39/39
ファンタジー·オンライン編
「………」
アルトは一旦物陰へと隠れる事を選択し、様子を窺った。
篝火が焚かれた遺跡。どうやら宴をしているようで、その喧騒が遠くに居る此処にまで聞こえて来ている。
(此処に来るまで10人くらい倒して来たから残りは半数程度のはず。……様子を見るに手下が減った事にも気付いていない見たいだし)
けれどもそれも時間の問題だろうと言う事もアルトは理解していた。
時間を置けば置く程その事実に気付く可能性が高くなり、危険も大きくなる。だからこそ迅速に行動しなければならない。アルトは早速隠密行動を開始した。
敵の目を潜り抜け、倒すのも支障の無い範囲で行って地下を目指す。
「………」
程なくして遺跡の地下へと行き着いた。地下部分は元からあった空洞等に鉄柵を取り付けた仕様のようで、簡易な牢が六つ存在していた。




