表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

序章


前日までの雨の影響で土砂崩れが起き、

道が寸断されたから少し遠回りをすると告げる侍風な男に連れられて歩くお揃いのライブTシャツを着た20代前後の少女4人。

20分も歩くと道が段々と木々の生い茂る森になって来た。

ふいに男は立ち止まる。さっきまで枝葉はさらさらと鳴り、虫の声も聞こえてたのに気がつけば無音になった。

「して、お前たちは本当はどこの間者だ?」

少女たちのほうに顔を向けた。先程までの笑顔はなりを潜め、右手は左脇の刀の柄に軽く添えられている。

「信じてくれてなかったのかよ。だから私たちは間者や、密偵じゃないって!」

返答した少女の言葉にふぅと、ため息をつきながら話を続ける。

「ならば…」

そう言うと同時に男は一瞬にして3人の首を跳ねた。頭部と離れた体はその場にくしゃりと倒れ込む。

そして残された者の首に朱が滴る刀を突き付けられながら再度問われる。

「これならば答える気になったか?どこの間者だ?」

あまりに突然のことで、恐怖のあまり何も考えれず涙を流しながら首を横に振ることしか出来ない。

「ならばお前の命もこれで仕舞いじゃ」

呟くように言うと、音もなく4人目の首が宙を舞った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ