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第5話 真犯人

悪魔『おれぁー分かっちゃったぜ。今回の"事件"の犯人がなぁ』

天使『珍しくあなたと意見が一致しそうですね』

僕『分かったのか?事件の犯人は誰なんだよ?(小声)』

悪魔『悪魔の俺が言うのもあれだが正直聞かない方がいいと思うぜ』

天使『えぇ、そうでしょうね。でも避けようと思っても避けられない"運命"と言うものがこの世の中には確かに存在します』この時僕は、コイツらが何をここまで、勿体ぶっているのだろうと思った。

僕『事件の"犯人"がわかったんだろ?早く教えろよ!(小声)』

悪魔と天使がお互いに目配せをしてから俺が行くと言わんばかりの顔で悪魔が喋り出した。

悪魔『犯人は"勇太"だ』

僕『.......................』

この時僕が世界から置いていかれていると錯覚するぐらい空間がいやこの世の全てが止まって見えた。

僕『いや、ありえないだろ!やっぱりお前は悪魔だな!面白くない冗談を言うものだ!』そうだ!冗談だきっと悪魔の冗談に違いないと思っていた矢先に天使が喋り出した。

天使『冗談では無いですよ。だって彼以外にできる人もいなければやる人もいませんもの』天使は、淡々と話しを続けた。

天使『確かに困惑するあなたの気持ちもわかります。ですが冷静に考えてみてください、、、』

これ以上は聞きたくなかった。でも天使は止めるつもりはないらしい。そりゃそうだ。

所詮コイツも天使なのである。天使は人間の味方と言う偏見が頭の中にあったがよくよく考えてみたら天使と悪魔が一緒にいて、普通に会話している少なくとも人間の味方と言いづらい。

僕の頭の整理がつく前に天使が淡々と"真実"を話し始めた。

天使『まず事件を整理してみましょう。皆さんが体育に向かったのは、一時間目が終わった10分休み。その時はまだウサギは生きていた。そして体育が始まり教室に帰ってきていたところで、ウサギが死んでいた。』

僕『これで何が分かるんだよ‼︎これだけだったらどこにいるかも分からない"高山"の方が怪しいじゃないか‼︎』

天使『まぁまぁ落ち着いて聞いてください』

天使『それに"高山先生"は、絶対にありえないです。なぜならこの時間、彼は授業をしていましたから。』

僕『何でそんなことがわかる?』

天使『私を何だと思っているんですか?天使ですよ?この学校の人の動きは大体把握しています。』何も言い返せなかった。このままでは、"勇太"が犯人だと認めてしまうと心の底から焦り始めた。

天使『そしてなぜ"勇太"さんが犯人なのかについてですが、あなたなぜバスケの試合に出たか覚えてますか?』

僕はこの時嫌でも思い出してしまった。いや分かっていたが覚えてないフリを無自覚でしていただけかれない。

天使『"勇太"さんはあなたにトイレに行きたいから試合に出てくれとお願いしていましたね。そこですよ。』なるほどな、こんなちょっとの情報だけで、決めつけたのか?と一瞬疑ったがそれ以外にまずまず教室に行ける人がいなさすぎる。

体育の時間に席を外したのは"勇太"1人よって理由がどうであれ席を外した時点で、必然的に"勇太"が犯人になるのである。確かに筋は通っている。

悪魔『そんなにコイツが信じられないんだったら本人に直接聞いてみればいいんじゃないか?』

確かにそうだ。まだ本人に聞くまでは、犯人だと決まった分けじゃない。

僕『確かに。聞いてみるよ』勇太のある場所へとすぐに向かった。

僕『勇太、体育の時間本当にトイレ行ってた?』

勇太『何言ってんだよ!当たり前だろ!』

安心した。やっぱり勇太が裏切る分けないそんな事を思っている時

クラスの男子『確かに、そういえばお前体育の時間に体育館いなかった時間あったよな?』

この一言でクラスがザワついた。

そしてなぜだかこの時勇太は嬉しそうにしていた。

勇太『あれー!確かにそうじゃん!』

僕『えっ?』

勇太『?俺が殺したけど?』

僕『え、だってそんな分けないって、、、』

勇太『嘘に決まってんじゃん』

僕『.......本当に?な、何で殺したの?』

勇太『だってさぁーみんな全然気づいてくれないんだもん!』

僕『どう言う事?』

勇太『だぁかぁらー殺したのも俺だし、今までトイレットペーパーの芯抜いたり教卓に落書きしたりしてたのも全部俺!』

この会話中僕は思考する事は無く人間としての倫理的本能で話していた。そしてウサギを殺しただけでなく。これまでの事件全ての犯人が全て "勇太"だったと言う事実を信じられなかった。

勇太『俺さぁー小さい頃からずっとずぅーっと世界で一番目立ちたかったんだよねぇー』

勇太『その為に子供でもできて、目立てるものって何だろーなぁーって思ったら事件をちょっとずつ起こして、最後にドカーンとデカいの起こして、犯人全部俺でしたーって言うのが一番効率いいって思った分け。天才でしょ?』

僕『何を言って、そんなの誰も認めてくれる分けないだろ!』

勇太『???だって認められる必要なくない? 俺は、目立てればそれで十分だもん!』

その元気な声に僕は恐怖と驚きを隠せなかった。

そして今まで、自分が大切にしてきた人が

"狂人的思考の持ち主"だったことに絶望した。




 その後先生が警察を呼び勇太はそのままパトカーに連れていかれた。

悪魔『俺の予想は外れてなかったな!一番最初にあいつを見た時に言ったろ?""アイツからは何かやばい"モノ"を感じるぜぇ""てな』

天使『確かに言ってましたね。正直アナタのそう言う直感は羨ましいです。』

僕は何も考えられなかった。ただただコイツらの言う事を聞くしかできなかった。


数日後、僕はしっかりと人間とは、なんなのかを考えてみることにした。世間一般論だとこの世の中には、色々な人間がいて、それを受け入れていこうというのが今の風潮らしい。だが少なとも今の僕にその考え方は出来無い。だからこう考える事にした。世の中"良い奴"も"悪い奴"も確かに存在する。だけど"悪い奴"が目立ちすぎるいや自分たちが目立たせすぎている。そこで、"良い事"をしている人や自分が良い事をした時それを何かに記録するのだ。ノートでもいいしスマホのメモ帳でもいい。 限度はあるがインスタやXで、投稿し"いい事"を色んな人に広めるのでも良い。つまり何が言いたいのかというと世間を"良い事"の認知で、埋め尽くせば"悪い事"がどんどん目立たなくなっていきまずまず"悪い事"を考える必要が無くなるからである。

あくまで、理想論であるが僕は、この考え方を大切に生きていきたい。本気でそう思った。


あの事件から数ヶ月後新学期が始まった。



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次回:第6話 新学期

来週の金曜日をお楽しみに〜!

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今回も見ていただきありがとうございます。

今後この作品や他のジャンルの作品にもチャレンジしていきたいので、よければフォローの方をよろしくお願いします。

 今回この作品を初めて読んでいただいた方や前回と今回どちらとも読んでいただいている方よろしければコメントの方で評価または、感想を記入してくれるとありがたいです。

 今後ともこの作品をよろしくお願いします。

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