いざ、同好会へ!
「まじで?」
「うん、まじで!」
栞奈が魔力と悪魔同好会に入る。嘘だろ。
栞奈は続ける。
「昨日、小野っていうかわいい後輩に頼まれました!」
「やっぱり、あいつか、、というか断れよ栞奈」
「いや、でもねー、なんか楽しそうだなって」
少しは怪しめ。栞奈の将来が不安になってきた……
「というか栞奈テニス部は?」
栞奈は確かテニス部で一回地区予選でいい所まで行ったことがあると聞いたことがある。
「辞めちゃった!」
え?!
「テニスすごい好きだったじゃん。」
「なーんか、合わなくってさ!」
気持ちの入れ換え早いな、せっかく地区予選で勝ち進んだ実力だってあったのに、勿体無いように感じるな。
「それに……」
「それに??」
栞奈は下を恥ずかしそうに見つめる。
「や、やっぱり何でもない!部屋入ろ!!」
僕の質問を振り切り、栞奈は教室の中に入ろうとドアノブに手を掛ける。
「あれ?入れない、鍵が掛かってる。この部屋だよね?」
「うん、そのはず」
中を覗いてもとても活動出来るだけのスペースと清潔さがあるようには見えなかった。
「せんぱーい!こんにちは!」
小野が遠く後ろから声を掛け、走ってくる。
「小野、本当にこの部屋で合ってる?」
「もちろん合ってますよ!」
「今鍵持ってる?」
「持ってませんよ?」
不思議そうに僕を見てくる。
「あ、」
何かを思い出したかのような素振りを見せてくる。
「先輩たちには言ってませんでしたね」
「「なにを?」」
僕と栞奈が同時に聞き返す。
「まだ同好会できてませんよ」
同好会作成用紙を僕達にちらつかせてくる。
用紙にはやはり、「魔力と悪魔同好会」と書かれている。
「だって顧問も居ませんし、それにあと3人部員要りますよ?」
「「えーー!!!本当に??!!」」
2人とも動揺を隠せてない。
顧問はともかく部員あと3人は致命傷だ、このオカルト同好会に3人居るだけでも奇跡に近いのに、それにこの学校は一度部員や同好会を抜けたらもうどこにも入ってはいけないという謎ルールがある。
「で、何か見当はあるの?」
「特に無いです、が、担任の先生なら顧問を受け持っていないので、もしかしたら引き受けてくれるかもしれないです」
どうやら最初の活動は同好会作成になるらしい。