人助け
「ただいま~」「おかえりなさい、今日はどうだった?」「特に何も、いつも道理だよ」「あらそう」私はいつも道理に学校へ行って、帰って、ご飯を食べて、風呂に入って、寝る。そんないつもだったはずだった私は人生で最大の危機が迫っていた。
私はベッドに飛び乗った、「はぁ」私、いったいどうすればいいんだろ命を懸けて人を救う?きっとよほどのお人よしじゃなかったら断るね、でも強制だったとしても意地でもやらない結局みんな自分の命が一番なんだから。まぁ私だって例外じゃないけど、そんなことを考えていると「和葉ー?ご飯できたわよー?」
「はーい」一度考えるのは辞めよう、と思いながら私はご飯を食べに下の階へ行ったのだった
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やばい、少しのんびりしすぎた…ご飯を食べ風呂に入り漫画を読んでいたらもう12時に…もう次の日じゃんお父さんとお母さんはもう寝たし考えなきゃ…「おはよう、木宮さん」「ぴゃぁっ!」こ、この声はもしかして「あ、天津鬼さん…」「正解」私の部屋の窓に月の逆光を浴びながら優雅に座っている天津鬼さんがいた「ど、どどどどうしてここに?!」 「あははっ、動揺しすぎだよでもまぁそうなるよね」あれ、私住所んとか教えてないし・・・「僕の従者が君の跡をつけてくれたんだよ」そ、それって普通に犯罪じゃ…「ちなみにこの子たち小さな小さな小鬼が出てきた。そしてその小鬼ちゃんたちは、ぽてぽてと私のところへ歩いてきて私の手のひらの上にちょんと乗った小鬼ちゃんたちは乗れたのがうれしいのかニコニコしている
かっ可愛い!!「でもどうしてこんな時間に…」「それは明日まで待ってくれという君のお願いを聞いたからだよ」時間きっちり守っていらっしゃる…でも、あれ?私「一日っていったよね?」一日多分1時くらいに言ったから今日の午後一時まで時間はあるはず…と思って私は横目で天津鬼さんを見ると口笛を吹いていた。絶対忘れてたな…「ま、まあそれはともかく…」
「どうする?」「私は…」正直見ず知らずの誰かのために命を懸けることなんてしたくない皆は…って今はそのことは関係ないでしょうが!ねぇ ちゃんあなたはなんて言ってたっけ
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「ねぇなんで人助けなんてするの? ちゃん」 「なんでだろうね~?」「なんで教えてくれないの~!!」私は隣の家に引っ越してきた子がいたその子はとっても優しい子だったのを覚えてる、今では顔も名前も、声すら思い出せないけど彼女は確か…
「人の笑顔を見ると私もうれしくなるから・・・・かな!」
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そうだ、私それから私も誰かの笑顔を見るのが好きなんだっけ「ねぇ天津鬼さん」「どうしたの」「もし私が助けたら助けた人の笑顔を私は見ることができるの?」「見れないわけがないだろ?だって”助ける”んだから」ずっと忘れてたこの気持ち誰かの笑顔が好きっていうこの気持ちをもう一度取り戻せるのなら私は…
「やる」
こんにちは!またはこんばんは!今回の話は今までで一番長いものとなりました!(まあ今のところですが…)これからも元気に投稿していくので温かい目で見守っていてください!今回の話も観てくれてありがとうございました!ではまた次の話でお会いしましょう!




