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額縁の裏に隠されていた懺悔の手紙
死んじまった。
そんなに思い悩んでいたなんて知らなかった。
お前は全部背負い込んじまうのは知っていたがそこまでだったなんて。
オレも仕事で紛らわせていたから、自分で手一杯だった。
……いや逃げてたんだ。本当にすまなかった。
今お前に謝っても仕方ないことだがそれでも謝らせてくれ。
本当にすまなかった。
我が子のお勤めはこれからだ。それを支えていきたいがオレは家事もできなけりゃ育児なんて到底できるとは思えない。ましてや部屋から出て来れない子なんて尚更だ。
前から話していた村長が息子を引き取るという話。最初はお前もいるから大丈夫だと伝えていたが、オレひとりだと話が変わる。
その話に甘えようと思う。お前の気持ちを裏切るかも知れねぇが、あいつのためだ。その方が絶対にいいと思う。
オレはバカだから、教養をはぐくむ? ことはできねぇ。今後のことを考えても間違いなくその話を組むことが正解だ。
お前が悩む前にこのことを相談してやれば少しは気を楽にしてやれたかもしれない。後悔しかない。
どうか許してくれ。我が家を守ろうとした結果なんだ。
どうか、許してくれ。




