第9話 天使と悪魔2
気づけば僕は、卒業まで後1ヶ月となっていた。
本当に早かった。よく先生たちは、高校生活は一瞬で過ぎ去るから後悔のないよう過ごすようにと言ってくる。僕を含め大体の生徒は、『はいはい、テンプーレートね。』とどうせそんな一瞬に感じないし特に勉強なんかは後でいいやと高校生のうちにしか出来ない全ての行為を後回しにする。だが高校3年生になり卒業が近づくにつれいろいろな後悔が押し寄せてくる。あの時こうしとけばよかったなとか最初からちゃんと勉強していればなとか最後になって、やりたい事が山程出てくる。そこで僕は3年間気になってはいたが見て見ぬ振りをしてきたコイツらについて、しっかりと言及しようと思う。
悪魔:『さっきのコイツ面白かったな!』
天使:『えぇー見てて滑稽でした。3年経ってもこの人は全くバスケが成長しませんね。』
僕:『...』
悪魔:『おい!どうした?図星過ぎて言い返す言葉も無いか?』
僕:『あのさ、、』
天使:『反論ですか?煽ったのは悪魔なのですから私には、当たらないで下さいね』
僕:『あのさ!最初会った時にも聞いたんだけど、、、やっぱお前達ってなんなんだ?なんで僕にしか見えなくて、僕にだけついてくるんだよ!』
(顔を見合わせる天使と悪魔)
天使:『まぁ、そろそろ答えてもいいですか、』
悪魔:『そうだな!俺もコイツにだったらそろそろ本当の事を言ってもいいと思うぜ!』
天使:『うーん、何から答えましょうか?』
僕:『そんなに答えるのに困るんだったら、僕が聞いた事から順に答えて欲しい。』
天使:『うーん、、、』
悪魔:『どうせ教えるんだしいいんじゃないか?』
天使:『それもそうですね。どうぞ、あなたが聞きたい事を教えます。あなたは、私たちの何を知りたいんですか?』
僕:『まず初めに聞きたいことは、お前らはどこから来たんだ?』
悪魔:『俺は"魔界"だな!』
天使:『私は"天界"です。』
思っていたよりもあっさりとした答えだった。だが具体的にどういった場所のなのかも気になるし折角の機会だ、それに高校生の最終盤に後悔なんかしたくない。
僕:『その、"魔界"?と"天界"?はどういった場所なんだ?』
天使:『すみません言い忘れてましたが
"魔界"と"天界"は同じ世界です。具体的にいうと私たちが住んでいる世界ではこの今私達がいる場所を"中界"と呼んでいます。そして、この中界で、極悪の限りを尽くした罪人は、"下界"と呼ばれるまぁ要するにあなた達が想像する地獄のような場所に送られます。そして、私とこの悪魔が住んでいる場所こそが"天界"と呼ばれるばしょです。そして、その天界の中でも種類があり、最も位が高い場所が"神界"その一つ下の階級が"天界"
そして一番下が"魔界"と呼ばれています。どうですか?この説明でわかりましたか?』
なるほど、それだとこの天使の方が位が高いから悪魔は、余り非礼を働いてはダメなのでは?
僕:『今の説明だと悪魔より天使の方が位が高いはずだがこんなタメ口でいいのか?』
天使:『まぁ、普通はこんなにタメ口で、話さないでしょうね。でもコイツが敬語を使って話せると思いますか?他の悪魔ならまだしもコイツは悪魔の中でもバカ中のバカですよ!?』
天使も色々苦労してるんだな。
悪魔:『何がバカだ?俺は、魔界の中では、飛び抜けて頭が良くて、まさに神童ならぬ、天童っていわれてたんだぞ!』
天使:『なにを言ってるのかさっぱりですね。それに軽々しく神という言葉を使う本当に愚かなヤツだと思いましたよ』
なんだかこの会話を見ていると天使が可哀想になって来た。それに神という言葉を使うだけでそんなにまずいのか?
僕:『神という言葉がそんなにまずいのか?』
天使:『まぁ、そうですね。簡単にいうと神という言葉を使うこと自体はいいのですが神という言葉を意味も無く使うのが良く無いですね。最悪"下界"送りになります。』
悪魔:『アイツら、じゃ無くてあの方達は、無駄にプライドが高いからな』
なるほどな。さっきの悪魔は、神という言葉をあくまで、例えで使ったから良かったのか。それに天使も説明の一環として使っている。それにこの悪魔でさえ言葉を言い直すとは、神様はどれほどの権力を持っているんだ?まぁ、僕には関係のない事だし言及する必要もないか。それよりも一生生活する可能性があるコイツらに質問するべきだ。
僕:『じゃあ二つ目の質問なんだがお前らはどういう関係なんだ?』
天使:『私達は、強いて言うなら会社の上司と部下の関係です。まぁ、全くそんな気はしませんが』
悪魔:『なんでだよ!コレでもお前に敬意を持っているんだぜ!?』
天使:『だったら敬語を使いなさい。それにお前じゃ無くて、せめてあんたとか天使と言ってください。』
まぁ確かに、僕には上司と部下って感じに見えなくも無いが、そういう関係性って事は何か仕事をしているのか?
僕:『お前たちは、なんでこの"中界"?に来たんだ?』
天使:『まぁ、仕事ですね。』
悪魔:『そうだぜ!しかも神様から直々に貰った仕事だぜ!』
僕:『神様から?それは一体どういう仕事なんだ?』
天使:『それはですね、、、、、、、、、、、』
この時僕は思いもしなかった。この世界がどのようにできているかをそして、この出来事をきっかけに全ての生き方を変えようとするきっかけになる事を
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次回:第10話 この世の中は悪魔で埋め尽くされている
来週の金曜日をお楽しみに〜!
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今回は、この天使と悪魔の真実に迫る回にしました!
来週が最終回なので、多分長めになると思います。
期待して待っててください!




