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第四話「新天地」

化け物の一匹が飛びかかってきた、これにて僕の人生は終了だと思った。

その時

「パァン!」

一発のけたたましい銃声が響き僕に飛びかかってきた化け物は頭から血を流して地面に這いつくばっていた。

それから間もなくして武装した数名の男が周囲の化け物を射殺しながらこちらへ向かってきた。

恐らく追い剥ぎだろう、だがこういう時冷静に対処できないのが人間だ。

「追い剝ぎだぁぁぁぁ!!!!殺される!殺される!」

僕は必死になって叫んだ。

「お、おい落ち着け」

先頭に立っていた男が僕を静止する

「そもそも追い剝ぎだなんて失礼だぞ…」

「す、すいません…」

「それにしてもまさか生存者がいたとは…」

「僕は生存者がいるシェルターを探しに来ました、あなた達は?」

「まぁ、生存者の保護ってところだ。どうだ?来るか?」

「ぜ、是非!」

「それじゃぁ決まりだ!さっそくついて来てくれ」

しばらく歩くと開けた場所に数件のプレハブ小屋が見られその中央には線路があり奥へと続いてた。

「ここはベースキャンプといったところだ、ここから首都の奥州特別市まで電車で4時間くらいだな」

「おいタット、なんだか怪しい気がするニャ…」

タールは僕に耳打ちをした

「なんで?いい人たちじゃん」

「そうニャンだけど...どうも吾輩は嫌な予感しかしないのニャ…」

「おーい、何してるんだ?電車がもうじき来るぞー」

「だって、行こっか」

「ニャー…」

・・・4時間後・・・

「凄い...」

駅を出て僕はこの街を見渡すと唖然としていた。

多くのビルが立ち並び人々が活発に動いている。

「駅の中だけでも凄かったのに…」

「ニャッ!?あ、あれは…!」

「タ、タール!?どうしたんだよ!?」

タールを追いかけるとそこには自然豊かでとても公園があった。

その中央には長い髭をして白衣を着た老人の像が建っていた。

「博士!?」

「え!?あの人が!?」

「吾輩の目は絶対に間違えないニャ!」

「あぁ、あのお方は優秀な遺伝学者宮田和夫氏でなこの国の再興に大きく貢献した人物なんだぞ」

「へ~」

「流石博士だニャ!」

「そうだ!君の住民票を作らなくては...!急いで役所に行こう!」

「あ~博士~!」

「今度博士が一般人参加可能の講義があるから来るといいよ」

「本当かニャ!?わーい!博士に会えるニャ~!」

「そういえば博士がこの国の再興に大きく貢献したって言ってましたけどどういうことですか?」

「あぁ、この街がここまで栄えるようになったのは最近なんだ、ざっと3年前くらいだな」

「3年でここまで!?」

「こんな寒くて内陸の地域なもんで政府を設置しても人が集まりにくかったんだ、だが博士が来ると画期的な技術でインフラを整え生き残りが集まりやすくなったんだ」

「その画期的な技術って何ですか?」

「あぁ、その名は…と役所に着いたなこの話は後だ」

丁度いいところで終わってしまった。

なんともどかしいのだろうか。

「とりあえず窓口に行こう、俺も同行するよ」

名前などの様々な情報を記入し役員からの質問に応えたり...住民票を取得するには3時間ほどかかった。

「こちらが住民票になります」

役員から僕の住民票が渡された

『F・TAT17760704』

同行してくれた彼の話によると苗字の頭文字と名前のアルファベット表記とランダムに選定される8桁の番号で構成されているようだ。

「住民票を取れたはいいものの...住む場所が…」

「そこは安心してくれ、住民票を発行すると自動で住む場所が充てられるんだ住所は裏に書いてあるぞ」

「えぇと...『衣川地区21番アパート809号室』って所か…それにしても...この大荷物どうしよ…」

「リヤカーに乗せるレベルの量だからな…家に着いたら仕分けして処分しよう」

「そうだね、行こう」

「ニャ~」

こうして僕は新天地に着いた。

ここから新たな生活が始まると思うと心が躍る。

これからどうしようか。

久しぶりの終猫ですわ~、だいぶ今後の展開もまとまってきたところでして…それでもやはり物語に自信が持てず…コメントで批評やアドバイスをお待ちしております!今後の参考にしたいので是非お願いします!それでは!

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