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Ruise games  作者: 師走ルイ
2/6

Ruise play u's

……………うぅ。もう無理…。今、2時限目の最中。ほんと無理…。助けてぇぇ。しくしく。(2回目)ついさっき戦闘宣言したところなのにあっさり撤退宣言に変わってしまった。むしろ言うなら、初期装備で強フィールドに出た感じだ…。お願いだ。ルイスを僕に恵んどくれ…。


そんなことをぶつぶつ考えながらやっと昼飯時間。


「陵くーんっ!今日だねー!」


ん?誰かが俺を呼んでいる…?

……まぁ、俺キャラでは無いことは確かだな。


「そうだね…。もう耐えられない。今からジョー○ン行ってくる…。」


「あー!!もうちょっとでしょーが!…コラっ。」


両手でガシッと肩を捕まれ身動きが出来なくなった。…何をする。


「それでさ、放課後一緒に買いに行こ?」


コイツは僕のゲーム仲間。そんでもってクラスメイト。名は小湊新(こみなと あらた)。とても可愛らしい身なりをしていて普段ゲーマーなんてみえない。


「いいよ。てか、今から行こ。」


「だからー。もうちょっとで終わるから我慢我慢!」


「もう充分我慢はした!」


「はいはい」


ずっと弁当のたまご焼きを方張りながらグチグチ喋っていた。


「でさ、新。今回のゲームはどう思う?」


そして、いつもの推測タイムが始まった。


「ぅえ?…ほぉほもうっへ?(へ?どう思うって?)」


「だって、今回のルイスは半ダイブだぞ。今までのシリーズからしたらいきなりダイブが乱入してきた。しかも、フルダイブではなく半ダイブ。」


「半ダイブってどうするんだろうね。完全に入らないってことだよね」


下半身や上半身だけ入る?それで、何が出来るんだ。下半身だけがうじゃうじゃいたら気持ち悪いったらありゃしない。


「でもさ、それじゃ、何も出来なくないか?」


「そうだねぇ。まぁ、身体半分ダイブってのも気になるけど…」


難しそうだよね…と言葉を付け足した新。でも、その顔はワクワクする顔だ。説得力の欠片も見つからない。


新はこれでも何でもゲームやりこなしてしまう。操作が複雑なゲームや、パズルゲームなどさらっと攻略してしまう。

…ま?僕も負けてないけど?僕だって全般一応出来ちゃうんだから!


キーンコーンカーンコーン……――。


昼飯時間終わりのチャイムも鳴り推測タイムも終わった。結果、『ゲームをプレイしないと分からない』にいたった。


これからまた授業か…。気が鬱になる。

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