第三話 おっさん教師は今日も適当です
今回は、前より長いと思います!……多分。ではどうぞ!
「この2ーGのクラス担任になった志水良樹だ。……女子の皆、おじさんに惚れるなよ?」
「「………………」」
クラスの全員が黙っていた。朝の中岡心と天城富士也の抗争未遂?で終わってそれから5分後に担任がやって来たが、担任はとんでもなや奴であった。
外見が、髪が灰色のショートヘアーで、顎髭も灰色で顔は、まぁまぁであるが、目は死んだ魚のように無気力である。後体も年のせいか、だるそうである。
志水良樹 長峯学院の教師で担当科目が古典で、年が35歳で独身の男である。
「まぁ、とにかく今年はおじさんが担任だからよろしくな。……さてクラスの自己紹介は…………めんどくさいからいいか。どうせ一年生の時に自己紹介をしてそっから名前を覚えたからいいよな。自己紹介の埋め合わせにおじさんのついて何か質問があるか?出来れば女子に質問をしてほしいんだけど。何かあるか?」
「「………………」」
このとんでもない教師は、新学年の早々最初のク王ラスメイトによる自己紹介を完全に無視をしておっさんの自己紹介をようとしていた。しかし“あるチャレンジャー”がおっさんに、聞こうとしていた。
「加齢臭漂うおっさんに質問があるんじゃがいいかのう?」
チャレンジジャーの名は中岡心である。実は中岡心はこのおっさん教師の事を気に入っている。他の教師は、己の保身、気にいらない生徒【不良】を潰したりしている。だがこのおっさんはそんなことはせずただ己の美学を突き通す程の持ち主なのだから、中岡心は気にいっている。
「ん?おいおい心、おじさんはまだ加齢臭は出ていないぞ?あっでもそろそろ出るかもなぁ………そんな発言をするとお前の天敵の武装風紀委員に捕まるぞ?」
「いやいや!おっさんだってある意味武装風紀委員に取っ捕まるから!」
「そんな事より、早く質問をしてさっさとしろ。おじさんは女子の質問を受けたいんだ。」
「あっ!ひでえ!ったくとんでもない教師じゃな!……じゃあ言うけど、おっさんはいつ結婚するんじゃ?」
「おじさんが、今悩んでいる事をズバッと言うんじゃない。まぁいつかは、いい人がいればすぐ結婚は出きるから。」
「いやそれは無理じゃろ。」
「先生の性格じゃ、無理だろ。」
中岡心の前の席にいる天城富士也も志水良樹に言った。
「おじさんの心を破壊して何が面白い?三十路過ぎのおじさんの泣き顔をお前ら見たいのか?」
「いや見たくないな、そんなもの見たらトラウマものじゃ。」
「俺も三十路過ぎのおっさんの泣き顔は不気味だからな。」
「いやお前ら鬼?……ってもうHR終わるじゃんあ~あ、おじさんは女子に質問されたかったな。……HRが終わったら一時間目が古典だからな、授業が終わったらに春休み出した課題をだしとけ。課題を忘れた奴は明日持ってこいよ。白紙の奴は授業中に書いてだしとけよ。他の先生の授業中にやったら後々めんどくさいからなおじさんは。」
志水良樹に発言が終わった同時にチャイムがなった。