糞詩
俺が死んでも
誰も葬式には来て欲しくない
いや葬式を開いて欲しくない
せめて俺の死くらいは
俺のものにさせて欲しい
誰にも何も言われたくない
君達の戯言にはもう飽きたんだ
勝手に言ってりゃいいじゃないか
君らが最強なんだろう?
この地球上で生まれてきた全ての生物の中で
あらゆる歴史現象の中で
自分たちこそが最高なんだろう?
その汚い身なりでよく言うよ
君等の持っている魔法の鏡
俺がぶち壊してやろうか?
俺が死んでも
葬式はしないで欲しい
俺の死体は雨に打たせ
野良犬共に食わせて欲しい
肉片が道路に散らばり
せめてもの嫌がらせと
掃除人に片付けられるまで
不作法な臭気を保っていて欲しい
君等には心底うんざりだ
俺は君等の優しさに毎夜、密かに吐いた
それを君等、優しさを身に受けた人間の
歓喜の慟哭と勘違いしたみたいだが
俺が死ねば俺の死体は
雨に打たせろ 路に晒せ
ニーチェの屍のように
着物着せられてカンカン踊りさせられるのだけはごめんだ
ああ、くそったれ
くそったれが