第一話日常
「姉さん! 後衛は任せる!」
「全く人使いの荒い弟だ。」
文句を言いながらもしっかりと、引き受けてくれるいい姉だ。今やっているのは、サミエント・ギアの実技授業だ、(俺たちが纏っているサミエント・ギアとは、自分の想いを具現化しそれを、纏うというものだ。)今回の相手は、いつもと違い猛攻を仕掛けてくるタイプだから少しやりづらいな。
「オラオラぁ! 守ってばっかじゃ授業になんねぇぞ!」
そう男が言った瞬間、男の身体は宙を舞っていた。
「グハッ!」男は顔面から地面に落ち気絶したようだ。
「姉さんの方は終わったかな?」そう呟いて姉さんの方を見ると、ちょうど終わらせたようでこちらに向かってきている。
「そこまで! 勝者風斬凛花、桜花ペアッ!!」「スゲーまたあの二人勝ってるよ。」「今何連勝中だ?」「桜花さん相変わらずカッコイイ~♡」「凛花さん相変わらず麗しいお姿だな」俺達姉弟はそんな歓声を軽く受け流しながら、更衣室へ向かった。
着替えていると、親友に声をかけられた、「よッ! 人気者」「はぁー茶化すなよ麗」ため息混じりに俺は答えた。「ほら、早く行こうぜ次鬼先の授業だぜ」「俺鬼先苦手なんだよなー」俺はため息を付きながら、着替え更衣室を後にした。
あぁ、こんな日常がずっと続けばいいのに……
初投稿です。
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