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ファンタジー·オンライン編

 小さな身体と透明な4枚の羽。両肩を大胆に出したシルクのワンピースとエルフのような先の尖った耳が特徴的な、物語に出てくる「妖精」の姿そのものであった。

「妖精に見えてくれているのなら嬉しいわ」

 妖精は始めにそう答えると言葉を続ける。

「私はこのゲームのナビゲーターを務めているNPCで、《フェアリー》って言うの。よろしくね!」

 そう自己紹介すると、フェアリーは明るい笑みを見せてくれた。

 その笑顔や仕種や存在感等、感嘆する所は多々あれど、驚いたのは《会話》のタイムラグの無さと応対力の柔軟性だった。

 元から設定されている台詞を話すのではなく、相手の反応等を見ながら言葉を選び、表情さえも変えて行く。

 正に《生きている》と言っても過言ではないくらい彼女の確かな存在感を迅は感じ取っていた。

 一体、どのくらい優秀なAIを積んでいるのか? このゲームの技術力の高さを改めて垣間見た迅であった。

「それじゃ、早速だけど貴方の《人物設定》から始めて行くね?」

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