やっぱり家は最高ですな。
安心するのは家に限りますね〜
俺は間宮るいに挨拶をし、
地へと降り立った。
「そろそろ分かりましたか。この比類なき実力差を。」
「なっ、にを言っ、てやが、る」
「間宮るい、ノレルホール第1位。立派です。俺は第3位。じゃあこの実力差は何でしょうか。
まあどうでもいい事ですね。貴女の事なんて興味ありませんし。一つ言っておきます。
これからの学校生活で邪魔をしないでください。俺はせっかく楽しい中学生活を手に入れたんだ。」
「分かった。理解しておく。」
その日はこれ以上話さずに帰路に着いた。
玄関を開けると1匹の可愛いお猫ちゃんが迎えてくれたぁ。
「おかえりなさい。レイ様。」
「あぁ、ただいまメア。」
彼女はメア。俺の付き添いみたいなものだ。
俺がノレルホールにいた頃仲が良かったから俺が逃げてくるときについて来たのだ。
「ご飯にしますか?お風呂にしますか?それとも…わ、た、「風呂にする。」
「〜〜〜〜〜!」
悔しそうにしながらも風呂を沸かしに行ったメア。偉いぞ。
さて、今日は大変だったな。
俺が偶然公道で能力を使ってしまい、それを見つけたるいが俺を攻撃して来た。
だが、何故だ?あの公道は狭いからあまり人通りは少ないはずだが。
まあいいか。バレてしまったものは仕方ない。しっかりと口封じはしておいたし、余計なことは言わないだろう。
明日からは絶対に能力を使わない。
絶対にだ。
あいつがこっちの世界にやって来ているのだからもしかしたら他のやつもやって来ているかもしれない。
あ、メアは人畜無害だからパスな。
能力も家事能力を3倍にあげるってやつだし。
本人は結構気に入ってるようだが。いいお嫁さんになるかもしれない。
「お風呂湧きましたよー。」
さすがは家事能力3倍だ。俺が回想に浸ってる間に風呂を沸かしやがった。
時間にして約1分半。流石だな。
「さてさてレイ様。お風呂も入ったことだし。どうしますか?
ご飯にしますか?それとも、わ、た「風呂はいってないだろ。沸いたけど。それと飯。よろしくな。」
「〜〜〜〜〜!!!!」
さっきよりもさらに悔しそうにしながらも
「分かりました〜。」
偉いぞメア。それでこそお前だ。
脱衣所で服を脱ぎ、温かい風呂に入る。
「あああがあああ〜」
非常に変人ぽい声を上げながら風呂を5分ほど楽しんだとき、
ガラスの外でガタゴト音がした。
(………………………)
そぉー。
バスタオル1枚のメアがお風呂にやってきた。
(…………………うっ。)
メアが浴槽に入ってきた。
「メア、どうした?この風呂は2人も入れるほど大きくはないが。」
「まだ春です♫寒いので人肌で温めた方がいいですよ♫」
…否めない。
2人でゆっくり風呂に浸かっていると、
風呂の窓から爆音が聞こえてきた。
「なあーーーーーにしてんのよーーーーーーーー!」