静かに終わった初恋
「一年生の時に一目ぼれしちゃって…あの、私と付き合ってくれませんか?」
中学最後の夏、私は中一のころから好きだった彼に告白をした彼は優しくて陰キャな私にも優しく声をかけてくれた、そして唯一の友達だった一人の友達が背中を押してくれたそれで今やっとの思いで告白したはずだった
「君さ…何か勘違いしてない?」 「っえ?」
「僕が君に話しかけたのは、君が一人で寂しそうだったからで…なんていうかその」
「つまり僕は君に対して恋心は持ち合わせていないから、それじゃあまた学校で」
その言葉がぐさりと私の胸の奥に深く突き刺さった「君に対して恋心は持ち合わせていない」その言葉に
「はぁ、わかってたけどいざ振られるとなるとやっぱり悲しいものなんだなぁ」(どうせ最後だし・・・)
私は彼の心の中を見た、(チッしくじった隣のクラスのサリアさんに振り向いてもらうためだったのにあの陰キャ女にこくられた)
「嘘…拓海君そんなこと思ってたなんて」「優しい素敵な人だって思ってたのに…」その時に何だかかわいらしい声がした「男なんてみんなそんなものよ!表ではいいやつぶって裏ではクソ最低なやつなんだから!」「ってえぇぇぇだ、だれ!」「あぁやっと気づいたのね」「やっやっとてっどういうことなの?」
私の上には小さな羽と小さな角それに先っぽがハートのしっぽがついた悪魔のような女の子がいたのだ「だってあなたなかなか気づかないんだもの」「私はあなたの能力が開花した時にはもう既にあなたのそばにいたわ」 「え、ウソ…全然気づかなかったごめんね…えーと」「私の名前はアスモデウスこれでもすごい悪魔なんだから!」アスモデウスはふふんっ、と満足げに言うけど…「小さいもんなぁ」
「小さい言うな!」「ってやばい家に帰らなきゃ…」「え、えーっとアスモでいいやアスモ!私についてきて!」「略すなー!」ここから私たちの驚きしかない人生が始まるのであった
こんにちはー(-ω-)/今回は二個目です私自身これは結構うまくできた自信があります!楽しんでくれたら光栄です!