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第6話 新学期

周りの景色が緑色から茶、橙、黄色へと変わってきた。

新学期、僕は毎回緊張する。その代償と言ってはなんだが少しワクワクする気持ちもある。


悪魔:『やっと学校だな!待ちくたびれたぜ!』

天使:『えぇー、本当に待ちくたびれました。』

なぜこの2人がこんなに文句を言っているかというとそれは少し前に遡る。


高山:『えぇー明日から夏休みなので、皆んな気を抜きすぎないように、では、さようなら』


クラスのみんな:『さよーならー!』

各方面から"よっしゃー夏休み何するー?"とか

"絶対海行こうよ!"だとか楽しそうな夏休みの予定を考える声が聞こえる。

まぁ僕には、予定という予定は無い。予定を作って遊ぶ友達がいないわけでは無い。

いや嘘である。本当に遊ぶ友達がいないのである。前までだったら"勇太"と遊んでいたがその"勇太"がヤバいやつだとは、、、まぁ、もう終わった事だ。今更悔やんだって仕方ない。

それよりも夏休み何をして時間を潰せば良いかを考えなくてはいけない。そんな時である。


花音:『おっ!どうしたの?そんな浮かない顔して?せっかくの"夏休み"だよ?』

花音が話しかけてきたのである。


僕:『なんだよ、嫌味でも言いにきたのか?』

花音:『逆だよ、逆!君を遊びに誘いに来たんだよ』

僕:『はいはい、どうせゲームの素材回収手伝ってとでも言うんでしょ』

花音:『そんなこと言ってると本当にそうするよ?』

僕:『え?そうじゃ無いの』

花音:『はぁ、まぁいいか。夏休み皆んなで海行くんだけど一緒に行かない?って言おうと思ってたの!』

僕:『海?!行かないよどうせ僕泳げないしそれに陽キャすぎてノリに着いていけないし』

花音:『まぁ無理にとは言わないからさ。いけそうだったら連絡ちょうだい。それだけ、バイバイ』

行くわけないだろ。心の中でそう思ったが、流石に本人の前では、言わなかった。仮にも誘ってくれたわけだし。


天使:『どうするんですか?』

僕:『行かないよ』

悪魔:『えぇーなんでだよ!楽しそうじゃねぇか!俺、海行ってみてーよ!』

僕:『行かないよって言ってるだろ。僕はああゆう感じの集まりが元々得意じゃないんだ。』

悪魔『ちぇ、つまんねぇの』

天使:『後悔しても知りませんよ』

僕:『何が後悔だよ、あいにく僕はこの手の選択で後悔した事は一度も無いからね』

天使:『ならいいのですが』

内心少し行ってみたいと言う気持ちもあったがノリについて行けず気まずい空気にしてしまったら申し訳ないという感情が心から離れなかった。




暇だ、暇、凄い暇だ。夏休みの課題も宿題も全部終わり。ゲームも最後までクリアして、隠し要素まで終わってしまったからである。


悪魔:『なんかたのしいことしようぜ〜』

僕:『僕だってそうしたいよ』

天使:『だから私はあの時後悔は無いですね?と言ったのに』

凄く言い返したい気持ちがあったがが最も過ぎて黙ることしかできない。

悪魔:『もぅまてねぇー!俺1人で海行ってくる!』

天使:『あなた覚えてないんですか?それは絶対に無理ですよ』

悪魔:『チッ、、、』

僕『どう言うことだ?お前らは1人じゃ行動できないのか?』

天使:『まぁそうですね』

悪魔:『おいおい言っちまって大丈夫なのか?』

天使:『この発言をされた以上どう頑張ってもいずれバレます。だったら今言ってしまうのが得策でしょ?』

悪魔:『確かにな』

不思議に思ったがどうせ何を聞いても教えてくれないので、余計な事は聞かないことにした。


結局、海に行けば良かった。と言う後悔だけが残って、僕たちの夏休みは秋の訪れとともに消えていった。




クラスに入る。すると夏休み前に話したきりの花音に声をかけられる。

花音:『結局来なかったね』

僕:『元から行かないって言ってただろ』

花音:『正直来ると思ってた。』

花音:『楽しみにしてたのに...』

僕:『何か言ったか?』

花音:『な、何も言ってないよ。それよりも来週から図書委員あるらしいんだけどどうする?』

花音がこう聞く理由は、図書委員は必ず図書室の中で、本を読みながら当番をしなければいけないという決まりがある。それがとてもダルいのだ。

うちの学校は、珍しくスマホの使用許可が出ている学校だがらこそ大事な休み時間中にスマホを使えないのは致命的なのである。

僕『どうするも何もやるしか無いだろ』

花音:『そうだよね、じゃあさ!普通にやっても面白く無いから。お互いの好きな本を交換して読もうよ!』正直いつも同じような本を読んでいたから丸く無い提案である。

僕:『いいよ。ただし昆虫図鑑だけは、絶対にやめてね』

花音:『わかってるって!じゃあ来週ね!』

そうして花音は、またみんなのところへ戻っていった。


悪魔:『俺は"スマホ"?なんかよりも断然本の方が好きだぜ!』

天使:『本からは、多くの知識と教養を得られますからね』

僕:『僕は断然"スマホ"の方がいいけどな』

こうは言ったが正直来週の図書委員が少し楽しみになってきたのである。


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次回:第7話 図書委員

来週の金曜日をお楽しみに〜!

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今回も見ていただきありがとうございます。

今後この作品や他のジャンルの作品にもチャレンジしていきたいので、よければフォローの方をよろしくお願いします。

 今回この作品を初めて読んでいただいた方や前回と今回どちらとも読んでいただいている方よろしければコメントの方で評価または、感想を記入してくれるとありがたいです。

 今後ともこの作品をよろしくお願いします。


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