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第4話 冤罪

香澄『.......』

何が起きているのかわからなかった。目の前で、さっきまで元気だったウサギがしんでる...?

多分みんなが最初同じことを思った。

普通の男子『香澄、が殺したのか...?』

みんな困惑していたが徐々に状況を理解し始め次々にクラス中から声が沸き上がる。

『香澄ちゃんが?』だとか『死体を持っているってことは、やっぱりあいつが...』とか言いたい放題であった。

勇太『みんなやめろ‼︎まだ香澄が殺したって決まったわけじゃないだろ‼︎一旦話を聞いてみよう...

だめ、かな?』この声をきっかけに批判の声が収まるかと安堵した瞬間クラスの端から聞き覚えのある声が聞こえてきた。

高山『おい、香澄。お前がやったのか?』

香澄『...やって..』

高山『お前がやったんだろ‼︎』

香澄『...やってない‼︎』

高山『嘘つくなぁ‼︎じゃあ今その手で持っている物はなんだ?説明してみろ‼︎』

香澄『それは...』

高山『言えないんだろ?それはお前がやったからだよなー‼︎』

香澄『...』

そしてまたクラスから批判の嵐が来る"予感"を感じる。外れて欲しい"予感"だったが見事に的中する。

『おい、聞いたか?理由答えられないらしいぜ』

『マジヤバかなぁーい?』『香澄さん嘘だよね?』『香澄ほんとのこと言えよ』『香澄命をなんだと思ってる』止まる気配のない悪言(わるぐち)の嵐。香澄さんの目からはほとんど光が消えている。そして一つの言葉が香澄さんの理性を失わせた。

『てか、香澄が動物係やりたいって言ったんじゃない?』『確かに』だとか『そうだそうだ』だとか次から次へと喋る隙を与えずに言葉のナイフが投げられる。そして全員が気が済むまで悪言を言い終わった後体からいやこの世界から"心"が消えたかのようなこえで、香澄さんが言葉を発した。

香澄『私はやってない....』

香澄『みんなだってわかるでしょ。さっきまで一緒に体育してたじゃん。何で話を聞いてくれないの.....』この一言がみんなを冷静にさせた。

勇太『そうだよ!さっきまで俺たちは、一緒に体育をしてたじゃないか!まずは、香澄さんに好き放題言ったことを謝ろうよ!』

『ごめん...』『悪かった...』皆んなが口々に謝罪の言葉を述べた。

悪魔『ブワァーハッハ本当に人間は滑稽だな!』

天使『えぇーまさかここまで酷いとは』何かを喋ったかと思えば解決する手段を教えてくれるのではなく。ただただ自分たちを馬鹿にする言葉だった。

僕『...何が言いたいんだよ(小声)』

悪魔『言わなくてもわかんだろ‼︎』といつものように大まかな事しか言わない悪魔。

天使『ハァー、今回だけ教えてあげましょう。私たちがあなた方を下に見るような発言をした訳を』

僕『...早く言えよ(小声)』

天使『単純に考えて見てください。あなた達は散々彼女を罵っておいて、謝罪の言葉はごめん、悪かったの2パターンだけなんですよ?これをおかしいと思わないんですか?』天使のこの言葉で、僕の心に衝撃という名の電流のようなものが流れるのを感じた。確かにそうだ。僕らは、あれだけ彼女に悪言をいった。彼女がこの一瞬で、どれだけ傷ついたかも知らずに軽々と自分のプライドを守る為だけにごめんと悪かったこの二つの言葉で謝罪を済ませた。正直僕が僕なのかはたまた人なのか一瞬わからなくなってしまった。


勇太『じゃあ、香澄ゆっくりでいいから香澄が教室に帰ってきた時何があったか聞かせてよ。』

香澄『わかった...』皆んなが息を飲んで香澄さんの言葉を待った。

香澄『まず前提として、私はこの子を殺してない。それを踏まえた上で聞いて欲しい。』

勇太『もちろんだよ。』

香澄『私が教室から帰ってきた時。すでにこの子は、』

クラスのみんな『.............』

香澄『...死んでた』

香澄『そして、なぜか飼育ゲージの中じゃなくて、教室の真ん中で死んでたの』

香澄『私も最初信じられなくて、何かの間違いでゲージから出てきちゃったのかなーって思ったけどピクリとも動かないから...』

『そんな事が』『信じられない』クラスから色々な声が聞こえてきた。

勇太『喋ってくれて、ありがとう。』

勇太『あまり言いたくはないけど。正直事故だとは、思えないよね...』クラスのみんなが思ってたことを勇太が代わりに言ってくれた。

高山『なるほどなー。香澄本当にすまなかった。

先生も少し熱くなってしまっていたらしい。どうか許してほしい』

香澄『...は..い』香澄はこの時絶対に許すつもりは無いと言いたげな顔で返事をしていた。

高山『一応、今回の件は、職員会議で話をしておく。もしかしたら警察も動くかもしれないから。もしそうなった時はその時に連絡をする。香澄一旦その子を渡してくれるか?』

香澄『..はい』最後に別れの言葉を告げ香澄は、ウサギを先生に手渡した。


悪魔『おれぁー分かっちゃったぜ。今回の"事件"の犯人が』

天使『珍しくあなたと意見が一致しそうですね』

僕『分かったのか?事件の犯人は誰なんだよ?(小声)』僕はこの時後悔した。何でこの質問をしてしまったのか、でもきっといずれ分かっていたのかもしれない。この事件の犯人について。






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次回:第5話 真犯人

来週の金曜日をお楽しみに〜!

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今回も見ていただきありがとうございます。

今後この作品や他のジャンルの作品にもチャレンジしていきたいので、よければフォローの方をよろしくお願いします。

 今回この作品を初めて読んでいただいた方や前回と今回どちらとも読んでいただいている方よろしければコメントの方で評価または、感想を記入してくれるとありがたいです。

 今後ともこの作品をよろしくお願いします。


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