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Ruise games  作者: 師走ルイ
6/6

やっと

塾は数学を2時間で行っている。昼の始め辺りからだからそんな遅くには終わらず、早く帰れる。部活をせず塾に通っているから夜遅くに夜道を一人で歩かなくてすむ。これも両親の配慮だと思われる。


「ぱいあーるじじょうの…」


ぱ、ぱいあーるじじょう…?暗号か何かか?あら、もしかしたら某ボカロ曲のあれかな?そんなわけ無いですよね。はは。勉強さえも分かりはしないこの頭。大丈夫なのかと将来心配になってくる。


思考回路をぐるぐる動かしながら謎の暗号を解読しているなか、やっぱり頭から離れないあのゲーム。執着激しいな、なんて思いながらも黙々と解いていく。もちろん分かりなんてしないが。ちらっと時計の方を見る。あと10分もすれば、塾は終わる。もう2時間近くまで勉強していることに気づかなかった。


―――――キーンコーンカーンコーン…


塾終わりのチャイムがなった。ん?チャイムなんてならないって?なるところもあるんだよ。少なくとも僕のとこはね。少し肌寒い廊下をたった一人歩く。まだ多くの生徒が部屋に残っていたが一番乗りで外に出た。早く出ないとどんどん混んでしまうためだ。


いつもどおりすんなり部屋から出、家へと帰る帰路につく。片手にはもちろんあのゲームをしっかり握っている。


「はぁ。確かこのハードあったよな…。」


よくパッケージを眺めるとあまり使用しないハードだったため少し心配だ。家にあったらいいんだけど…。

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