登場人物説明
●登場人物説明
《旅人たち》
・カザキ(光明 風輝)
年齢:15 性別:男 身長:176cm 体重:68kg
好きなもの:考古学、ハンバーグ 嫌いなもの:???
【経歴】
本作の主人公。元居た世界でとある出来事により命を落とし、 異世界"リーフェン"へ転生した少年。
その身に宿す力、夢幻魔法を用いて仲間と共に世界を旅している。
何処かに定住せず、ふらりといろんな街に現れては仲間とともに困り事や事件を解決している。
噂が噂を呼び、イースタウッド大陸の一部の街では"風來少年のカザキ"として知られている。
【人物】
年齢の割に落ち着いた雰囲気で、大人びているように見える。良くも悪くも現代っ子。
その実、根はお人好しで他人の為に動くことが多いし、それをよしとしている。
そんな性格からかよく事件に首を突っ込んだり、知らぬ間に巻き込まれていたりする。
自分の興味があるものに関しては目がなく、周りが見えなくなることも少なくない。
一度読んだ本は読みっぱなしにしたりなど、自分のことに関してはだらしない面がある。
イドニスとは仲が悪いわけではないのだが、相性が合わないのかいつも喧嘩している。
【外見】
明るく澄んだ青色の髪に青い瞳、身体を覆う使い古された赤いマントを身に着けている。
特に鍛えている訳ではないので平均的な肉体をしている。
【特殊能力】
<夢幻魔法>
人がもつ願いやイメージを形にする事が出来る、どの魔法にも帰属しない特殊な魔法。
イメージを現実に映し出す『夢幻投影』や、創り出したものたちを融合させ新たなものを創り出す『夢幻融合』など、出来ることは様々。
ただし、創り出したものは偽物ではないが本物でもないため、非常に曖昧な存在として顕現する。
特殊な魔法の為、普通の人間の持つ『魔力』では扱うことが出来ず、カザキだけが保有している特殊なマナである『夢幻』を用いる事により、この魔法を扱う事が出来る。
【戦闘】
極力争いごとは避ける一方、諌めても尚敵意を向けてきたり、自分の大切な人や物が傷つけられそうになると容赦がない。
それでも人間が相手であれば、相手を殺害するということはない。
『夢幻魔法』による達人級の身のこなしの再現と、二対一体の剣である『セイリオス』『アンタレス』を用いて戦う。
また剣だけでなく、飛び道具やその他の武具も『夢幻投影』で扱う事もできる。
●第一夢幻魔法:夢幻投影
『夢幻解放』を行うことによって行使できる、自身の心に映し出したイメージを現実に映し出す魔法。
映し出せる物は日用品から武器まで多種多様。
その物体の持つ『概念力』によって消費する『夢幻』の量が変動する。
●第二夢幻魔法:夢幻融合
『夢幻投影』で創り出したイメージを融合させ、新たな形を創り出す魔法。
[物体A]と[物体B]両方の形、力、効果、概念力を兼ね備えた物が出来上がる。
カザキは主に『セイリオス』と『アンタレス』を融合させ、伝説上の剣を模して創った剣である『クラウ・ソラス』を創り出す際に使う。
●第三夢幻魔法:夢幻改竄
『夢幻投影』で創り出したイメージを、新たなイメージで塗り潰し、概念力を改竄する魔法。
物体の概念力を底上げして強度を増したり、『夢幻投影』だけでは映しきれなかった真の力を概念力を改竄することで無理やり解放したり出来る。
概念力の改竄は、本来曖昧な存在であるが故に形を保てるイメージを現実のものに近づけてしまう為、『夢幻』の消費が著しく使用できるのは数回に限られる。
【その他】
旅の目的は"自分の両親を捜すこと"。
・ミュウ
年齢:12 性別:女 身長:147cm 体重:非公開
好きなもの:考古学(をカザキと勉強すること)、りんご飴 嫌いなもの:怖いこと、痛いこと
【経歴】
カザキと旅を共にする、世界に数少ない"星療術師"の少女。
元々はある村に母親と二人で住んでいたが、とある事件をきっかけにカザキと共に旅に出る決意をする。
【人物】
明朗快活で心優しい少女。ローブを羽織っていても軽快な動きが出来るくらいには運動神経が良い。
カザキと共に旅をするようになってからは、カザキに考古学の勉強を見てもらうようになった。
元々勉強嫌いだったのか、学習スピードは遅いものの熱心に取り組むその姿勢をカザキは評価している。
料理も勉強中ではあるものの、奇跡的な不味さで料理当番の日には旅人一行を苦しめている。
【特殊能力】
<星療魔法>
幼い頃から星療魔法が扱えたミュウは、数少ない星療術師の中でも特に希少な存在である。
カザキを治療するときだけ、何故か患部にハンカチをあてる癖がついている。
成長期からか、街に滞在している間は大体何か食べている。
【戦闘】
基本的に戦闘には参加せず、離れた場所からカザキとイドニスを見守っている。
狙われることも少なくないが、相手が戦闘のプロだったりしない限り大抵は自分で避けたりする。
怪我をしたものが居れば『星療魔法』で傷を癒やす。
【外見】
綺麗な金の髪に青い瞳、大きな赤いリボンを着け、全身を覆う白のローブを着用している。
【その他】
旅の目的は"世界をカザキと旅すること"。明確な目的はまだない。
本編中で台詞が片言なのは、ミュウが言葉をちゃんと勉強出来ていないというわけではなく、まだカザキのこの世界で使われている言語の学習が完了していない為。
・イドニス
年齢:16 性別:男 身長:186cm 体重:84kg
好きなもの:甘味 嫌いなもの:梅などの酸っぱいもの
【経歴】
カザキと旅を共にする、放浪剣士。自分の身の丈と同じ程の長さの大太刀『イワトオシ』を扱う。
元々は街道を征く商人などを襲って、生計を立てていたが――。
【外見】
短めの銀髪に星霊魔法で黒のメッシュをあてている。
黒のマントを羽織り、軽装鎧を装着している。
幼い頃から戦いに身を投じてきたようで、鍛えられた肉体が時々マントの間から顔を覗かせている。
【特殊能力】
<星霊魔法>
星霊魔法を扱うことが出来る。
『土』の中級星霊である"不動の土竜と契約しているが、魔法を使うことは滅多に無い。
曰く、「魔法使うより斬ったほうがはえーだろ」とのこと。
●中級精霊:"不動の土竜"
その名の通り、土竜のような姿をした『土』の中級星霊。
基本的に動かず面倒くさがりな性格だが、怒らせると地面を隆起させたり地震を起こしたりする厄介者。
そのためイドニスは常に"不動の土竜"を封印している魔導石『オパール』を懐に仕舞い込んでいて、戦闘で使う気は無いようだ。
【戦闘】
大太刀『イワトオシ』を自由自在に操り、大振り且つ破壊力のある豪快な戦い方から、刀と体術を駆使した『型』に沿った戦い方まで、相手に沿った戦い方を心得ている戦闘のプロ。
白兵戦闘だけでなく、『星霊魔法』との組み合わせ技である『魔法剣』で遠距離での戦闘もこなせるオールラウンダー。
●水波・昇竜閃
『水』の星霊魔法に対応した魔法剣。
水を纏わせた剣を振り、その剣圧で水から竜を模した衝撃波を作り出す。
剣から放たれた衝撃波は、そのまま相手目掛けて飛んでいき、拘束した後に水圧で握りつぶす。
【その他】
旅の目的は不明。
カザキはなぜかイドニスの言葉は、元居た世界と同じレベルで聞き取りが出来ているが、何故なのかは分かっていない。
《魔法国家アルマドン》
・プエルタ・マナーナ
年齢:15 性別:女 身長:152cm 体重:非公開
好きなもの:???? 嫌いなもの:????
【経歴】
魔法国家アルマドンの保有する魔法騎士団『雷神の神鎚』に所属する星霊術師の少女。
魔導戦艦"イシュクール"の総操舵指揮官であった祖父と父を持つ。
今は亡き父の遺志を継ぐために、父の遺した皇位星霊である"風神の化身"を使役するため、イドニスに星霊魔法の教えを請う。
【外見】
ツーサイドアップの赤み掛かった髪に、騎士団指定の有事の際に動きやすい制服を着用している。
吃って聞こえるのは、カザキの言語学習が完了していないせいもあるが、本人自体があまり人と話すことが得意ではないようだ。
【特殊能力】
<星霊魔法>
イドニスの言葉により、覚悟を得た彼女は父であるソラウスと同等の星霊術師となった。
契約星霊は、中級星霊である"清浄なる水"と皇位星霊である"風神の化身"の2体。
●中級星霊:"清浄なる水"
青く透き通るような肌に、青く長い髪を携えた、美しい女性の姿をした『水』の中級星霊。
非常に温和な性格で、伝説上では人々を見守る心優しき女神としても伝えられている。
●皇位星霊:"風神の化身"
青く透き通るような肌に、青く長い髪を携えた、美しい女性の姿をした『風』の皇位星霊。
非常に温和な性格で、伝説上では人々を見守る心優しき女神としても伝えられている。
・ガレウス・マナーナ
年齢:?? 性別:男 身長:160cmくらい 体重:??kg
【経歴】
プエルタの祖父であり、雷神の神鎚の魔導戦艦"イシュクール"の元総操舵指揮官。
現在は魔導戦艦イシュクールの整備担当になっている。
プエルタに厳しくあたるのには、何か訳がありそうだが……。
【外見】
油にまみれボロボロになった、黄色いツナギを着ている。
・ソラウス・マナーナ
年齢:?? 性別:男 身長:160cmくらい 体重:??kg
【経歴】
プエルタの父であり、雷神の神鎚の魔導戦艦"イシュクール"の元総操舵指揮官。
数年前の魔族のアルマドン侵攻の際、総操舵指揮官として前線に赴き、亡くなっている。
その死因は、撤退命令を下した作戦総司令官の命令に反して、独断でイシュクールを操縦して魔族の群れに自爆特攻を仕掛けたせいとの事だが……。
・グレゴール
年齢:?? 性別:男 身長:170cmくらい 体重:??kg
【経歴】
過去に魔導戦艦"イシュクール"の総操舵指揮官であったソラウスの補佐を務めていた男性。
現在はソラウスの後を継ぎ、彼が魔導戦艦"イシュクール"の総操舵指揮官を務めている。
かなりの過激派だったのようで、魔族に対して特攻を仕掛けるよう提案するなどかなり好戦的だったようだ。
・クエル
年齢:?? 性別:男 身長:172cm 体重:55kg
【経歴】
雷神の神鎚が所有している訓練施設の救護室に務める星療術師の男性。
昔は魔導戦艦"イシュクール"艦隊の星療術師だったらしく、当時の総操舵指揮官だったソラウスにプエルタを託された人物でもある。
カザキたちに、グレゴール氏の情報を伝え、"イシュクール"墜落事件の真実を暴くようお願いする。
【外見】
すらっとした細身に、白衣を纏っている。
長い黒髪を後ろで纏め、眼鏡を掛けている。眼鏡をクイッとするあの動作は癖。
《停泊所で見かけた人物たち》
・女性の騎士
年齢:20代前半くらい? 性別:女 身長:160cmくらい? 体重:非公開
【経歴】
謎の少年と共に、魔法大国アルマドンに入国しようとして役員と口論していた女性。
騎士然としていて、やけに少年に過保護な様子を見せていた。
【外見】
琥珀色の髪を後ろで結んだポニーテールに緑の瞳、白銀の鎧を身に着けている。
・少年
年齢:8歳くらい? 性別:男 身長:ミュウより小さい 体重:20~30kgくらい?
【経歴】
女性の騎士と共に、魔法大国アルマドンに入国しようとしていた、両親を捜しているという少年。
カザキ自身は身に覚えがないようだが、少年はカザキの事を知っているらしい。
【外見】
茶色の髪を長く伸ばし、ボロボロの黒ローブを身に纏っている。
・紫の男
年齢:20代後半くらい? 性別:多分男 身長:180cmくらい? 体重:非公開
【経歴】
女性と役員との口論に割って入った謎の男。
男が身分証を見せると、役員は不自然な程態度を改めていた。
【外見】
特徴的な喋り方と、特徴的な紫色の髪が、超特徴的な男。
《???》
・探索者
年齢:?? 性別:声から男と推測 身長:不明 体重:不明
【経歴】
カザキを異世界"リーフェン"へと誘った謎の男。
夢幻魔法をカザキに与えたのも彼であり、まるで最初からカザキの事を知っていたような口ぶりであった。
その正体とは――。