら)の塩焼きなんてのはダメ?」

「また塩焼きに戻っている!?」

「あ、じゃあ兜焼(かぶとや)きとか」

「作るのが難しいわよ! って言うか、野菜とお肉もバランス良く食べなきゃダメ! 魚料理以外に何か食べたいものはないの?」

「僕は鰤大根(ぶりだいこん)がいいな」

「私は(かれい)の煮付けを所望(しょもう)はます」

「それも魚料理! ……って、ご主人様にアパっ!?」

「いつ起きたんですか?」

「さぁ? いつだろう?」

「私はご主人様と一緒に目覚めましたが」

 ……本当にいつの間にか。

 気付いたらリビングにいたクロー様は、ニコニコと笑いながら私の問いに首を(かし)げている。本当に、不思議な人なのだ。


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