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揺れる願いとその先へ

もう、腹は決まっていた。


この少女は"おかしい"と今になってやっと気付いたが、

あぶないと本能が警鐘を鳴らしていたが、


だが、そんな思いよりもすでにこの身を焦がすほどの憎しみに支配されていた。


だから事が終わったあとに『御代』を貰うといった時の彼女の表情に気づかぬまま了承した。


◇さなえ視点


笑ってしまうほど簡単に受け入れたね…彼、秋山孝一といったかな。

さて、どう料理しようかな。


それにしても私の、東さなえの殻を破って少しばかり本性を垣間見せてやると簡単に願いをかなえてやるとか助けてやるって言葉を簡単に信じるね、まぁ私はそういう生き物だし嘘をついているわけでもないしね…説明しないだけで…とにもかくにも彼はどんな結末を願うかな。


「さて、提案にのってくれたはいいけど、何を願うの?どうしたい?」


彼は迷うことなく、願いを口にした。


◇契約者視点


これで、あいつを殺してやる。


受け取った『コイツ』に何ができるかはもう聞いた。

あとは煮るも焼くも自分次第だ。


実行に移すまで細かな計画を考えたり、何故か和葉との過去を語ったり、いろいろ教えているうちに『コイツ』と連帯感や仲間意識も生まれた気がして楽しいと思ってしまった。


実行日は、ひどい雨が降っていたが気にもしなかった。


和葉の仕事終わりを待ち伏せし、『コイツ』をけしかけてやった。


計画は簡単だ。


人間の男の姿に変身可能な『コイツ』に誘惑させ、のこのこついて行ったところを殺す。

ただ、それだけのことだった。


殺意は強かった。

しかし、和葉のことを教えたりしているうちに、ほんの少し殺意が揺らいだ。そのため計画を変え、誘惑をはねのけることができれば、殺すのはやめようと。


なんて無様なんだろうな、俺は。

離婚を口にされて以来、ずっと流されて生きている。


思えば、殺すときめたのもあの少女に影響をうけたからだった。


そんなことを考えながら、二人に視点を戻すとあっさり和葉は誘惑された様子で、昔の俺にむけていた視線を向けて腕を組み、恋人のように歩いて行った。


ははははっははははははっははははははっははははhっはははっhhっはhhhhhhhhhhhhhhhhhh


笑っちまう。あの女はただのヴィッチだ!!昔を思い返し、俺が悪かったのかと頭によぎったから許してやる可能性もくれてやったのに。


若いツバメとやらの責任にしてやろうとか考えてたのに。


あぁもう、やるしかない。あのくそ女に死を!!!!













書き方変えてます。

このさきもいろいろ試していくつもりです

次は何を受け取ったのか、いわゆる回想シーン

店内でのやり取りと物語終わりまで…いけばいいなぁ


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