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吾輩は猫妖精である  作者: 現野 イビツ
ほんぺん?
3/39

□ご飯□

 リビングに行くと、人魚(マーメイド)のシーナお姉ちゃんがエプロン姿で朝食を作っていたので、挨拶をすることにする。……(ちな)みに、人魚であるシーナお姉ちゃんが厨房に立てるのは、魔法で下半身を人間と同じものにしているからである。

「おはよう、シーナお姉ちゃん!」

「あら、おはよう、リオン」

 私がそう声を掛けると、味噌汁の入ったお鍋を()き混ぜていたシーナお姉ちゃんが、コンロの火を止めながら返事をしてくれた。シーナお姉ちゃんは、その()り気味の目のせいで冷たい人と勘違いされがちだが、普通に優しい人である。こうやって朝食を作っている最中(さいちゅう)でも、よく私に話しかけて来てくれる。

「リオン、今日の朝ご飯は鮭の塩焼きだけど、昼と夜は何がいい?」

 ほら、こんな風に。

 私は、シーナお姉ちゃんに微笑(ほほえ)みながら、リクエストを口にする。

「昼ご飯は(あゆ)の塩焼きで、晩ご飯は(たい)の塩焼きがいい!」

「……塩焼きから離れなさい」

(さば)の味噌煮に(ぶり)の照り焼き、刺身、ムニエル、カルパッチョ!」

「魚料理から離れなさいっ!」

 ……少し怒られてしまった。


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