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ファンタジー/異世界もの

現実はそんなに甘くない

作者: 記紀

俺の名は佐藤健、有能な人間だ。

それなのに社会は有能な俺をちっとも分かってくれない。

俺は生まれる世界を間違えたのだ。

俺という有能な人間は異世界でチート能力で無双し、かわいい女の子達のハーレムを作りキャッキャウフフするのが筋のはずだ。

「建、ご飯よ〜」

「うるせえよクソババア話しかけてくるなって何回もいったはずだ。」


そうむしゃくしゃしながら俺はクソババアに怒鳴った。

「ここにおいておくわ。」

階段を降りていく音がした。

「おっ今日は豪華じゃないかケーキにピザに、寿司。」

そして食べていくごとに段々と眠くなってあれ?


ここはどこだ。

気がつくとそこは神秘的という言葉似合いそうな森が広がっていた。

もしや異世界転生、俺が望んでいた世界じゃないか。では手始めに

「ステータス」


ステータス


名前:佐藤健(さとうたけし)

年齢:25歳

誕生日:4月1日

職業:無職

レベル:1

スキル:なし

HP:28/28

MP:0/0


「はぁ〜なんでチートスキルどころかスキル自体がないんだよ。

異世界転生したらチートスキルで無双してムチムチ美女のイチャイチャハーレム作るのが常識だろ。

なんで、こんなゴミステータスなんだよ。」

そうぶつくさ文句を言っていると背後から獣が襲ってきた。

しかし健は気付かなかった。

健は獣に背後から襲われ抵抗する暇もないまま殺され、獣に食べられてしまった。








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― 新着の感想 ―
そうそう、こんな人間はこんな結末こそが相応しい。 ちゃんと異世界の獣さんの養分に成れて、偉い。 そして、佐藤母よ。最後の晩餐を豪勢にしたり、直毒ではなく睡眠薬が先って辺りに、葛藤が見てとれますね。 …
タイトル通りの現実だ……。これを見ると異世界なんて行きたくなくなるよね。職業無職って笑。こいつにスバルの能力与えたらどうなるんだろ?
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