ケモミミは俺が守る!
その日の寝起きは最悪だった。
一瞬にして眠りの世界から引きずり出される。
感じた衝撃は腹部に一発と胸部に二発、極めつけに急所に一発だった。
耐えがたい鈍い痛みにこの世の終わりを感じた。
「あ、起きた」
痛みに苦しみ悶絶する俺を見下ろす影が一つ。
「ティエル‥‥。何でもう少し優しく起こしてくれないんだ‥‥‥」
やっとの思いで発した言葉は何ともか細く声と言うよりも音に近いものだった。
「だって昨日、テトラ言った。何が何でも起こしてくれって。だからティエルちゃんと起こした‥‥‥。」
掠れた声でもその頭頂部にある耳にはしっかりと聞こえていたようで普段はピンと立っている耳は申し訳なさそうに垂れている。
ここで俺は思い出した。確かに昨晩ティエルに朝起こしてもらうよう頼んだ。それなのに俺はティエルが悪いかのように言ってしまった。
股間に感じた痛みなどとうに消え去り、ただただティエルを攻めてしまったと後悔するばかりだった。
「そうだったな。ごめん。ティエルは悪くないもんな、俺が悪かったよ。ありがと起こしてくれて」
「ティエル悪くない? ちゃんといい子?」
「うん、ちゃんといい子だよ。でも次起こす時はもうちょっと優しく頼むよ」
「うん! わかった。優しくする!」
ティエルはそう言ってお尻から伸びるふさふさの尻尾を左右に振った。
やっぱりケモミミは最高だぜ!!!
いつものように仕事を終え、疲れた体を動かし眠りについた。久々の華金に喜びを感じ。起きたらアキバにでも行って新作ケモミミフィギュアを買おうと思っていた。
が、次に目を覚ました時は薄暗い森の中だった。
日の光は所々に差し込みなかなか幻想的だ。こんな感じの雰囲気だと何かが起こりそうな気がする。
「休みが多くあればいつかこんな所に行ってみたいな」
当然のように夢でも見ていると思っている俺はガンガンフラグを立てていた。
すると、遠くの茂みからガサガサと音がした。
「おい! こっちだ早く来い!」
続けて男の声が響く。何かを追うようなそんな声だ。
「どうだ、居たか?」
「こっちに行ったのは確かだ。もっと探すぞ!」
「くそ! 奴隷のくせに面倒掛けやがって」
「あんなのでも一応商品だ。傷は付けるなよ」
どうやら声から判断するに4人はいるみたいだった。拾える情報からはやはり何か生き物を追っているようだ。奴隷などと不穏なワードも聞こえこれが夢ではない事は察した。察しはしたがまるで理解が追い付かない。そうしているうちに近づいていたそいつらと出くわしてしまった。
「ん? なんだお前は、こんなところで何をしている」
「見ない格好だな。何者だ」
「おい、そんな事より早くしないと逃げられるぞ。そうなったら俺らに責任が問われる」
そいつらは皆片手に短剣を持ち走っていたのか息を切らしていた。
「お前、ここらで銀髪の人狼を見なかったか? こっちのほうに逃げたはずなんだ」
一人が急に声を掛けてきたが俺への問いかけと気づくのに遅れ。
「いや、見かけてないっすね。さっき音がしたのはあっちの方っす」
と、何とも適当でパッと出たような答えだったが。
「そうか、分かった。行くぞ」
「チッ、余計奥に行っちまいやがったか」
「はあー、言い訳でも考えとくか」
「まだ逃げられたわけじゃねえ、多少手荒でも仕方ねえ。必ず連れ帰る」
そう言って4人組は森の奥に消えていった。
色々と思うことはあるがひとまず俺の身は安全なのだろう。
いや、そもそもここが夢の世界でもなければ、俺の知る現実世界でもないなら。いったいどこなのか、最近よくラノベやアニメのネタとして聞く所謂『異世界』と言う所なのか。
「一番可能性があるのが異世界だ。ってのは俺の思考は先走りすぎか」
しかしながら、あの男たちの持っていた短剣や話に出ていた銀髪の『人狼』ってのがそう思わざるを得ない。銀髪の人狼‥‥人狼‥‥ケモミミか。
「案外有りだな。異世界も」
我ながら馬鹿馬鹿しいと思いながらもなんだかんだでこの状況に落ち着いている自分に笑えてくる。
「ハハハ、意外と俺って順応早いのか。さて、俺もその銀髪ロリ人狼ちゃんを探しますか」
知らななかった俺の新らたな一面を見つけ、例の人狼をロリと勝手に確定し何としても奴らより先に見つけ出さねばならない。
「ケモミミちゃんが奴隷だと? 腐ってやがるなこの世界は。そんな世界は俺が変えてやる」
ケモミミを愛する俺に向かって何ともふざけた事を抜かしたあいつらは地獄に落ちればいい。
この世界について何も知らない俺だが頭の中は既にまだ見ぬケモミミを守るために世界を変える方向に決まった。
うわー。書いてみて思ったけれどひどいなww
ま、まあ。俺(作者)のケモミミ愛が伝わればいいかな。
ただただ書きなぐった言葉の列だから面白ろさとかは期待しないでください。
ケモ〇フレ〇〇最高っす。