転生
俺が目を覚ました時、暗闇の中にいた。
それはとても長い、永い暗闇だった。
しかも、とても狭い場所のようで、きゅうきゅうと体をキツく締め付ける。
体の自由が効かず、思わず声をあげようとするが、うまく声も出てこない。というか呼吸ができない。
いったい、俺の体はどうしてしまったのだろうか?
と言うか俺は何をしていたんだっけ?
「§∥∬Ω∞!!」
次の瞬間だった。
何を話しているのかは理解することができなかったが、人の話し声が聞こえ、目が潰れてしまいそうなほどの光が俺の瞳孔を襲った。
ま、眩しい!
それと同時に、空気が肺の中に入り込んできた。
俺の意思に反して、俺は声を上げた。
ギャーギャー、と言葉にならない叫び声のようなものだ。
なぜそうしたのかは、俺自身にもよくわからない。
「ω∂£∂」
何を言っているのかわからない言葉が、俺の耳朶を刺激する。
ゆっくりと瞳を開き、声のした方に視線を向けると、20代半ばとおぼしき男がこちらを見ていた。
その男はなぜか涙を流している。
何事かを呟き続ける男、しかし、やはりと言うべきか、俺にはその言葉の一切を理解することができなかった。
それとほぼ同時、男とは別の方向、俺の背後から女性の声がした。
男の声とは違い、落ち着いていて、どこか不思議な感じのするこわいろだった。
「_________________________________」
女性が何事かを言い終えた瞬間だった!
俺の頭上に小さな水?の玉のような物が現れる。
どんどんとその球体は体積を広げて行き、直径50センチほどにまで成長。
そして、その球体は俺の体に向かって飛んでくると俺の顔を除く首から足先までの全てをすっぽりと覆い尽くしてしまった。
なぜか首を動かす事ができないから目で確認することはできないが、触感で感じる事ができた。
水球はとても暖かい。
今までの経験に照らし合わせるのなら、湯船に浸かっているような感覚。
水球は俺の体の回りを
循環するように流動していたが、しばらくすると女性がまた何事かを呟く。
「______________________」
すると、水球は俺の体を離れ、再度頭上へと集まり、最後は音を立てることもなく、完全に消えてなくなってしまった。
いったい何が起こっているのか理解できず呆然としていると、ふわりと体が宙を舞った。
はっ!?あまりの非現実を突き付けられて、脳の処理が追い付かない。
空中に浮かんでいる間、ベットに横たわり疲れきった表情の女性、泣いている男、黒い法衣のような物を纏う女性二人の姿が確認できた。
ふわりふわりと舞う俺の体は、ベットに横たわる女性の真横に置かれているバスケットの中にすっぽりと収まった。
これでこちらから回りの様子を伺うことができなくなってしまったが、疲れきった表情をした女性が体を起こして、優しい笑みをたたえこちらを覗き込んでいた。
なんでかはわからない。その女性の微笑みは俺に安心感を与えた。
女性は手を伸ばし、俺の体を優しく抱き上げると優しい口調で呟いた。
「ロウエ」と




