第13話 決意
翌朝。
何だか体が物凄く重くてだるい。
そしてなぜか裸。
てか、どこだここ……?
周囲を見ると、横にアリスの顔が。
「うわっ!」
驚いて思わず声を上げた。
そうだ。思い出した。
昨日アリスと一線を超えたんだ。
一回やったあと、我慢できなくて二回戦、三回戦とやったんだった。
そして、夜になったからご飯を食べて、それから疲れて眠くなるまで、やり続けたんだ。
休みはだいたい二日続くので、今日も休みだからよかったが、学院がある日だったら、行けてなかったな、この状態だと。
「ん……何ですの?」
アリスが俺の叫び声で、目覚めたみたいだ。
「んー? あれ? ルド……? ルド!?」
アリスも目覚めたばかりで、混乱しているようだ。
「あ、そうでしたわ……昨日ルドと……」
思い出したようだ。
ただ、慌てて起き上がったので、毛布がずり落ちて、胸があらわになっている。
昨日散々見たけど、やはり見飽きない。アリスの胸はこの世の何よりも綺麗なものかもしれない。
俺の視線で、アリスも胸があらわになっていることに気がついたようで、
「ひゃっ!」
と叫んで胸を隠した。
「昨日あんなに見たんだから、もう恥ずかしくないんじゃない?」
「は、恥ずかしいものは恥ずかしいですわ! そ、それより昨日は……う、胸だけではなく、体の隅々、全部をルドに見られて、触られて……」
昨日のことを思い出して、アリスは顔を真っ赤にしている。
「いやだった?」
「そ、そういうわけではありませんが……うぅ……」
何だか恥ずかしがっているアリスを愛おしく感じて、アリスに肩に手を回して、顔を顔に近づけてキスをした。
「ん……」
昨日あれだけしたというのに、また下半身が元気になってきた。でも、流石に朝っぱらからやるわけにはいかないので、自重して口を離す。
するとアリスがもの惜しげな顔をするので、もう一回キスをした。そんな感じで、しばらくイチャイチャしていると、扉がノックされた。
俺たちはびっくりして、即座に離れた。
「お嬢様、ルド様、朝食の準備ができました。あと、流石に朝はやめておいた方がいいと思いますよ」
ヘレンの声だ。
そういえば昨日の夕食前に、こうしてノックされて中断することになっていた。
まあ、空腹も忘れて、盛っている俺たちが悪いのだが。
「ヘ、ヘレン、ちょっと待ってください。まだ入っては駄目ですわ!」
俺たちはまだぜ全裸の状態だ。ここで入られるのは流石にまずい。
「ル、ルド服を着てください」
「う、うん」
俺は慌ててベットから降りて、服を着る。
アリスも同じく大急ぎで服を着た。
昨日の影響で股の辺りが痛いらしく、アリスは少し動くと顔をしかめていた。
「入って来ていいですわよ」
「そうですか、では失礼します」
ヘレンが入って朝食を運んできた。
何だかすごく呆れたような目つきで、俺たちを見てきたのは気のせいか。
運ばれてきた朝食は、昼食、夕食に比べると質素で、パンとスープだったが、上質な物だったため、普段食べているものより数倍おいしかった。
そのあと朝食を食べ終わる。
「じゃあ、俺は帰るよ」
「そ、そうですか」
アリスは名残惜しそうな表情をする。
「すぐ会えるから」
「はい、そうですわね……」
最後に俺はアリスとキスをして、寮を出た。
「ルド様」
寮を出てすぐ、ヘレンに話しかけられた。
「な、何でしょう?」
話しかけられるとは思っていなかったので、動揺する。
「責任はとっていただけますよね?」
ジロっと見つめながら、ヘレンはそう言ってきた。
「はい」
俺は彼女の目つきに気おされることなく、頷いて即答した。
元よりそのつもりで、アリスを抱いたのだから。
「お嬢様を悲しませたら、承知いたしませんから。そのことよくお心に刻みつけてください」
ヘレンはそれだけ言って、寮の中に帰って行った。
忠告されるまでもないことだ。
俺は絶対にアリスを幸せにする。
そう心に決めていたのだから。
第1章完結です!
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