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天空人病
20xx年のことだった。それは突如として起こった。
——天空人病
その病気はそう呼ばれた。
この世の全てのものには触れられない病気。
正しくは今見つかっている、この世の全ての物質に対し重度のアレルギー反応を起こすと言われている病気。
治療方法は未だ見つかっていない。
この病気にかかったものは6歳までに発症し、18に死ぬ。
18になった頃にはもう、自ら死を望む様な激痛が四六時中襲うという。生きるための酸素も、彼らにとっては猛毒になる。
6歳に確定する残り12年の儚い命。
如何に将来有望でも、如何に明るく過ごしても、如何に裕福な家に産まれても、ある未来はただ一つ。
"死"だ。
もう避けようもない、その事実。
——しかしそれに歯向かう者が、いた。




