時間よ、止まれ。
最終電車の時間が差し迫っている。
もう少しで、君とのお別れの時間。
君と見つめ合っている緊張感。
でも、その感じが幸せに変わるんだ。
これが永遠になればって、 そう思うの。
ずっと特別なあなたと居れるならば、私は。
神様に何度もお願いをして、一秒でも傍にって。
言葉じゃ言えない、この大きすぎるあなたへの想い。
ずっとが駄目なら、少しだけでも。 できるだけあなたと。
別に無茶を言っていないでしょ? 少しだけでいいの、神様。
私とあなたの時間を少しでいいから繋ぎ止めてよ。 ねぇ、お願い。
――たった一つだけでいいの。 この想いだけでいいから、ずっと一緒に。