GHOST HUNTER GIRL
私の名は鶴谷 椎奈。三珠学園という女子校に通う、三年生に進級したばかりの高校生。高校三年生ともなれば、本格的に自らの進む道を目指し始める頃。
大学への進学を目指すのか。それとも高校卒業から就職という道か。それとも、海外留学か。
一応、私の友人は大半が大学への進学を志望しているようだ。しかし、内数名は近隣の大学に入りたいと思い、また数名は遠く離れた地域の大学に……。
そして、私は……。
「ねえシーナ!! 一緒にカラオケ行こうよ!」
その時、友人の舞香が声を掛けてきた。彼女とは高校一年からの付き合いであり、三年間ずっと同じクラスだ。
「あっ……ご、ごめん舞香……私、今日は、ちょっと用事が……」
「何? もしかして彼氏とかできちゃった〜? あたし達差し置いて?」
「え!? そ、そんな事ないよ!!」
「え〜ホント? シーナってスタイルいいんだしその辺の男なんてイチコロでしょ、確かFでしょ?」
「そ、そうだけど……わ、私もう行く!」
逃げるかのようにここから去り、学校を後にした。
そんな私の、今日の用事とは――――
――黄昏時、しかし冬の真夜中のように冷えきった空気。私の視線の先にあるものは、森に囲まれた日本の山奥という場所としては珍しい巨大な洋館。
この洋館に人が居る気配は無い。内部に光が見える事もない。そもそもこの洋館は完全に寂れており、汚れた外壁では窓ガラスも至る所が割れ、植物の蔦が無秩序に張り付き、日本人なら洋館という言葉から想像するであろう栄華な雰囲気など欠片も感じ取れない。まさに霊が住み着くには絶好の場所と言える。
この廃れきった建物の前で、手提げ鞄を開けた。その中から取り出したのは、紫色の傘だ。この暗い場所では少々視認性が悪い。
準備は出来た。丸眼鏡を外し、傘に力を込める。
すると、右手に持つその傘はみるみるうちに歪に形を変えていき……
鋼を菫色に輝かせる、剣と化した。
「さあ、狩りの時間だ……」
ここならば、声音・話し方を意図して変える必要など無い。低めの地声を上げながら、寂れた洋館へと駆けていった。
私は学生であると同時に、霊を狩る者『霊猟者』だ。詳しい理由は未だに判明していないが、この日本では消滅した筈の霊魂が復活するという現象が数百年前から発生し続けているのだ。
霊魂が蘇ると言っても、常に少しずつ流出するように現れるのではなく噴火した火山の如く稀に、突発的に、大量に現れる。そして、現れる場所は必ず人里からある程度は離れた廃墟。
この鶴谷椎奈は、霊猟者の力を継ぐ一族の者。今や霊猟者はこの日本では指で数えられる程度しか存在しないようだ。
禍々しい力を感じる重い扉を開ける。この扉は、放っておくとひとりでに閉じられていく。霊は光ある所を嫌う為、自らその環境を作り出す。黄色い夕陽は、外壁を覆う蔦が侵入を拒む。
暗闇の中を剣の光で照らした。洋館の内部もまた、ひどく荒れ果てていた。傷だらけの壁、散乱した窓ガラスの破片、埃を被ったカーペット、一部が崩落した階段、今にも落ちそうな不安定なシャンデリア……。元々は誰が住んでいたのか、そもそも何年前から無人となったのか、それは何も分からない。
辺りを警戒する。霊は天井、壁、床と至る所から出現しうる為、具体的な出現箇所の予測が難しい。
≪アアア……オンナ……オンナ……?≫
その時、足元の白い床から色のない腕が姿を現した。侵入者を逃さまいとしているのか、私の脚を掴もうとする。
だが、そうはいかない。右手に握る剣で半月状に下方向を払い、菫色の光が軌跡を残す。容赦なく色のない腕……霊の腕を切り落とした。
血は出ず、剣の光に薄く染まった断面が露わになった。今切られた腕は、悲鳴を上げながら消滅していった。
≪ギヤアアアァ……!!≫
現れて早々残念だが、再び消え去ってもらう。私達は、お前達が現世の人間に危害を加えるのを恐れているのだ。この日本国内においてその実例は、過去を辿れば幾度も存在する。
人の暮らす民家や学校に取り憑き超常現象を引き起こす……嫉妬、憤怒といった人々の持つ負の感情を増幅させる……その他にも……。
冷たい風が吹き抜けたかと思いきや、それは気のせいだった。空気が一段と冷えただけだ。今の霊の撃破を引き金に、本格的に奴らは動き始めたようだ。
『オマエラ、シンニュウシャダゾ……』
『ナンカブッソウナノモッテヤガルナ』
四方八方から明確な霊力が腕となり湧き出てきた。いよいよ本格的な仕事が始まる。こういった霊達を斬り、一匹残らず消し去るまでこの任務は続く。
霊力は色のない腕として顕現し、壁という壁から姿を現す。この腕一つ一つがそれぞれ別の霊のものなのだから、霊魂の復活する現象は恐ろしい。
至る所から伸びる腕だがその動きはただ一直線に突き進んでいるだけだ。軌道が容易に読めるのなら、剣を振るべきタイミングと場所の逆算も容易。その逆算結果に忠実に、色のない腕を素早く切り裂いた。縦に。横に。回転しつつ「へ」の字型に。足元から出現した腕にも即座に対応し、態勢を低くして横へ薙ぎ両断した。
そうしながら、まだ多くいるであろう霊を倒す為に場所を移していく。
長い階段を登り、二階へと上がる。この先には妙に強い邪気を感じる。警戒心を強めつつ、辺りを探る。壁の傷は一階よりも更に増えているのが見て取れる。
その時。突如「何か」が、私の腕に襲いかかった。強い圧迫感がした。
「な……しまっ……!?」
私の腕にきつく巻き付いた細い触手のようなそれは霊の怨念で構成されたと思われる白い「糸」。こんなものは今まで見た事が無い。
糸は腰に絡み、腿を縛り、胸を締める。まるでこれから拷問が始まるかのようだ。制服の上から肉に糸が食い込む程締め付けられては、苦しいものがある。たかが糸のようだが、身に襲いかかる圧迫感は相当なもの。食肉にされる鶏になっているような気分だ。
だが、拘束されただけで攻撃が行えなくなる程ヤワではない。剣を握る手を開き、剣を落とす。それに念じて力を送れば……落下が止まった。ひとりでに剣が意思を持ったように動きだし、伸びている糸を切断した。これも霊猟者だからこそ行使できる力だ。
身体が糸から解放され、痛む胸を片腕で抑える。動きにくく真下の視認を難しくするのもあり、こういう時には自分の体型を忌々しく思ってしまう。そんな時、またもや色の無い腕が群れを成し壁から現れた。
どうやら手加減は必要ない……いや、できないようだ。剣の柄を強く握り締め、威嚇するように構える。
≪ウオオオオオ!!!≫
≪オンナ……サワラセロ!≫
全く警戒する様子もなく、またも霊の腕は一斉に私へと伸びた。相も変わらず動きは直線的のザコ達だ。
「汚らわしい物の怪の分際で、私に触れるな」
接触など許さず、襲いかかる全てを一刀両断した。
先程の糸は、霊力による遠隔攻撃。そこらの有象無象ではあのような芸当はできない。だとすれば、この洋館の霊を束ねる長となれるような強力な霊がいると推測できる。
そんな推測を立てた時。
≪レイリョウシャメ! ワレワレノドウホウヲオオクホウムッテキタ……ヨクモアラワレテクレタナ?≫
マイクを使ったかのような、地の底から響くような低い声が屋敷全体に反響する。この声には強い怨念が込められており、発した霊の霊力の強さを表していた。この屋敷を統べているのは、こいつか。
「……だとしたらどうする。少なくとも私はお前達を消し去る気だが」
≪キサマヲノロイ、ソノカラダヲノットッテワレワレノクグツトシテヤロウカ≫
「フン、それは勘弁だな。幽霊に身体を奪われるなど想像すらしたくないな。せめて普通の人間として出直してこい!」
≪キサマ……ナメタクチヲキクナ!≫
怒りに満ちた声と共に、先程と同じ糸が多数飛来する。しかし同じ手は食らわない。まず胸へと伸びてきたそれを即座に斬り飛ばしつつ、素早く左へ回転する。
激しく動く視界の中後方から襲い来る二つの糸を薙ぎ、続けざまに真上からの糸に向けて剣を放り投げる。回転しながら宙を浮くそれは糸を迎撃しつつ私の手元に戻った。続けて、左方から迫り来る霊の腕を視線を向ける事なく剣で薙ぐ。
糸を繰り出す霊は自ら姿を現さず、この屋敷のどこかに潜んでいる。こちらから積極的に居場所を探さなければ、延々と糸や霊の腕を対処する羽目になるだけだ。
部屋は多くある。片っ端から扉を開け、そこにいる霊を撃破する。埃まみれのピアノの置いてある小部屋、寝室、割られてしまった名画が散乱する部屋、食器が無造作に散らばった食堂……。
霊の長は未だに現れない。もっと別の場所か……考えながら再び二階の大広間に出た――
――途端に突き上げるような痛みが、身体の中心を襲った。
「……がはっ……!?」
突如、青い鬼火のようなものを纏った霊の手のみが空中に浮かび、同時に私の鳩尾に殴打を仕掛けたのだ。衝撃は臓物にまで伝わり、何かをこみ上げさせてくる。鬼火に当てられているからか、胸の下がじんわりとした熱を帯びている。
≪コノコウゲキハソウテイシテイタカ? ワタシノチカラヲミクビッテイタカ? ……ククク≫
そこから霊の手は大きく膨らんだ胸元へと撫でるように滑り、掌を押し付けた。卑しい霊に触れられた屈辱とこそばゆい感覚はあったが、そこに変に気を取られては霊猟者の名が廃る。鈍い痛みから立ち直ると、すぐさま剣で手を振り払った。
≪ソノカンショク、ヤキツケタゾ……サテ……クルガイイ、ミナノモノ!≫
霊の長が洋館全体に集合の合図を轟かせた。するとみるみるうちに周囲の霊力の濃度は高まり、洋館中の霊魂が此処の付近へと集まってきたのを察知できた。
≪ウオオオオオオ!!≫
≪リョウカイデス!!≫
またも四方八方の壁から姿を現す色のない腕。だが今回は、明らかにその数が違う。一風変わった千手観音を眺めているようだ。数は非常に多く軽く三桁はいる。かなり倒したつもりだったが、ここまで居たとは。どうやら今回起こった霊の復活は、大規模な部類のようだ。
これだけならばまだしも、強力な霊の長がいる。そいつも居るのだから、非常に厄介だ。
……………………こうなったら、『切り札』を使うしかない。
「よくも妙な行為を働いてくれたな」
制服のポケットから『浄』と刻まれたシールのようなものを取り出し、剣の刀身に貼り付けた。この動作を、1秒の半分にも満たない早さで済ませた。
膝立ちで剣の切っ先を床につけ、力を込める。素早く予備動作を終えなければ、発動する前に行動を潰されてしまう。
≪ナニヲスルキダ!?≫
力を込めると、私の足元を中心に半径1.5メートル程の菫色に光る魔法陣が床に浮かび上がった。円の中には、無数の古風な書体の漢字と五芒星が紋様として刻まれている。
「臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前!」
一つの文字を唱える毎に、両手で一つ一つ印を結ぶ。とにかく早く、正確に。
≪……マサカ! オマエタチ、オンナヲスグニトメロ!!≫
エコーの強くかかった声が響く。同時に腕が一斉に襲いかかる。それに対し私は左手で側頭部を押さえつけ……広げた右手を思い切り前方へ伸ばす。
「彷徨う亡者共よ! 我が裁きの光に跪け!! 奥義・菫光烈破!!!」
現実の事象とは思えないようなファンタジックな炸裂音と共に、菫色の激しい光が魔法陣を中心に拡散していった!
≪ギャァアアアアアアアアッ!!!≫
≪オ……オオオォォォアアアア!!!≫
≪ガアアアキエルウウウッ!!≫
魔方陣から放たれた妖しい色彩の閃光が霊魂共を包み込み、色のない腕の大群は瞬く間に塵と消えた。剣の刀身に貼り付けられた『浄』のシールは焼け、燃えカスとなった。これにより、周囲の雑魚霊共は一掃できた。
「……うぅっ!」
しかし。
「あ……はぁ……っ! ぐうぅっ……!! ぅううぅうぅううっ……」
まるで脳を強引に圧縮でもしているかのような猛烈な痛みが、頭全体を襲った。必死に頭を抑える。
菫光烈破とは、自らが秘める退魔の力を無理矢理放出し周囲の霊を消し去る奥義……しかし、これを発動すれば力を解放した反動で激しい頭痛や動悸に苛まれてしまうリスクが存在する。
そして、あの刀身に貼り付けたシールは消耗品。補充こそ出来るが、新たにあれを作るには一つだけでも中々の時間がかかる。無闇に乱用できるような技ではないのだ。
≪…………………………ノコルハ、ワタシダケノヨウダナ……ワガドウホウヲケシサッタツミハオモイゾ?≫
それに、首領たる霊までは仕留めきれなかった。この状態では、難しい戦闘を強いられてしまう。
私の前方10メートルにて、腕だけを出してきた今までの霊とは違い頭と胴も出して浮遊している。菫光烈破によるダメージで、姿を消す事はできなくなったようだ。髑髏の仮面を付けているような外見で、素顔を確かめる事はできない。
≪ソノツミハ、コウシテツグナワセテヤロウ!!≫
再び、怨念の込められた白い糸が飛来した。一つ、二つどころではない。十ほどの長い糸が、ありとあらゆる角度から何としても私を捕らえようと迫り来る。余裕綽々とした態度で、霊の長は言った。
≪ソノヨウスナラ、スバヤクウゴケマイ。アンシンセヨ、テイチョウニカラメトッテ――≫
「幼い頃私は、親しい友を失った経験がある」
≪ンン?≫
「まだ当時の私には、闘える程の力はなかった。霊猟者であった今は亡き父は、重い心臓の病を患い病床に伏す毎日だった……」
≪フウン……≫
「そんな時、悲劇は起きた。友の家族が集団自殺を起こし、家族全員が命を落とした! 私が彼女の住居へ向かうと、その中から途轍もない禍々しい霊力を感じ取れた!! これを引き起こしたのは、紛れも無くお前達霊の仕業!!」
≪…………≫
「私は悲しみに打ちひしがれるしかなかった……だが同時に強く誓った……事件を起こさせないために蘇りし霊を一掃し、あんな思いはもう誰にもさせないと!!」
≪ヨマイゴトヲ! ソレガキサマ二、デキルカアアアアア!!≫
伸びる大量の糸に更に霊気が追加され、鬼火を纏い太くなる。触れただけで身体を怨念に蝕まれる事は想像に難くない、これで決着を付けると言わんばかりの攻撃。
この状況下で、勝利を実現する為には――――――
――一撃で決める!
「う……おおおおおおおおおおおおっ!!!」
私は喉が千切れんばかりに絶叫し、喉の痛みで頭痛を最低限誤魔化した。ただ敵を消し去るという本能のまま、何も考えず、ただただ真っ直ぐに駆け抜ける!
全ての力で駆け、強引に糸を潜り、振り切った。とにかく奴に接近する事を考え突き進めば、いつの間にか私はあの霊の長の懐にまで辿り着いていた。
ここなら届く。ここなら……届く!!
≪ナニィ!?≫
「冥界へ……帰れ!!!」
これでトドメを刺す。下から上へ全身全霊の力を込めた菫色の切り上げで、霊の長を一刀両断した! その身に秘めていた大量の霊力が、血液のように断面から吹き出ていく。このような部分でも、そこらの普通の霊との決定的な違いが把握できる。
≪ヌワアアアッ……オノレ……レイリョウシャメ……コノ……アアアアア……グォアアアアアアアァッ!!≫
霊体を真っ二つに分断された霊は悲鳴を上げながら強力な霊力もろとも、実に呆気なく消滅していった。この洋館に満ちていた禍々しい空気は完全に消えている。苦しい闘いだったが、もう驚異は去った。
「もう戻ってくるな……これは忠告だ。たとえお前でなくても、絶対に戻ってくるな……うぐっ!!」
たった今、この洋館に現れた全ての霊の討伐が完了した。だが安心した途端、誤魔化していた頭痛が元の勢いを取り戻してしまった。
脳の圧迫感に頭を押さえながら、階段を一段一段慎重に降りていく。途中、足を踏み外しそうになり一瞬身体が崩れそうになった。階段からの転落で再起不能になるとは格好が付かないどころの話ではない。気力を振り絞り、体勢を維持した。
とにかく、今は、外へ――――
――――剣を元の傘に戻し、鞄へと仕舞った。洋館の外へ出たと同時に、私の身体は崩れるように前へ傾いた。
駄目だ。身体が自分の脳の信号に忠実に動かない。勝利は決まったとはいえ、拠点に戻るまでが任務。とにかく今は自宅へと戻り英気を養わければ。軋む頭痛の中、夜の黒い空の下を這うように移動していった。
ひどく苦しんではいる状況だが、不思議と屋敷へ来た夕方よりも空気が暖かくなっている気がした。そこに私は強い安心感を覚えることができる。
そう……この安心感があるから、私は――――
――――――――そして、翌日。
「おはよ、シーナ!!」
教室に入った途端、友人の活気に溢れた声を浴びる。これに対し私は意図して声音を地声よりも弱々しげにして返した。
「お、おはよ、舞香……ごめんね昨日は……」
「いいのいいの、また今度一緒に行けばいいでしょ? その時はシーナの歌、聴かせてよね?」
「う、うん……」
「あと、プリクラも撮りたいね! 他にもパフェとか食べにいったり……」
学校では、全くいつもと変わらない平凡な日常が流れている。いつものように学生達が交流し、勉学に励む。ここでは私は丸眼鏡をかけた平凡な学生であり、平凡に勉強に励み平凡に友人と交流する。
ここには私が霊猟者として、人に危害を加える危険性のある霊を排除している事を知る者は誰一人として存在しない。だが、私には霊猟者としての矜持がある。人知れず平穏の維持に貢献する、それでいい。
昨日のあの霊共は一掃できたが、またいつどこで霊が蘇るかは分からない。その時は、また潰していくだけだ。
私は鶴谷 椎奈。霊を狩る者だからだ。
正直これでホラーを名乗るのはちょっとおこがましいかな……と考えたりしつつ。
この短編は、四割の短編を書いてみたいチャレンジ精神と三割の一人称視点描写の練習と二割の僕の趣味と一割の何かによって構成されています。
もし良ければ、僕の連載作品『VERTEX-ヴァーテクス-』も読んで頂けたら幸いです。