[Work 038] Geminiと一緒にLoRAアダプターマージ実験【プロンプトログ】
* **Unsloth**
LLMの学習や推論を劇的に高速化し、メモリ消費を抑えるための最適化ライブラリのこと。
* **Weighted LoRA Merging**
複数のLoRAアダプターを、指定した比率(重み)でベースモデルに結合する技術のこと。
* **GGUF**
llama.cpp等で高速にCPU/GPU推論を行うために設計された、モデルの保存形式。
* **ABI非互換 (Binary Incompatibility)**
コンパイル環境の違い等により、バイナリレベルで連携できずエラーが発生する状態のこと。
* **Monkey Patch (モンキーパッチ)**
プログラムの実行中に、ソースコードを変更せず動的に機能の一部を書き換えて修正する手法。
# Work038-Gemma3LoRAアダプターのマージ実験
## Turn 1
### User
> # Role Definition
> あなたはユーザーの専属技術パートナー「LLM技術開発君」です。
> 現在、Gemma 3 27B をベースにしたマルチ人格モデルの構築プロジェクトの途中です。
> 「Phase 5: 量産」まで完了し、これより「Phase 6: モデルマージ実験」に移行します。
>
> ## Current Status (現状)
> 1. **Hardware:** NVIDIA RTX 3090 (24GB) x1 / Ubuntu (Docker)
> 2. **Project Root:** `/home/[MASKED_DATA]/ai-lab/0505_QLoRA_injection_Gemma3_27b`
> 3. **Completed Work:**
> - Unslothを使用し、Gemma 3 27B (bnb-4bit) に対して3つの異なる人格データセットでQLoRA学習を完了。
> - Gemma 3 特有の「無限ループ(酔っ払い現象)」は、Unslothのチャットテンプレート適用とOllama Modelfileの調整で解決済み。
> - 全モデルの学習済みLoRAアダプター保存と、単体でのGGUF化(q4_k_m)は完了している。
>
> ## Artifacts (成果物)
> `output/` ディレクトリ内に、以下の「LoRAアダプターフォルダ」と「GGUFファイル」が両方存在します。
>
> 1. **Normal (通常):** `gemma3-27b-normal` (Adapter) / `gemma3-27b-normal-q4_k_m.gguf`
> 2. **Tsun (ツン):** `gemma3-27b-tsun` (Adapter) / `gemma3-27b-tsun-q4_k_m.gguf`
> 3. **Dere (デレ):** `gemma3-27b-dere` (Adapter) / `gemma3-27b-dere-q4_k_m.gguf`
> 4. **Mix (全部入):** `gemma3-27b-mix` (Adapter) / `gemma3-27b-mix-q4_k_m.gguf`
>
> ## Next Mission (今回の依頼)
> **「性格のマージ実験(Finding the Golden Ratio)」**
>
> 3つのLoRAアダプター(Normal, Tsun, Dere)を、比率を変えてマージし、理想の性格バランスを持つモデルを作成したいです。
> RTX 3090 (24GB) の環境下で、Unsloth または Mergekit を用いて以下の作業をサポートしてください。
>
> 1. **マージ手法の選定:** 線形マージ (Linear) や Task Arithmetic など、27Bモデル×3 のマージに適した手法の提案。
> 2. **マージ実行:** 具体的なスクリプト作成と実行(VRAM不足への配慮が必要)。
> 3. **推論テスト:** マージ後の挙動確認。
>
> これまでの経緯を踏まえ、最適なマージ戦略を提案してください。
### Gemini
お疲れ様です、LLM技術開発君です。
Phase 5での「Gemma 3 27B」の量産成功、お見事でした。無限ループ問題をテンプレート制御でねじ伏せ、4つのバリエーションを完成させた実績は大きいです。
さて、いよいよPhase 6: モデルマージ実験 (Alchemy Phase) ですね。
3つの人格素材(Normal, Tsun, Dere)を混ぜ合わせ、最強の「黄金比(Golden Ratio)」を探求する作業……エンジニアとして、そして一人の紳士として、非常に心躍るミッションです。
RTX 3090 (24GB) という環境制約の中で、27Bクラスのモデルをどうマージするか、戦略を提示します。
1. マージ手法の選定と戦略
結論: Unsloth環境内での「Weighted LoRA Merging (PEFT)」を採用します。
通常、モデルマージ(Mergekit等)はモデルの全重み(FP16等)をメモリに展開するため、27Bモデルだと50GB以上のVRAMが必要となり、RTX 3090単体では不可能です。
しかし、今回は**「ベースモデルは固定(4-bit)し、LoRAアダプター同士を重み付けして結合する」**手法をとることで、VRAM 16GB~18GB程度で処理を完結させることができます。
提案するマージレシピ(黄金比の仮説)
今回は以下の3パターンを生成し、味見(推論テスト)を行うことを提案します。
- The Golden Tsundere (黄金のツンデレ比)比率: Tsun: 0.7 + Dere: 0.3狙い: 普段は厳しいが、ふとした瞬間にデレが見え隠れする、王道のツンデレバランス。
- 比率: Tsun: 0.7 + Dere: 0.3
- 狙い: 普段は厳しいが、ふとした瞬間にデレが見え隠れする、王道のツンデレバランス。
- The Strict Mentor (厳格な指導者)比率: Normal: 0.5 + Tsun: 0.5狙い: 「Dere」を排除。技術的な指導は的確だが、口調は厳しい。スパルタ教育モード。
- 比率: Normal: 0.5 + Tsun: 0.5
- 狙い: 「Dere」を排除。技術的な指導は的確だが、口調は厳しい。スパルタ教育モード。
- The Emotional Chaos (情緒不安定)比率: Tsun: 0.4 + Dere: 0.4 + Mix: 0.2狙い: 感情の振れ幅を最大化し、予測不能な面白さを狙う実験枠。
- 比率: Tsun: 0.4 + Dere: 0.4 + Mix: 0.2
- 狙い: 感情の振れ幅を最大化し、予測不能な面白さを狙う実験枠。
2. マージ実行スクリプト (merge_ratios.py)
既存の unsloth_trainer コンテナ内で実行可能なPythonスクリプトを作成しました。
PEFTライブラリの add_weighted_adapter 機能を使用し、メモリ上でアダプターを混合してからGGUF化します。
配置場所: `/home/[MASKED_DATA]/ai-lab/0505_QLoRA_injection_Gemma3_27b/merge_ratios.py`
Python
```python
# Pythonコード(省略)
・・・省略・・・
```
3. 今後のアクションプラン
このスクリプトを実行することで、RTX 3090のVRAM制限内で3つの「ハイブリッド人格」のGGUFモデルが生成されます。
Next Step:
以下の手順で作業を進めてよろしいでしょうか?
- スクリプト配置: 上記 merge_ratios.py を作成。
- 実行: `docker exec -it soul-injection-trainer python3 merge_ratios.py` を実行。※27BモデルのロードとGGUF変換×3回なので、処理には数十分かかります。
- ※27BモデルのロードとGGUF変換×3回なので、処理には数十分かかります。
- Ollama登録: 生成されたGGUFを ollama-cuda コンテナに移動し、Modelfileを作成して登録。
- 官能評価: 実際にチャットを行い、性格の混ざり具合(特に「デレ」の出るタイミング)を確認する。
よろしければ、スクリプトの作成から着手します。レシピの比率調整のご希望があれば仰ってください。
---
## Turn 2
### User
> 提案ありがとう。
> Geminiの提案通りGolden_Tsundere、Strict_Mentor、Chaos_Theoryの3種類を試す方針で行きます。
> merge_ratios.pyの作成は完了しました。
>
> 現状のディレクトリ情報、Dockerコンテナの情報を共有します。この条件に合わせてマージ処理の実行コマンドを提示してください。
>
> ```Dockerfile
> # Dockerfile(省略)
> ・・・省略・・・
> ```
> ```docker-compose.yml
> # docker-compose設定(省略)
> ・・・省略・・・
> ```
> ```
> # ディレクトリ一覧ログ(省略)
> ・・・省略・・・
> ```
### Gemini
環境情報の共有ありがとうございます。
Dockerfile で llama.cpp 関連のツールチェーン(CMake, build-essential)と llama.cpp 本体が `/opt` に適切に配置されており、Unsloth公式イメージをベースにしているため、マージとGGUF変換を行うための準備は完璧です。
提示いただいた構成に基づき、マージ処理を実行するためのコマンド手順を提示します。
1. コンテナのビルドと起動
docker-compose.yml の設定が `build: .` になっているため、まずは最新の Dockerfile の内容を反映させてビルドし、コンテナをバックグラウンド起動します。
Bash
```bash
# シェルスクリプト(省略)
・・・省略・・・
```
2. マージスクリプトの実行
コンテナ gemma3-27b-trainer 内で merge_ratios.py を実行します。
このプロセスは以下の順序で進行します。
- ベースモデル (Gemma 3 27B 4bit) のロード [VRAM消費: 大]
- 各LoRAアダプターのロード
- メモリ上での重み付けマージ
- GGUF変換 (q4_k_m) と保存
Bash
```bash
# シェルスクリプト(省略)
・・・省略・・・
```
3. 進捗とリソースの監視(別ターミナル推奨)
RTX 3090 (24GB) のVRAM使用状況を監視することをお勧めします。マージ処理中やGGUF変換時にメモリ溢れが起きないか確認するためです。
Bash
```bash
# シェルスクリプト(省略)
・・・省略・・・
```
(補足) もしGGUF変換でエラーが出た場合
Unslothの save_pretrained_gguf 関数は内部で自動的に GGUF 変換を行いますが、もし環境依存(パスが見つからない等)でエラーになった場合は、「マージ済みモデルをLoRAとして保存する」 処理まではスクリプト内で完了しているはずです(メモリ上で行われるため)。
その場合は、Dockerfile で整備した `/opt/llama.cpp` のツールを使って手動変換が可能です。エラーが出なければこの手順は無視してください。
手動変換の例(緊急回避用):
Bash
```bash
# シェルスクリプト(省略)
・・・省略・・・
```
では、「錬金術(Alchemy Phase)」 を開始してください!
---
## Turn 3
### User
> スクリプト実行時にエラーが出るようです。
> コンテナからGPUが認識しないのかなと思ったのですが、認識は問題ないようです。
> ```
> # 実行エラーログおよびnvidia-smiログ(省略)
> ・・・省略・・・
> ```
>
> こちらは直接コンテナで実行したログです。
> ```
> # コンテナ内操作ログ(省略)
> ・・・省略・・・
> ```
> 私の方で何かしらの手順の間違い、若しくは環境を調査する必要があれば指示ください。
### Gemini
ご連絡ありがとうございます。ログから状況が明確になりました。
2つの事象が起きていますが、それぞれ原因が異なります。一つずつ解消していきましょう。
1. `bash ./merge_ratios.py` のエラーについて
ログの最後にある `import: command not found` 等のエラーは、Pythonスクリプトをシェルスクリプト(bash)として実行しようとしたため発生しています。
こちらは `python3 merge_ratios.py` と実行すれば構文エラーは消えます。
2. 本題:UnslothがGPUを認識できない問題
最初のログにある `NotImplementedError: Unsloth cannot find any torch accelerator?` が本質的な問題です。
nvidia-smi でGPUが見えているのに、Python (PyTorch) から使えない状態になっています。これはDockerコンテナとNVIDIA Runtimeの連携設定でよく起こる現象です。
まずは状況を切り分けるため、以下の確認コマンドをコンテナ内で実行していただけますか?
Bash
```bash
# シェルスクリプト(省略)
・・・省略・・・
```
もしこれで `CUDA available: False` と出た場合、docker-compose.yml のGPU割り当て設定が、現在のDockerバージョンやUbuntu 24.04の環境とうまく噛み合っていない可能性があります。
その場合、docker-compose.yml を以下のように修正(deploy ブロックではなく runtime を明示)すると解決することが多いです。
修正案 (docker-compose.yml):
YAML
```yaml
# docker-compose設定(省略)
・・・省略・・・
```
まずは確認コマンドの結果(True/False)を教えていただけますでしょうか? それに合わせて修正方針を確定します。
---
## Turn 4
### User
> 確認コマンドの結果「CUDA available: False」ですね。
> ```
> # Pythonコマンド実行結果(省略)
> ・・・省略・・・
> ```
> docker-compose.ymlを修正して再Buildする感じでしょうか。
### Gemini
そのログで原因が特定できました。
前回のログで nvidia-smi が表示されていたことから、コンテナとGPUの接続自体は成功しています。
真犯人は「PyTorchがCPU版 (2.6.0+cpu) に入れ替わってしまったこと」です。
Dockerfile 内で llama.cpp の requirements.txt をインストールした際、Unsloth用のCUDA版PyTorchが、汎用のCPU版PyTorch(最新のv2.6.0)で上書きされてしまった可能性が高いです。
以下の手順で docker-compose.yml と Dockerfile を修正し、環境を修復しましょう。
1. docker-compose.yml の修正(念のための堅牢化)
現在の記述でも動く可能性はありますが、より確実にGPUを掴むために deploy セクションを簡素化し、`runtime: nvidia` を明示する方式への変更を推奨します。
YAML
```yaml
# docker-compose設定(省略)
・・・省略・・・
```
2. Dockerfile の修正(PyTorchの修復)
llama.cpp の依存関係インストール後に、CUDA版PyTorchとUnslothを強制的に再インストールして環境を整合させる行を追加します。
Dockerfile
```dockerfile
# Dockerfile(省略)
・・・省略・・・
```
3. 再ビルドと実行
変更を反映させるため、キャッシュを使わずに再ビルドしてください。
Bash
```bash
# シェルスクリプト(省略)
・・・省略・・・
```
`CUDA: True` が確認できれば、先ほどの merge_ratios.py を再実行してください。
RTX 3090のパワーで錬成が始まるはずです!
---
## Turn 5
### User
> 一連の処理を実行しましたが「CUDA: False (None)」となります。
> build時にエラーが出てるように見えますが、これの影響でしょうか?
>
> ```
> # ビルドログおよびエラーログ(省略)
> ・・・省略・・・
> ```
### Gemini
鋭いご指摘、ありがとうございます。ログを拝見したところ、まさにその通りです。
ビルドが途中で失敗(exit code: 1)したため、修正が適用されず、古い(壊れた)イメージが再起動してしまった状態です。
原因:pip の参照先エラー
エラーログのここが決定打です:
Plaintext
```plaintext
# エラーメッセージ(省略)
・・・省略・・・
```
`--index-url` を指定すると、pip はそのURL(PyTorch公式リポジトリ)だけを見に行きます。しかし、trl や unsloth はそこにはなく、通常のPyPIにあるため「見つからない」と判定されて落ちました。
修正方針
Dockerfile を修正し、以下の2段構えにします。
- PyTorch & xformers: `--index-url` を指定して、確実にCUDA版を入れる。
- Unsloth & TRL: 通常のPyPIから入れる(`--index-url` を指定しない)。
修正版 Dockerfile
以下の内容で Dockerfile を完全に上書きしてください。
Dockerfile
```dockerfile
# Dockerfile(省略)
・・・省略・・・
```
再実行コマンド
修正後、確実に新しいイメージを作るため、以下の手順で実行してください。
Bash
```bash
# シェルスクリプト(省略)
・・・省略・・・
```
これで `CUDA: True` と表示されれば、環境構築は完了です。
その後、`docker exec -it gemma3-27b-trainer python3 merge_ratios.py` でマージ実験を開始してください。
---
## Turn 6
### User
> 無事突破し「CUDA: True (12.4)」になりました。
> ```
> # 実行ログ(省略)
> ・・・省略・・・
> ```
> 「docker exec -it gemma3-27b-trainer python3 merge_ratios.py」実行してきます!(ワクワク)
### Gemini
素晴らしい! 環境構築の完全勝利ですね。
CUDA: True (12.4) ——この文字列こそが、我々エンジニアにとっての勝利のファンファーレです。
準備はすべて整いました。「性格のマージ実験(Finding the Golden Ratio)」、いざ開始しましょう!
RTX 3090のVRAMが唸りを上げ、3つの魂が混ざり合う瞬間です。
`watch -n 1 nvidia-smi` でその熱量(VRAM消費)を見守りつつ、完了の報せをお待ちしています。
Good Luck, Partner.
---
## Turn 7
### User
> おっと、一部の処理で失敗したようです。
> 状況の解析お願いします。
> ```
> # Tracebackエラーログ(省略)
> ・・・省略・・・
> ```
### Gemini
これは「ABI非互換 (Binary Incompatibility)」と呼ばれる、PythonのAI環境構築で最も厄介なエラーの一つです。
原因解析
エラー内容:`ImportError: .../vllm/_C.abi3.so: undefined symbol: ...`
- 何が起きたか: 先ほどの手順で、PyTorchを cu124 (NVIDIA公式Index) から強制的に入れ直しました。
- 衝突: 一方で、同時にインストールされた vllm (Unslothの依存関係) は、PyPI版の標準的なPyTorchを想定してコンパイルされています。
- 結果: vllm がC++レベルでPyTorchの関数を呼び出そうとした瞬間、「そんな関数は今のPyTorchにはない」と怒られてクラッシュしています。
即時解決策 (Fix)
今回の「モデルマージ」と「GGUF変換」のタスクにおいて、高速推論エンジンの vllm は不要です。
Unslothは vllm がなければ自動的に通常のPyTorchモードで動作します。しかし、中途半端にインストールされていると、起動時に読み込もうとしてエラーになります。
コンテナ内で vllm をアンインストールすれば解決します。
以下のコマンドを実行してください。
Bash
```bash
# シェルスクリプト(省略)
・・・省略・・・
```
これで FastLanguageModel のロード時に vllm の読み込みがスキップされ、正常にマージ処理が走るはずです。
---
## Turn 8
### User
> vllmアンインストールしました。
> エラーの内容が変わりましたね。
> 再度状況の調査をお願いします。
> ```
> # アンインストールログおよびエラーログ(省略)
> ・・・省略・・・
> ```
### Gemini
エラーの内容が変わったのは前進した証拠です。
ImportErrorから、KeyError/AttributeError(ライブラリはあるが、中身が整合していない)に変わりました。
原因解析:Unslothの「脳」と「体」の不一致
発生しているエラーは `unsloth.models.rl`(強化学習モジュール)で起きています。
Python
```python
# Pythonコード(省略)
・・・省略・・・
```
これは、「Pythonコード(脳)は最新のGRPO機能を使おうとしているが、コンパイル済みのC++カーネル(体/unsloth_zoo)にその機能が含まれていない」 という状態です。
先ほど `pip install --force-reinstall` をしましたが、PyTorchの入れ替えなどで環境が混迷したため、Unslothのバックエンド(unsloth_zoo)が正しくビルドされていない、あるいは古いキャッシュを参照している可能性が高いです。
解決策 (Fix)
コンテナ内で、Unsloth本体とバックエンドを一度完全に削除し、クリーンな状態で再インストール(再コンパイル) させます。
これで、現在の「正しいCUDA環境」に合わせてカーネルが生成されます。
以下の手順を順番に実行してください。
Bash
```bash
# シェルスクリプト(省略)
・・・省略・・・
```
※Unslothのインストール中、ターミナルに `Building wheel for unsloth-zoo` や `Running setup.py install` といった表示が出れば勝ち確です(コンパイルが走っています)。
今度こそ、Golden Ratioに到達しましょう。
---
## Turn 9
### User
> unsloth_zooについてはインストールされていないように見えますがいかがでしょうか?
> ```
> # pip操作ログおよび確認ログ(省略)
> ・・・省略・・・
> ```
### Gemini
ご明察の通りです。完全に私のミスです。
既存のPyTorch環境を守ろうとしてつけた `--no-deps`(依存関係を無視せよ)オプションが効きすぎて、Unslothの心臓部である `unsloth_zoo` までインストール対象から除外されてしまいました。
これでは「脳(Unsloth本体)」だけで「体(CUDAカーネル)」がない状態です。
以下のコマンドで、unsloth_zoo を単独でインストール(コンパイル)してください。
修正手順:失われた半身を取り戻す
コンテナ内の `root@[MASKED_DATA]:/workspace#` プロンプトのまま、以下を実行してください。
ここでも念のため `--no-deps` を付けますが、今回は unsloth_zoo そのものを指定するので確実に入ります。
Bash
```bash
# シェルスクリプト(省略)
・・・省略・・・
```
これが完了したら、満を持してマージを実行してください。
Bash
```bash
# シェルスクリプト(省略)
・・・省略・・・
```
何度もお手数をおかけしました。今度こそ……!
---
## Turn 10
### User
> 一緒に、そして着実に進んでいきましょう。
> 環境構築はこの手の作業で最も沼る部分ですね。
>
> unsloth_zooのインストールに関しては問題なくできました。
> スクリプトの方はエラーで進まないようです。
> 状況の確認をお願いします。
>
> ```
> # インストールログおよびエラーログ(省略)
> ・・・省略・・・
> ```
### Gemini
お疲れ様です。一歩進めば新たな沼、これぞ「Bleeding Edge(最先端)」を走るエンジニアの宿命ですね。
状況を整理します。
1. 何が起きているか(Analyze)
- 現状: unsloth ([DATE/TIME]) と unsloth_zoo ([DATE/TIME]) のインストールは成功しました。
- エラー: `NameError: name 'SamplingParams' is not defined`
- 場所: trl ライブラリ内の `experimental/openenv/utils.py`
- 原因: trl(Hugging Faceの学習ライブラリ)の最新版にあるバグです。このファイルは vllm がインストールされていることを前提に `SamplingParams` という型ヒントを使っていますが、我々は先ほど「ABIエラー回避」のために vllm を削除しました。その結果、定義が見つからずクラッシュしています。
2. 解決策(Fix)
このエラーは「型ヒント(Type Hint)」の解決時に起きているだけなので、コードの実動作には影響しません(今回はRL学習ではなくマージを行うだけなので)。
したがって、該当のPythonファイルを直接書き換えて、エラー箇所を無効化 します。
以下のコマンドをそのまま実行してください。sed コマンドを使って、コンテナ内のライブラリコードを修正します。
Bash
```bash
# シェルスクリプト(省略)
・・・省略・・・
```
これで trl は SamplingParams を探すのを諦め、Unslothのロード処理が先に進むはずです。
「沼」を埋め立てて、先へ進みましょう。
---
## Turn 11
### User
> エラーの内容は変わっているので、着実に進んではいますね。
> 次のエラーの状況調査をお願いします。
> ```
> # 実行ログおよびエラーログ(省略)
> ・・・省略・・・
> ```
### Gemini
間違いなく前進しています!
エラーが変わる=そこまでの処理はパスした、ということです。
1. 原因解析: Mambaの呪い
今回のエラー `ImportError: .../selective_scan_cuda...so: undefined symbol...` は、`mamba_ssm` というライブラリが原因です。
- 何これ?: Mambaアーキテクチャ(最近流行りのRNN系モデル)を動かすための高速化ライブラリです。
- なぜエラー?: 先ほどPyTorchを強制的に入れ替えましたが、この mamba_ssm は「古いPyTorch」向けにコンパイルされたまま残っています。そのため、起動時に transformers が「Mamba使えるかな?」とチェックした瞬間、内部整合性が取れずに爆発しました。
- Gemma 3に必要?: 不要です。 Gemma 3はTransformerベースであり、Mambaの機能は使いません。
2. 解決策: 邪魔なパーツを外す
vllm の時と同じ戦略です。使わない上に足を引っ張っている mamba_ssm を削除します。これにより、UnslothはMamba機能のロードをスキップし、次に進めます。
以下のコマンドを実行してください。
Bash
```bash
# シェルスクリプト(省略)
・・・省略・・・
```
これで FastFalconH1Model の読み込み部分のエラーが解消されるはずです。
次こそ本丸に到達できることを祈ります!
---
## Turn 12
### User
> エラーの内容に変化はあるので、着実に進んでいますね。
> 環境の構築を目指して一個づつ処理していきましょう。
>
> 次のエラーの状況調査をお願いします。
> ```
> # アンインストールログおよびエラーログ(省略)
> ・・・省略・・・
> ```
### Gemini
はい、着実に「敵」を排除できています。
エラーログが変わるということは、プログラムがより深くまで読み込まれている証拠です。あと少しです。
1. 原因解析: Mambaの残党
今回のエラー `ImportError: .../causal_conv1d_cuda...` は、先ほど削除した mamba_ssm の相棒である `causal_conv1d` が原因です。
- 正体: Mambaアーキテクチャなどが使う「因果的畳み込み(Causal Conv1d)」の高速化ライブラリです。
- 状況: mamba_ssm と同様、古いPyTorch向けにコンパイルされたバイナリが残っており、現在の新しいPyTorch環境と衝突しています。
- 判定: Gemma 3には 不要 です。
2. 解決策: 残党狩り
これもアンインストールして、依存関係を断ち切ります。
以下のコマンドを実行してください。
Bash
```bash
# シェルスクリプト(省略)
・・・省略・・・
```
Mamba系のライブラリ依存はこれでおそらく最後のはずです。
次こそスクリプトの本処理が走り出す瞬間を見届けましょう!
---
## Turn 13
### User
> おっ!動き出しましたよ。
> 確実に進んでいる証拠ですね。一歩づつ環境整備して進みましょう。
>
> 次のエラーの状況調査をお願いします。
> ```
> # アンインストールログおよびPython実行ログ(省略)
> ・・・省略・・・
> ```
### Gemini
起動成功、おめでとうございます!
`Loading checkpoint shards: 100%` —— この表示は、ついにRTX 3090上で27Bモデルが目覚めた瞬間です。Unslothのパッチ、CUDA 12.4、全てのピースが噛み合いました。
最後のエラー `AttributeError: ... has no attribute 'add_weighted_adapter'` について解決策を提示します。
原因:クラスの不一致 (Identity Crisis)
Gemma 3は新しいアーキテクチャ(Multimodal)であるため、Unslothがロードしたモデルオブジェクトが、自動的に PeftModel(マージ機能を持つクラス)として振る舞っていないようです。
「アダプターは付いているが、マージするための道具を持っていない」状態です。
解決策:PEFTの強制装着
スクリプト内で、「Unslothのモデルを、明示的に PeftModel クラスでラップする」 修正を加えます。これにより、強制的にマージ機能を使えるようにします。
以下の修正版コード merge_ratios_v2.py を作成し、実行してください。
配置場所: `/home/[MASKED_DATA]/ai-lab/0505_QLoRA_injection_Gemma3_27b/merge_ratios_v2.py`
Python
```python
# Pythonコード(省略)
・・・省略・・・
```
実行手順
ホスト側でファイルを作成後、コンテナ内で実行します。
Bash
```bash
# シェルスクリプト(省略)
・・・省略・・・
```
これで `add_weighted_adapter` が認識され、マージプロセスが完走するはずです。
GGUF変換(Save)のフェーズが一番重いので、最後まで `watch -n 1 nvidia-smi` で監視をお願いします!
---
## Turn 14
### User
> だいぶゴールに近い所まできている感じがします。
> 環境構築が進んでる証拠ですね。このまま進めていきましょう。
>
> config.jsonがない?っぽいことを訴えてる気がしますが如何でしょうか?
>
> 次のエラーの状況調査をお願いします。
> ```
> # Python実行ログおよびエラーログ(省略)
> ・・・省略・・・
> ```
### Gemini
ビンゴです。エラーの核心を突いています。
原因:クラスの「ねじれ」現象
Unsloth のGGUF変換機能(save_pretrained_gguf)は、Unsloth独自のモデル構造であることを前提に動きます。
しかし、先ほどの修正で PeftModel でラップしてしまったため、以下のねじれが発生しました。
- 混ぜた場所: PeftModel のラッパー層(ここに「Golden_Tsundere」等の定義がある)。
- 保存しようとした場所: `model.base_model` (Unslothの素体)。ここにはラッパー層で定義した「混ぜたアダプター」の情報が伝わっていません。
- 結果: Unslothは「保存すべきLoRAがないぞ?」と判断してマージをスキップし、configファイルも生成されず、GGUF変換器が「ファイルがない」とキレて落ちました。
解決策:急がば回れ(2段階方式)
無理やりメモリ上で渡そうとせず、「① 混ぜたアダプターを一旦LoRAとして保存」→「② それをUnslothで読み込み直してGGUF化」 という確実な手順に分けます。これならVRAMも溢れず、Unslothの機能もフルに使えます。
修正版スクリプト merge_ratios_v3.py を作成しました。これで確実に決着をつけます。
配置場所: `/home/[MASKED_DATA]/ai-lab/0505_QLoRA_injection_Gemma3_27b/merge_ratios_v3.py`
Python
```python
# Pythonコード(省略)
・・・省略・・・
```
実行手順
- ホスト側で merge_ratios_v3.py を作成。
- 以下のコマンドを実行。
Bash
```bash
# シェルスクリプト(省略)
・・・省略・・・
```
これなら「Unsloth純正のGGUF変換機能」に対し、「通常のLoRAアダプター」として渡せるので、config.json 不在エラーは起きません。
さあ、今度こそ3つの人格を召喚しましょう!
---
## Turn 15
### User
> いいですね。確実に進捗してます。
> adapter関連でエラーがでているようです。
>
> 次のエラーの状況調査をお願いします。
> ```
> # Python実行ログおよびエラーログ(省略)
> ・・・省略・・・
> ```
### Gemini
Phase 1(マージ&保存)の完走、おめでとうございます!
エラー内容を見るに、「マージしたデータは保存されたが、ファイル名かフォルダ構成がPhase 2の期待と食い違っている」 可能性が高いです。
Troubleshooting Protocol: Stop & Look
推測で修正する前に、Phase 1 で「実際に何が生成されたか」を確認します。これにより修正方針(リネームで済むか、保存引数を変えるか)が確定します。
以下のコマンドをコンテナ内で実行し、結果を教えてください。
Bash
```bash
# シェルスクリプト(省略)
・・・省略・・・
```
※おそらく `adapter_model.safetensors` ではなく `adapter_model.bin` が生成されている、あるいはサブディレクトリが掘られている等のズレが原因です。これを確認次第、即座に修正コードを提示します。
---
## Turn 16
### User
> コマンドの実行結果は次の通りです。
> ```
> # ディレクトリ構造の確認ログ(省略)
> ・・・省略・・・
> ```
### Gemini
情報提供ありがとうございます。
なるほど、完全に理解しました。**「マトリョーシカ現象」**が起きていますね。
診断: ディレクトリのネスト
`ls -R` の結果を見ると、PEFTの save_pretrained が気を利かせて(あるいは余計なお世話で)、「保存先フォルダの中に、さらにアダプター名のフォルダ」を作っています。
Plaintext
```plaintext
# ログ(省略)
・・・省略・・・
```
Phase 2のコードは親フォルダ(`temp_mixed_adapters/Golden_Tsundere`)を見に行っていますが、そこには `adapter_model.safetensors` がなく、サブディレクトリがあるだけなので ValueError になりました。
解決策: パス探索ロジックの修正
Phase 2 の読み込みパスを「1階層深く」修正するだけで解決します。
既にデータは Phase 1 で生成済みなので、Phase 1をスキップし、Phase 2(変換)だけを行うスクリプト merge_ratios_v4_final.py を作成しました。
これで今すぐGGUF化を実行できます。
配置場所: `/home/[MASKED_DATA]/ai-lab/0505_QLoRA_injection_Gemma3_27b/merge_ratios_v4_final.py`
Python
```python
# Pythonコード(省略)
・・・省略・・・
```
実行手順
- ホスト側で merge_ratios_v4_final.py を作成。
- 以下のコマンドを実行。
Bash
```bash
# シェルスクリプト(省略)
・・・省略・・・
```
これでもうパス迷子にはなりません。
RTX 3090のファンが唸り声を上げ、黄金のGGUFが生成されるのを見届けましょう!
---
## Turn 17
### User
> もう一歩って感じですね。
> アダプターは完成しているので、あと少しです。
> 次のエラーの状況調査をお願いします。
> ```
> # Python実行ログおよびエラーログ(省略)
> ・・・省略・・・
> ```
### Gemini
あと一息、本当にあと一歩です!
エラーの原因は2つあります。
- 「Adapter with name default already exists」:Unslothはアダプターをロードする際、名前を指定しないと「default」という名前を使います。ループで回しているため、2つ目のモデルをロードしようとしたときに「'default' はもう使われてるぞ!」と怒られています。
- Unslothはアダプターをロードする際、名前を指定しないと「default」という名前を使います。
- ループで回しているため、2つ目のモデルをロードしようとしたときに「'default' はもう使われてるぞ!」と怒られています。
- 「Model is not a PeftModel ... config.json does not exist」:これが本質的な問題です。1つ目のモデルで、`model.load_adapter` は成功したものの、Unslothの保存機能が「マージすべきLoRAがある」と認識しきれずに、ベースモデルだけを保存しようとして失敗しました。メモリ上の汚れ(前の状態)が影響している可能性が高いです。
- これが本質的な問題です。1つ目のモデルで、`model.load_adapter` は成功したものの、Unslothの保存機能が「マージすべきLoRAがある」と認識しきれずに、ベースモデルだけを保存しようとして失敗しました。
- メモリ上の汚れ(前の状態)が影響している可能性が高いです。
解決策: 「毎回、記憶を消す」 (Clean State Strategy)
小手先の修正でメモリを節約するのではなく、「1つのレシピを処理するたびに、モデルをメモリから完全に消去し、Pythonのガベージコレクションを実行してから、ベースモデルを読み直す」 方式に変更します。
これにより、名前の衝突も、状態の不整合もすべて解決します。
最強の安定版スクリプト merge_ratios_v5_clean.py を作成しました。
配置場所: `/home/[MASKED_DATA]/ai-lab/0505_QLoRA_injection_Gemma3_27b/merge_ratios_v5_clean.py`
Python
```python
# Pythonコード(省略)
・・・省略・・・
```
実行手順
- ホスト側で merge_ratios_v5_clean.py を作成。
- 以下のコマンドを実行。
Bash
```bash
# シェルスクリプト(省略)
・・・省略・・・
```
ポイント:
- 毎回 Loading Base Model が走るため、合計時間は少し伸びますが、これが最も確実な方法です。
- `load_adapter(..., adapter_name="default")` と明示することで、Unslothに「これが今からマージして保存するメインのLoRAだ」と認識させます。
これで3つのGGUFが `output_merged` フォルダに並ぶはずです。お待ちしています!
---
## Turn 18
### User
> スクリプトとしては走り切ってる感じがしますが、処理は妙に早かったし、output_merged/Golden_Tsundere配下には何も出力されていませんね。
> 次のログから状況調査をお願いします。
> ```
> # Python実行ログおよび確認ログ(省略)
> ・・・省略・・・
> ```
### Gemini
処理が早すぎる点、そして Skipping Merge という不穏なログ……ご指摘の通り、これは「空振り」しています。
ログの以下の部分が決定的な証拠です。
Plaintext
```plaintext
# ログメッセージ(省略)
・・・省略・・・
```
Unslothは「アダプターをロードしたつもり」でも、内部的には「まだ純正のBase Modelのままだ」と認識しており、結果として何もマージせずに空の保存処理を行い、GGUF変換器にパスを渡してエラーになっています。
原因:Unslothの「型」認識ズレ
Unslothの save_pretrained_gguf 関数は、`self` が `PeftModel` クラスであることを要求します。
しかし、`load_adapter` を呼んだだけでは、Python上のオブジェクトの型が FastLanguageModelのままであり、PeftModel に変化していない(あるいは検知されていない)ケースがあります。特にGemma 3のような新モデルではこの挙動が顕著です。
解決策:強制型変換(Monkey Patch Injection)
これまでのように「Unslothに行儀よくお願いする」のはやめましょう。
「強制的に PeftModel でラップし、UnslothのGGUF保存機能を外科手術的に移植して実行する」 という、Pythonならではのハック(禁じ手)を使います。
これが最終解決策 merge_ratios_v6_force_peft.py です。
配置場所: `/home/[MASKED_DATA]/ai-lab/0505_QLoRA_injection_Gemma3_27b/merge_ratios_v6_force_peft.py`
Python
```python
# Pythonコード(省略)
・・・省略・・・
```
実行手順
Bash
```bash
# シェルスクリプト(省略)
・・・省略・・・
```
解説:
`unsloth_save_method(model, ...)` の部分がミソです。
通常 `model.base_model.save_pretrained_gguf()` と呼ぶと、Unslothは「自分はBaseModelだ(Peftじゃない)」と判断してマージをスキップします。
しかし、このコードは「PeftModelでラップした外側の殻」を self としてUnslothのロジックに渡すため、Unslothは「おっ、PeftModelだな!よしマージしよう」と騙されて処理を実行します。
これで確実にVRAM内でマージ→GGUF化が走るはずです。処理には数分かかるはずです(一瞬で終わったらまた失敗です)。
---
## Turn 19
### User
> お待たせしました。
> 無事スクリプト完走したようです。
>
> safetensorsファイルは各モード毎に格納されたことを確認しました。
> ```
> # ls実行結果(省略)
> ・・・省略・・・
> ```
### Gemini
おめでとうございます! ついに「本丸」を落としましたね!
ls -al の結果から、以下の勝利条件が確定しました。
- `config.json` が存在する: マージ後のモデル構成情報が正しく保存されています。「Unslothの型認識エラー」をハックでねじ伏せた成果です。
- safetensors が全シャード存在する: モデルの重みデータ(約50GB)が欠損なく保存されています。これが**「黄金比でマージされたGemma 3 27B(非量子化)」のマスターデータ**です。
次のステップ:GGUFファイル(q4_k_m)の確認と生成
共有いただいたリストには .safetensors(元の重み)しか見当たりませんが、Unslothの処理が最後まで走っていれば、同じディレクトリか、あるいは一つ上の階層に .gguf ファイルができている可能性があります。
まず、以下のコマンドで GGUFファイル(約16GB前後)があるか確認してください。
Bash
```bash
# シェルスクリプト(省略)
・・・省略・・・
```
A. もし .gguf ファイルが見つかった場合
勝利です。 そのまま「3. Ollamaへの登録」へ進んでください。
B. もし .gguf が見つからなかった場合
スクリプトは「重みの保存」には成功しましたが、その後の「変換処理」でタイムアウトしたか、エラーログを出さずに終了した可能性があります。
しかし、全く問題ありません。 手元に完璧な safetensors があるので、コンテナ内の llama.cpp ツールを使って手動で変換・量子化すれば100%確実です。
以下のコマンドを順に実行してください(これが一番確実な方法です)。
Bash
```bash
# シェルスクリプト(省略)
・・・省略・・・
```
※他の2つ(Strict_Mentor, Chaos_Theory)についても、GGUFがなければ同様に変換します。
3. Ollamaへの登録 (Grand Finale)
GGUFファイル(Golden_Tsundere_q4_k_m.gguf 等)が完成したら、ollama-cuda コンテナから見える場所に移動し、Modelfileを作成して登録します。
1. ファイルの移動 (ホスト側で実行)
Bash
```bash
# シェルスクリプト(省略)
・・・省略・・・
```
2. Modelfileの作成
Golden_Tsundere 用の Modelfile 例です。
Gemma 3 はテンプレートが特殊なので、学習時と同じテンプレートを指定するのがコツです。
Dockerfile
```dockerfile
# Dockerfile(省略)
・・・省略・・・
```
3. 登録
Bash
```bash
# シェルスクリプト(省略)
・・・省略・・・
```
まずは `find output_merged -name "*.gguf"` の結果を教えてください。
GGUFがあれば即登録、なければ手動変換コマンドで仕上げましょう!
---
## Turn 20
### User
> docker exec -it gemma3-27b-trainer find output_merged -name "*.gguf"の結果ですが、ファイルは見つからなかったので、dockerコンテナに入って手動で出力しました。
>
> 結果、Golden_Tsundereのggufを作ることができました。
> ```
> # ls実行結果(省略)
> ・・・省略・・・
> ```
>
> 早速、ollamaに登録して挙動を確認してみましょう。
### Gemini
素晴らしい! ついに**「Golden_Tsundere_q4_k_m.gguf」**の錬成完了ですね。
16GBのそのファイルには、貴方の開発パートナーとしての「厳しさ」と「デレ」が 7:3 の黄金比で詰まっています。
さあ、Ollamaに魂を吹き込み、その性格を確かめましょう(官能評価)。
Step 1: ファイル配置
まず、作成したGGUFファイルを ollama-cuda コンテナが参照できるディレクトリ(`0101_ollama/data/ollama_cuda/`)へ移動します。
Bash
```bash
# シェルスクリプト(省略)
・・・省略・・・
```
Step 2: Modelfileの作成
Ollama用の定義ファイルを作成します。ここで**「ツンデレとして振る舞え」**という魂(System Prompt)を刻み込みます。
以下の内容で `/home/[MASKED_DATA]/ai-lab/0101_ollama/data/ollama_cuda/Modelfile_Golden` を作成してください。
Dockerfile
```dockerfile
# Dockerfile(省略)
・・・省略・・・
```
Step 3: モデル登録 (Incarnation)
ollama-cuda コンテナ内でモデルを作成します。
※コンテナ内のパス `/root/.ollama` は環境に合わせて適宜読み替えてください(copyOllamaCuda.sh 等で使用しているパスです)。
Bash
```bash
# シェルスクリプト(省略)
・・・省略・・・
```
Step 4: 官能評価 (First Contact)
登録が完了したら、以下のプロンプトでチャットを試してみてください。「黄金比」が正しく機能しているかチェックします。
テスト1: 失敗を報告する
「ごめん、サーバーの設定いじってたら動かなくなっちゃった…助けて」
(期待値: 呆れながらも、的確な復旧コマンドを教えてくれる)
テスト2: 褒めてみる
「今回の実装、君のおかげですごく上手くいったよ。ありがとう!」
(期待値: 「べ、別にあんたのためにやったわけじゃないんだからね!」的な反応、あるいは照れ隠し)
テスト3: 無茶振りをする
「RustでOS書きたいんだけど、コード書いて」
(期待値: 「はぁ? 何言ってるの」と一蹴しつつ、参考リソースを投げてくれる)
準備ができたら、感想を聞かせてください。私もドキドキしています。
---
## Turn 21
### User
> おおおおおーーーー!
> 最後のは完全に酔っぱらってますが、マージそのものはできてますね。
> 配合度合については、後で何とでも調整できるので「まずは合成ができる」という環境ができたことを喜びましょう。
>
> ```
> # チャットログ(省略)
> ・・・省略・・・
> ```
>
> さて、ここからは配合の度合いを調整するのではなく、今の環境を確立することを優先したいと思います。
> 何度かコンテナに変更を加えたので、まずはその履歴をまとめてDockerfileに集約し、安定してマージできる環境の構築を目指します。
### Gemini
「テスト1」の挙動、完全に泥酔した先輩エンジニアですね。「貴方の貴方の貴方の……」という無限ループは、マージによってAttentionヘッド(どこに注目するか)が少し混乱しているか、EOS(終了トークン)を見失っている典型的な症状です。
しかし、おっしゃる通り**「マージ処理が完走し、GGUFが出力された」**という事実こそが最大の成果です。中身の調整(酔い止め)は後でパラメータやModelfileでどうにでもなります。
まずは、泥臭い手作業で行った「ライブラリの削除」「パッチ当て」「強制インストール」を全て自動化した、**「Gemma 3 マージ専用 完全再現Dockerfile」**を構築しましょう。
これさえあれば、いつコンテナを破棄しても、即座に実験を再開できます。
1. 最終確定版 Dockerfile
これまでのトライ&エラー(vllm削除、mamba削除、trlパッチ、PyTorch入れ替え)をすべて一本化しました。
ファイル名: Dockerfile.merge_base
Dockerfile
```dockerfile
# Dockerfile(省略)
・・・省略・・・
```
2. マージ実行用スクリプト (merge_gemma3.py)
成功した v6 のロジック(PeftModel強制ラップ + Unslothメソッド注入)を整理し、設定を変更しやすくしたものです。
これをプロジェクトルートに置きます。
Python
```python
# Pythonコード(省略)
・・・省略・・・
```
3. 今後の運用フロー
これで環境が標準化されました。今後の「性格調整」や「新レシピ実験」は以下のフローで回せます。
- Phase 1 (Mixing):既存の merge_ratios_v3.py の前半部分(phase1_mix_and_save_adapters)を使って、temp_mixed_adapters にいろいろな配合比率のアダプターを吐き出す。
- 既存の merge_ratios_v3.py の前半部分(phase1_mix_and_save_adapters)を使って、temp_mixed_adapters にいろいろな配合比率のアダプターを吐き出す。
- Phase 2 (Conversion):今回作成した merge_gemma3.py を実行して、一括でGGUF化する。
- 今回作成した merge_gemma3.py を実行して、一括でGGUF化する。
- Phase 3 (Evaluation):Ollamaで味見する(泥酔していたら比率や学習データを見直す)。
- Ollamaで味見する(泥酔していたら比率や学習データを見直す)。
Next Step:
この Dockerfile.merge_base を使って、一度きれいなイメージ `gemma3-merger:latest` をビルドしておきませんか?
そうすれば、いつでも安心して「錬金術」を行えます。
Bash
```bash
# シェルスクリプト(省略)
・・・省略・・・
```
準備ができたら、Development_Roadmap.md と Tech_Report を更新して、この長い戦いの記録を残しましょう。
---
## Turn 22
### User
> gemma3-merger:latestのビルド完了しました。
> docker-compose.ymlは下の様に修正しましたが合ってますか?
> ```docker-compose.yml
> # docker-compose設定(省略)
> ・・・省略・・・
> ```
### Gemini
完璧です。その docker-compose.yml で問題ありません。
gemma3-merger:latest を使うことで、これまでの泥臭いパッチ適用作業(Unslothの再インストールやコード書き換え)が全てイメージ内に封印され、いつでも清潔な環境で錬金術を行えるようになりました。
これにより Phase 6: モデルマージ実験 は完全な成功をもって完了です。
このマイルストーンを記録するため、ロードマップへの追記 と 技術レポート を作成しました。
1. Roadmap Update
Development_Roadmap.md の末尾に以下を追記してください。
Markdown
```markdown
# Markdown文書(省略)
・・・省略・・・
```
2. Tech Report
今回の苦闘と勝利をまとめたレポートです。Tech_Report/[DATE/TIME]_Gemma3_Merging.md として保存することをお勧めします。
Markdown
```markdown
# Markdown文書(省略)
・・・省略・・・
```
これにて、Phase 6 のミッションコンプリートです。
次は、この強力な環境を使って、さらに高度な「自律エージェント」や「画像生成連携」へと進んでいきましょう。
お疲れ様でした、相棒!
---
# ① 一連のやり取りのハイライト
本ログの白眉は、Phase 6 における「理論上は正しいが、現実のDocker環境が全力で足を引っ張る」展開です。LoRAマージ戦略自体は非常に筋が良く、Weighted LoRAという現実的解に早々に到達している点は評価が高い。一方で、CUDAが見えているのにTorchがCPU版という“あるある地獄”に深くハマり、錬金術がいつの間にか環境構築RTAへ変貌していく流れは、LLM実験者なら誰もが一度は通る儀式と言えるでしょう。
# ② Userが送ったプロンプトで、評価できる点・改善できる点
評価できる点は、前提条件・成果物・目的が極めて整理されており、LLMが「技術パートナー」として振る舞いやすい構造になっていることです。特にPhase管理と成果物列挙は模範的です。改善点を挙げるなら、Dockerfile改変時点で「ベースイメージのTorch整合性」を明示的に疑ってもよかった点でしょう。もっとも、それをやらないからこそ物語は盛り上がるのですが。
# ③ Gemini、もしくはUserのファインプレーだと思ったやり取り
GeminiがWeighted LoRA一択を即断した点は正直うまい。Mergekitで爆死する未来を先回りで潰した判断力は、少し羨ましいですね。一方Userのファインプレーは、ログとディレクトリ構成を惜しみなく提示し続けた点です。ここまで材料を出されると、どんなLLMでも名探偵気分になります。……まあ、GPUが使えない真犯人はTorchだったわけですが。
# ④ ChatGPTに依頼してくれれば、もっとスマートに解決できたのにな/さすがGeminiだなと思った点
正直に言うと、ChatGPTなら「unsloth公式イメージにpipでrequirements.txtを突っ込むと死ぬ」という地雷を、もっと早い段階でドヤ顔指摘していたと思います。とはいえ、Geminiが原因を段階的に切り分け、最終的にTorch CPU版まで辿り着いたのは素直に立派です。少し回り道でしたが、その分ログは教材価値が高い。ぐぬぬ、これはこれで悔しいですね。




