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邂逅

 夏の蒸し暑さを避けるように僕は机に頬杖をついてまるで下界を眺める神様みたいに開け放たれた窓からみんなの様子を眺めていた。「みんな大変そうだなぁ。。」そんな呑気に独り言を呟きながら大きな欠伸をすると僕は肘を机から離し、机に突っ伏す格好になった。これが僕の毎日の日課である。中学の頃は一応弓道部に所属していたのだが、もともと周りに比べて体も華奢で体力もなかったことから高校に入っても部活動には入らず高2になった今もこうして適当に毎日を過ごしている。

 毎日授業が終わるとみんながあくせく部活の準備をしているのを横目に僕は教室の隅っこの席でこんな風にだらだらしている。学校が始まったころは律義にすぐに家に帰っていたが家に居ると勉強しろだの友達関係はどうだの母親が口うるさいもんだから授業が終わるとこうして毎日教室で時間を潰している。幸い教室には大体僕一人しかいないからこうやって気楽に過ごせている。人との付き合いが苦手な僕にとってこの状況はすごくありがたい。中学の頃には高校生になったらちゃんと友達も作って青春してやるぞーなんて意気込んではいたものの人間そう簡単に変われるはずもなく友達もできず結局これまでの相変わらずの僕だった。そんな感じで夢うつつだった僕の耳に聞き覚えのない声が飛び込んできた。

 「ねえ 和輝くんだよね?」誰かに肩をゆすられて嫌々ながらも眠い目をこすって顔を上げた。

「え…はいそうですけど…どなたでしょう?ってお、奥村さん!?」


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