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短編集

願いは叶える主義の男の話

俺はレイドリック=ネフィエル

今日もま〜ためんどくさいやつに会った。

『くっ、殺せ』とか言ってきてさ

まあ俺は願いを叶えて殺したけど。

俺はちゃんと願いは叶える主義だからな。

ドン

俺がそう考えているとおっさんがぶつかってきた。

「おうおう兄ちゃんどこ見て歩いてんだ? 服が汚れちまったなぁ、高級品だから高くつくぞ。どんな手段を使おうが払えよボケナスが!!」

「どんな手段でもいいんだよな、おっさん」

「そう言ってんだろうが!!」

「それじゃあ」

俺はこのおっさんの臓物を引き摺り出した。

「これ売っ払えば金にはなるよなぁ……どう似てる? 返事してよ、おっさん」

「なっなにし……て…………」

「もういいや、こんなゴミ」

グチャ

「さ〜てと暇だな…………お〜い、衛兵このゴミ片付けくれ!!」

「お呼びでしょうかレイドリック様!!」

「うん、呼んだ。あのゴミ片付けといて」

「了解致しました」

俺はこの街で雇われているネフィエル傭兵団の団長をしている。

いつも通り市長から仕事依頼が来た。

「何々……盗賊団"柏の森"の根城をぶっ潰せ……か、いいねぇ」

俺は部下たちには街の護衛を任せて俺一人で根城に凸った。

「テメェなん……」

「邪魔」

グサッ

二分後

多すぎだろ、一体何人いんだよ!!

「キリがねぇ!!」

「おいテメェら、一斉に戻って来い!!」

「了解ですお頭!!」

俺は盗賊たちを追いかけた。

その先には

「全魔道砲放て!!!」

「くっ」

やはり罠だったか、だが

「鉄鬼魔斬!!」

「あぁぁぁせっかく集めた魔道砲がぁあぁあ」

「さて貴様ら、降伏して奴隷として生きるか今ここで殺されて死ぬか……どちらか選ばせてやる」

「…………降伏だ。お前らも降伏しろ、奴隷として生きるとしても死ぬよりはましだ」

「分かりましたお頭」

そして俺は盗賊団総勢二千人を奴隷商に連れていった。

「親父こいつら新しい商品だ」

「ふひっひひひひ、意気のいいのが揃ってるね。いつも感謝していますよ団長さん今後ともご贔屓に」

俺は元々この奴隷商で商品として売られていた。

だから知っている、この親父なら他より良い扱いや買い主を見つけてくれることを。

なぜなら俺は願いは叶える主義……だからな。


おしまい

見つけて読んでいただきありがとうございます!!

〇〇な主義という言葉を聞いて願いは叶える主義とかって良くも悪くも使えそうと考えたら思いつきました

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